2017年05月27日(土)

真夜中のX儀典 3 



著者:馬鈴薯、 山口ミコト
発売日: 2016/2/26

評価〔B+〕 役者はそろったようですが・・・・・・。
キーワード:サスペンス、オカルト、ホラー、

「その中に“真犯人”がいる・・・?」(本文より抜粋)


来月ゆっくり読もうかと思っていたけれど、2巻終盤の答えが早く知りたくて読んでしまいました。

Xの可能性が高い人物を特定しましたが、事件解決には至りませんでした。しかし、新たな関係者が発覚し、その人を追うことになります。ようやく役者がそろってきたといった感じでしょうか。少しずつではありますが情報が増え、次の展開が気になります。

登場人物たちが持つX能力はどれも便利で、能力がなかったとしたらすぐ行き詰ってしまう展開でも、すんなり打破できてしまいます。便利過ぎて物語が破たんしないようにするのが難しそうですが、うまくできていると思います。

浩樹の事件も霧島家の事件も一気に解決へと近づきつつあります。あとがきに、本書を読み終わった時点で推理可能と書かれているので、最終巻を読む前に一度じっくり考えてみませんか? 私も考えてみます。




ネタばれ推理ごっこは続きにて↓


【ここからネタばれ】
2巻の感想では見事推理を外してしまいました。すみませんでした。それなりに自信があったのですが・・・・・・二択なのに当たらないとは恥ずかしい。

今回も懲りずに推理ごっこをします。

1、
さて、まずは祥とぬいぐるみの会話から考えてみます。ネットカフェでの調査で祥が確信した時、ぬいぐるみは「残念だったね」と言っています。これは祥、または彼の周囲の人にとって、犯人は好まざる人であったこと、もしくは浩樹の事件と霧島家の事件の犯人は別人で、Xではなくて残念だったことを示しています。・・・・・・いや、家族殺しの方法と言っていることから、あの発言は霧島家の事件をさしているので、後者は違いますね。前者の好まざる人の可能性が高いです。

2、
登場人物たちの利き手について。1巻で浩樹が肉体交換から帰ってきた時、彼は右手に包丁を持っています。つまり、姉を殺害した犯人とXは別人です。左利きはXと浩樹とヘレンのみで、あとは全員右利きかな? シオンは学校でチョークを右で持っているので右、シオン祖父の新一郎と光宗も右、楓は2巻で能力説明の時、右手でピースをしていました。祥の叔母は2巻を見るとドアをノックしているのが右、祥の妹の愛衣自身は分かりませんでした。

3、
シオンが霧島家で見つけたハサミは、左利き用ですよね? 霧島家に左利きの人間がいたということになります。Xが自分で持ち込んだ可能性もありますけど、調べていたのは容疑者である祥の部屋だと思うので、祥は実は左利きなのではないでしょうか?

4、
次は、X儀式の参加者8人について。浩樹、三九二、祥、病気の老人、新一郎、愛衣(X)、その他2人。劇中では残り2人を深く考えていませんが、この2人こそ重要なのではないでしょうか。


最大のヒントは「浩樹が今までに会ったことのある人」です。厳密に言えば「浩樹と祥の両方が知っている人物」。1巻から3巻まで何回か見直してみたのですが、まだ分かりません。事件が2つあるのが、事態をややこしくしています。犯人も別ですし。

怪しくはないけれど鍵を握っていそうなのが愛衣です。祥は彼女の中に二人いると言いました。普通に考えれば本人とXですが、二重人格の可能性はないでしょうか。これならタイミングよくXが登場するのも頷けます。あ、でも肉体と人格が一致していると、X能力は使えないんでしたっけ。二重人格の場合はどうなんだろう。

愛衣が2巻で「違う誰かになりたい」と言っていたのは、兄と恋愛したいため。兄を好きだと公言していた彼女は、家族から虐待を受けて兄以外の家族を恨むようになり、その願いを叶えるためXが実行した。そこまでは筋が通っているけれど、祥の記憶がないのと彼を犯人に仕立て上げた理由が分かりません。

ここで気になる点をひとつ。関係ないかもしれませんが、Xが愛衣の体の傷を浩樹たちに見せるときに、胸を隠していました。これは漫画的にまずいから、なら分かります。しかし、それ意外に理由があるならば、中に入っていたXも女性だから、と考えるのはどうでしょうか。それなら辻褄が合います。

女性と限定して見直していて、ある可能性に気がつきました。勘ですが、浩樹の姉・由衣自身も事件の容疑者になりうるのではないでしょうか。肉体と人格が一致していれば被害者ですが、誰かと交換していれば人格は死なずにすみます。1巻の浩樹との会話で「だけど絶対男のほうが楽してる!」と断言しています。これは肉体交換をしたことがあるからでは?

彼女の利き腕はどちらか調べてみたのですが、3巻の回想シーンで右手を突き出しているので、おそらく右です。Xではなく、由衣殺害の犯人の可能性があります。

上記の4で参加者のうち2人がまだ不明です。その中の一人が由衣でも不思議ではないと思うんだけどなー。愛衣(X)と浩樹の間に由衣ともう一人が入る。もし、もう一人が愛衣本人の人格だすると、主要人物が全員入ってぴったりですね。Xが愛衣が使っている体、おそらくX本来の肉体に入り、愛衣は由衣に、由衣は浩樹に入る。由衣は浩樹の肉体で由衣の肉体を刺す。あれ? これだと由衣殺害事件は、由衣の肉体と愛衣の人格が死んだことになるけれど、これで合っているのかな? 由衣の人格は自分ではなくXの肉体に戻るのか? 事件後の愛衣はXの演技? いや、祥は人格が2つ入っていると言っているし・・・・・・でも、彼が嘘をついている可能性もあるな。これはもう分かりませんね。

もうひとつ何かヒントがあれば、一気に分かりそうなのですが、これ以上は駄目です。


保留・疑問・問題点
●祥が最近になって言葉を慎むようになった理由は?
大人たちから嫌われて孤立すると、妹が心配するから、かな。これだけだと理由として弱いかな。

●シオンが見つけた証拠の意味は?
分かりません。上記の3で祥が左利きの可能性が出てきたわけですが、彼は家族を愛していて虐待のことを知らなかったので、家族を殺す理由がありません。彼は霧島家事件の犯人=Xではないし、2巻の置手紙から浩樹の姉・由衣殺害の犯人でもありません。

●愛衣が「一番信頼している人間に突然襲われたら人はどんな顔」発言の真意は?
興味があったのは祥ではなく、愛衣本人だったのでは。だからXがその願望を叶えるため、実行したというのはどうかな。

●浩樹のX能力は何?
これが一番あやしいです。劇中では全然触れられていないのが怪しいですけれども、まったく分かりません。


いやー結構考えたのですが分かりません。

【ネタばれここまで】
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[ 2017/05/27 21:42 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

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