 
| 著者:杉基 イクラ 発売日: 2018/10/4
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評価〔B+〕 チーム戦が熱い。キーワード:クイズ研究会、学園、部活、早押し
「このステージには・・・魔物がおる・・・!」(本文より抜粋)
ようやくというかついにSQ全国大会が始まります。21チームが第1ラウンドを戦うわけですが、単なる早押しではなく少しひねってあるのがいかにもクイズ大会らしいです。問題もいつもと違ったタイプだったのも面白いですね。
各チームとも勝ち上がってきて優勝を狙うだけあって、強い人たちばかりです。敵視したり眼中になかったり、ここに来るまでに様々なドラマがありそうです。もちろん今回も盛り上がりました。特に最後のあれ。
あとがきによると既に最終章に突入しているそうです。ということはこの大会で終わってしまうのでしょうか。まあダラダラ続くよりはと思う反面、もう少し読みたいとも思います。複雑です。
いつもの巻末クイズは。33問中は10問正解でした。難しいのでこれしかできなくても結構できたと感じてしまいました。
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| 著者:辻灯子 発売日: 2016/2/5
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評価〔B〕 何か起きそうで起きない。キーワード:古本屋、古書店、4コマ
「古書店には「買い一番、売り二番」って言葉があってね。仕入れは大事なの。」(本文より抜粋)
チェーン展開している古本屋ではなく、昔ながらの古書店が舞台の4コマです。祖父の店で働く田邑月穂が元気な女子高生・新名と出会い何か変化が起きそうですが起きない、そんな日常を描いています。全体的にのんびりしていて、激しさや緊迫感はありません。
知られざる古書店の仕事を垣間見ることができます。買取り不可の分野の本や古書市のことなどなかなか興味深いです。こういう職業の一面が見られるのは面白いです。
1巻なので登場人物たちの紹介で終わってしまった感じがするのが残念です。月穂の過去は仄めかしていましたが、結局明かされませんでしたし。次あたりで明らかになりそう。