2009年11月21日(土)

コスプレ幽霊 紅蓮女 

コスプレ幽霊 紅蓮女(ぐれんオンナ) (宝島社文庫 603)コスプレ幽霊 紅蓮女(ぐれんオンナ) (宝島社文庫 603)
著者:上甲 宣之
出版:宝島社
発行:2008/01/11

評価〔B+〕 紅蓮女は最強のバケモノだ
キーワード:コスプレ、都市伝説

実は、幽霊のコスプレをして深夜に出歩いては、通行人を怖がらせるのが大好きな女である。(本文より抜粋)


人と接するのが苦手で、職場の小学校でもプライベートでもパッとしない教師・辺倉史代が、夜な夜な変装し人を驚かせて楽しむ、一風変わった設定の小説です。表紙を見ても裏表紙のあらすじを読んでも、内容が予想できないところがインパクトがあり、一体どのような話なんだと好奇心を抱きました。

紅蓮女は、史代が人を驚かせるためだけに生み出した想像上のバケモノ、都市伝説です。ただ単にびっくりさせるのでは満足しない彼女が、紅蓮女に現実味を持たせるために並々ならぬ労力を惜しまないのを見ていると、それはもはや生きがいと言っても過言ではありません。そんな彼女が様々な事件に立ち向かいます。特に陰気なストーリーではありません。意外に明るく、怖かったり笑えたり切なかったりします。

困難な状況に陥った時、史代が「紅蓮女は最強のバケモノで、脅かすことはあっても悲鳴をあげることは許されない」と自分を鼓舞する姿は格好良くもあり、面白くもあって良い感じです。日常ではさえない彼女が、衣装を纏って変身している時だけ精神的に強くなれるのは、どことなく納得できるような気がします。4話あるうちでお気に入りは第2夜で、みきてぃの”黒ずくめ”の話はなかなか。

紅蓮女がマッチ利用して繰り出す独自の驚かせ技は、まるで漫画のようですが、この本って確か実写でドラマ化されてるんだよね。どんな感じなんでしょうか。機会があればドラマも見てみたいです。



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[ 2009/11/21 20:45 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

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