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2019年11月29日(金)

コンシェルジュ インペリアル 2 (再読) 



著者:藤栄道彦、いしぜきひでゆき
発売日: 2015/10/20

評価〔B+〕 本当に大変そう。
キーワード:介護、介護士、福祉

「もしも『幸福』を数字として表すことができるなら・・・」(本文より抜粋)


優菜たちが粉骨砕身する介護現場がメインなのですが、ボスを通して経営や業界全体のことも描写されていて興味深いです。どちらか一方だけ描写すると経営者と部下たちの対立になってしまいそうなので、そうならずに協力してなんとかしようとしているのは良いですね。

この物語の目玉である介護ロボットのニックが何でも解決してくれる訳ではありません。新しい介護の形を見せてくれますが、問題解決するのは主に優菜たちです。お仕事漫画よりも優菜の成長物語の面のほうが強いのかもしれません。

暗くなりがちな介護の物語をバランスを上手く保って魅せる漫画にしてあるのはさすがです。個人的に眼鏡の介護士・杉村さんが主役の話が印象深かったです。次も楽しみ。



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[ 2019/11/29 21:22 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2019年11月29日(金)

コンシェルジュ インペリアル 1 (再読) 



著者:藤栄道彦、いしぜきひでゆき
発売日: 2015/4/20

評価〔B+〕 重くなり過ぎない雰囲気が良いです。
キーワード:介護、介護士、福祉

「あなたのために、私に何かできることはありませんか?」(第1話より抜粋)


コンシェルジュが活躍するシリーズの第3弾、テーマは介護です。

高齢化社会によって身近になった介護施設や認知症ですが、介護士の人たちがどのような苦労をしているのか正確なところは分かりませんでした。まだまだ新人の最上優菜の視点から、介護の実情を描くヒューマンドラマです。一昔前ならこのテーマだけでも新鮮ですが、今となってはそれほどではありません。しかし、優菜の職場に現れた新しい協力者が斬新かつ現代風で、期待でワクワクしてきます。暗い面ばかりでは滅入ってしまうのでありがたいです。

顧客の要望や我が侭に対して主人公たちがどう対応し解決するのかはコンシェルジュシリーズを通して同じなのですが、前の2シリーズと違って経験も特殊能力もない優菜が一生懸命に取り組むのは新鮮ですし応援したくなります。いかにもありそうな問題が発生するのが現実味があり考えさせられます。

登場人物は女性ばかりですが、実際の介護現場はどうなんでしょうか。人を抱えたりするから力のある男性のほうが良いと思うのですがそうでもないのかな。劇中でも描かれた女性介護士に対するセクハラも離職の理由の一つとなっていそう。そういう面も読者に見せたかったのもあるかもしれません。

全シリーズとして繋がっている点もありますが、インペリアルからでも十分楽しめますし面白いです。全7巻なのでじっくり読んでいきたいです。



[ 2019/11/29 21:21 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2019年11月23日(土)

コーチングのプロが教える 「ほめる」技術 



著者:鈴木義幸
発売日: 2009/10/8

評価〔A-〕 相手の望みを見抜くのが難しい。
キーワード:ほめる、アクノリッジメント、管理職、コミュニケーション、家族、

相手をよく見て、相手が日々どんなことを思っているのかを洞察して、どんな言葉を投げかけられたいのかを熟慮して、初めて「ほめ言葉」は発せられるべきものです。(第二章より抜粋)


会話する相手にエネルギーを与えることをアクノレッジメントと呼ぶそうです。アクノレッジメントの中の一つである褒めることを中心に他者との意思疎通の技術とそのメリットを紹介しています。

部下に怒るのは簡単ですが、ほめるのは彼らをきちんと観察していないと難しいものです。単に褒めても喜んでくれないこともありますし、見当違いのことを褒めても効果は少ないこともあります。著者は褒めることも技術だと主張し、上記の引用のようによく考えて練習あるのみと説いていて、やはり近道はないのだなと納得しました。まったく褒め方が分からないという方は、人を4つのタイプに分類してそれぞれ効果的な褒め方と具体例が書かれていますので、参考にしてみたらどうでしょうか。

ほめること以外にもアクノレッジメントの手法がいくつか解説されていて参考になります。相槌の打ち方から信頼して見守ることまで、他人のやる気を引き出す方法はいくつもあると考えさせられました。別れ際の一言が印象に残るのはよく分かります。また、初対面の相手を調べて欲しいものを贈り物をするのは、評判が良いそうです。調べてと言う点がポイントですね。部下に対してでなくでも色々と使えそうです。

相手に少しずつでも頻繁に存在を認めるようなことをすることが重要だと知りました。会話は得意ではないので少しでもアクノレッジメントが上手くなるようになりたいです。



[ 2019/11/23 20:21 ] 実用 | TB(0) | CM(0)

2019年11月17日(日)

ストーカーズ 2 



著者:ハナツカシオリ
発売日: 2019/9/26

評価〔B〕 12話の人の観察力は凄いです。
キーワード:ストーカー、恋愛、連作短編風、

今日は先生いきつけの喫茶店でこのお手紙を書いています。(第16話より抜粋)


主人公たちがストーカーという驚きのラブコメ・オムニバス漫画です。

恋愛を執着に焦点を当てて色々な角度から見せていて面白いです。共感できる恋愛感情と違法な行為のあやういところを軽く描くのが上手いです。明るい絵柄も怖くならずにすんでいる要因の一つなのでしょう。また、よーく見ると相手側の人生に影響を与えているケースがほとんどありません。著者の拘りなのかもしれません。

一度登場した主人公の続編もあります。続くのは好きなのでどんどん追ってほしいです。基本的には見られているほうが気づかずに終わりますが、ときには例外があるのが良いです。追う側の技術と追われる側の対策のどちらが上回るのか。ハラハラしますね。最後はどのような形で終わるのかも注目です。



[ 2019/11/17 21:50 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2019年11月17日(日)

閻魔堂沙羅の推理奇譚 落ちる天使の謎 



著者:木元 哉多
発売日: 2019/4/19

評価〔B〕 第2話は分かりやすかったかな。
キーワード:ミステリ、死後、連作短編集、

のどの渇きを感じた。しかしここには水も食料もない。(第3話より抜粋)


時々いつもの流れとは異なる事件の被害者が登場しますけど、この5冊目にも捻ったタイプが含まれています。

特に賛否両論ありそうなのが第3話のある社長の休暇中のエピソードです。犯行可能な人物が多過ぎて推理が難しいのは毎度のことですが、あの真相を正確に言い当てられた人はどのくらいいるのでしょうか。沙羅の言うとおりヒントは出ているし伏線もありまいした。予想を裏切る展開なのは良いのですが、でも、うーん、私はやや腑に落ちないかな。

テンポよく刊行されているので長く続いて欲しいシリーズです。



[ 2019/11/17 21:48 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

2019年11月10日(日)

雀蜂 



著者:貴志 祐介
発売日: 2013/10/25

評価〔C+〕 前半が単調でなければ。
キーワード:蜂、山荘、アナフィラキシー・ショック、

そのとき、俺の鋭敏な聴覚は、またもやあの音を聞きつけた。(P18より抜粋)


雀蜂に刺されたことはありませんが、一度刺されたことがある人には分かる恐怖なのかもしれません。小説家の安斎は夜中に目が覚めると山荘の中に蜂を発見します。医師からもう一度刺されたら命にかかわるかもしれないと宣告された彼は、危機的状況を逃れようと奮戦します。

蜂に追われる恐怖について何回も同じような展開だったのが残念でした。弱点も分かっている昆虫が相手なので、得も言われぬ不安や未知の恐ろしさはなかったのが原因かもしれません。エピペンなる緊急時用の薬があるのは知りませんでした。

終盤の展開は予想していなかったので驚きました。伏線は感づいていたのですが、真相まで分かりませんでした。ただ、裏表紙の文章で内容をにおわせてしまうのは良くないのではないでしょうか。ネタバレとは言いませんけど、それに近いと思います。

著者の他の作品と比較すると少し物足りなかったです。特に前半は大味でした。次の作品に期待します。



[ 2019/11/10 17:40 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

2019年11月10日(日)

孤独の価値 



著者:森 博嗣
発売日: 2014/11/27

評価〔B〕 程度の問題かと。
キーワード:孤独、人生観、人生論、

言葉ではっきり書くと、孤独を怖れている人は、孤独がどれほど楽しいものか知らないのだ。(本文より抜粋)


メディアでは人と人の繋がり、絆が何かと取りあげられ連呼されています。それでは反対の孤独はどうなのでしょうか。最近では孤独死が問題になっていると聞きますが、寂しいから悪いものなのか、そもそも良いものなのか悪いものなのか。あまり深く追求されない孤独について小説家の著者があれこれ語ります。ひとり入門書。

小説家だけあって集団行動を好む人たちよりも一人でいる状態を好意的にとらえています。発想や創作は1人で行うものだと説き、孤独も悪くないと主張しています。欠点に見える寂しさとは何かも考え、受け入れる手段も考慮しています。エッセイにしては体系的ですがどこかふらふらしているところが、やはりエッセイなのかもしれません。

私は他人から一人でいるのが好きな人だと思われているので、孤独の良さについては概ね同意です。しかし、これでワイワイ騒ぐのが好きな人たちが孤独を愛するようになるかは疑問です。ふと不安や寂しさを感じた時に助けにはなるかもしれませんね。



[ 2019/11/10 17:38 ] 随筆 | TB(0) | CM(0)

2019年11月10日(日)

2019年10月の読書メモ 

無能なナナ 5〔A-〕
俺は絶対探偵に向いてない〔B〕
アイデアを盗む技術〔C+〕
女騎士「姫には死んでいただきます。」 1〔B+〕
ストーカーズ 1〔B〕

「時間の使い方」を科学する〔B+〕
アウト&アウト (講談社文庫)〔C+〕
女騎士「姫には死んでいただきます。」 2 〔完〕〔B+〕


以上、8冊でした。なんとか8冊読んだと言った感じです。時間があまり取れないので漫画ばかりになるかと思いましたけど、意外と活字の本も読むことができ、その点では良かったです。

評価がやや低めですが、思い切ってつけないとどれもBになりそうなのでCもつけました。はたして今年中にSやDが出るのでしょうか?


[ 2019/11/10 17:33 ] 月別まとめ | TB(0) | CM(0)