 
| 著者:土橋 真二郎 発売日: 2010/10/23
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評価〔B+〕 まだまだ序盤なので何とも。キーワード:ホラー、囚人のジレンマ、学園、
そこから本格的なゲームが開幕するのだ。今までの出来事はまるでプロローグに思えるほど、ゲームは残酷なものとなる。(7 投票連鎖より抜粋)
過酷で理不尽なゲームは続きます。
主人公たちの心境や関係の変化は理解できますし、篠原とレイの秘密もちょっと意外で驚きました。少しずつ明らかになる隠されたルールや某が思いついたゲームの恐ろしい最終形態も良かったです。よく考えたら誰か他の生徒がもっと早く思いついてもおかしくない方法ですよね。著者が見せたかったものがようやく見えてきました。上巻を読んだ時は人数が多すぎるのではと思っていましたけど、ここにきて人の多さに意味が出てきました。
上巻同様、少々冗長さは残っています。主要人物以外の主体性のなさ、よく言えば大人しい言動は多少の違和感があります。もう少し混乱がありそうなものだけど、実際に危機に直面したらあのような反応になるのかもしれません。判断できないなあ。
下巻は事態が大きく動くでしょう。どのような結末となるのか。
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