2009年11月11日(水)

デジタルネイティブ―次代を変える若者たちの肖像 

デジタルネイティブ―次代を変える若者たちの肖像 (生活人新書)デジタルネイティブ―次代を変える若者たちの肖像 (生活人新書)
著者:三村 忠史倉又 俊夫
出版:日本放送出版協会
発行:2009/01

評価〔C+〕 ネットの申し子世代たち
キーワード:インターネット、社会、世代、

もし、近藤さんたちのようにインターネットを水や空気のように感じ、当たり前に使いこなす子供たちが、どんどん社会進出を始めたら、決して負の側面だけでなく、正の側面でも社会を変えていくのではないだろうか。(本文により抜粋)


パソコンやインターネットを意識せず使いこなし、新しい価値観や意見を持つとされる「デジタルネイティブ」について書かれた本です。この本は、NHKで取材・放映された特別番組の書籍化したものです。ネットに明るいとは言えない著者が取材しているので、あまりネットに詳しくない人でも読むことができると思います。

13歳でCEOになったアメリカの少年や「はてな」の社長である近藤氏、社会問題に取り組むアフリカの青年を取り上げ、ネットを介して仕事をこなしたり、SNSを使い自分の世界を広げている例を紹介しています。デジタルネイティブたちの、ネットへの信頼・情報の非独占などの基本的な概念は、あらためて文章化されるとなんだか感心してしまいました。目を引いたのは、大企業を辞めた人たちの、大人数だと何でも妥協と歩み寄りが必要だという意見です。すぐにまとまらないのが弱点なのだ。

おおむね予想していたとおりの内容で、正直、新鮮味や驚きはあまり感じられませんでした。ネイティブとあったので、仕事ができる有能な人ではなく、ごくごく普通の学生が自分の知らないネットの使い方や想像もしなかった生活をしているのかな?と思っていましたので……。期待しすぎたのかもしれませんね。何年か前に出版していれば、違った感想を抱いたかもしれません。

新聞やテレビはネットの悪い点ばかり伝えている感じがしますが、本書はテレビ番組発ですがネットの良い点を伝えようとしているのは好感が持てました。毎日ネットに接しているヘビーユーザーには薦められませんが、ネットはメールをする程度の人には面白いと思うので、ドキュメント番組代わりに読んでみてはいかがでしょうか。




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[ 2009/11/11 22:16 ] 社会・歴史 | TB(0) | CM(0)

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