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2019年06月08日(土)

竜の学校は山の上 



著者:九井 諒子
発売日: 2011/3/30

評価〔B+〕 どの世界も味があります。
キーワード:短編集、オカルト、ファンタジー、現代、

「違った方向から竜を生かす方法を私たちと一緒に考えてみないか?」(本文より抜粋)


現実の中に適度にファンタジーが入り込んでいる物語が目立つ短編集です。公表済み7編と描き下ろし2編の9つが収録されています。

「ダンジョン飯」の著者の短編集ということで手に取りました。完全にファンタジーの世界もありますが、現実感が損なわれない程度にフィクションが混じった数々の話が個性的で面白いです。大笑いしたりタブーを取り上げたりのめり込んだりと強い印象はあまりないものの、読み終わった後ちょっと良いなと思ったり自分に当てはめて考えてしまったりする良さがあります。

序盤の短編の重い雰囲気よりも、終盤のゆるい空気ですが独特の味が出ている短編のほうが好みです。馬人間と猿人間が共存する「現代神話」や、竜が存在する現代日本の「竜の上の学校は山の上」が気に入っています。後者に登場する部長のカノハシさんは格好良いです。最後の彼の疑問に対する答えが印象深い。

著者の違う短編集にも興味がわきました。

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[ 2019/06/08 21:46 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

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