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2017年06月24日(土)

イシュタム・コード 



著者:川口 祐海
発売日: 2012/10/3

評価〔C〕 終盤をじっくりやって欲しかったです。
キーワード:回顧録、SF、哲学、現代

どういうことなのか、見当がつかなかった。お母さんが戻るなり、オレはこのことを報告した。(03より抜粋)


ひっそりと起きる不気味な社会の変化を、主人公が過去を思い出しながら自分の成長とともに書く、という形式のファンタジック・ミステリー。裏表紙にはファンタジック・ミステリーとありますが、私はサスペンス風SFと解釈しました。

生物学や心理学、哲学とちょこちょこ興味深い会話がされて好みなのですが、本筋が進むのが遅く、ようやく核心に触れたかと思ったら、あっという間に幕が閉じてしまったので物足りなかったです。色々なものをちりばめて、面白くしようとしたのかもしれませんが、どうも散漫に感じられました。

確かにSFなのですが、成長物語や青春もののような感じがします。主人公と友人知人たちの日常の描写のほうが、本筋より多かったので。本筋をじっくり見せてくれれば、読後の印象が違っていたと思うんだけどなぁ。



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[ 2017/06/24 10:48 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

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