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2019年05月11日(土)

数学女子 3 



著者:安田 まさえ
発売日: 2012/4/7

評価〔B〕 T島ってどこだ。
キーワード:数学科、女性、大学、

「数学は大の得意だったのですよ?」(本文より抜粋)


穏やかな大学生活も学年が上がるにつれ忙しくなるのはどの学科も同じようです。

試験勉強をしたり、友達と旅行したり、アルバイトしてみたりと実に日本の大学生らしい大学生活が描かれています。なかなか実態に近いんじゃないかな。進路を模索する場面なんかも良い感じです。よくある単なる日常系ではなく、今まで以上にしっかりとした数学科4コマ漫画になっています。

登場人物たちの掘り下げも忘れてはいません。お金が好きなギャンブラーさえこの意外な価値観が、ある出来事とともに語られます。また、同じく個性の強いA教授の意外な一面も明らかになります。いや、意外でもないか。いやいや個人的なイメージとしては意外でした。まなと同じ感想です。両者の見方が少し変わりました。

まなは劇中では馬鹿にされているけれど、大学の数学は難しいのに、数学科で留年なく進級できているのは凄いと思います。次もがんばれ。


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[ 2019/05/11 22:16 ] 4コマ漫画 | TB(0) | CM(0)

2019年05月11日(土)

殺人鬼探偵の捏造美学 



著者:御影 瑛路
発売日: 2017/11/22

評価〔B+〕 なるほどなるほど。
キーワード:推理、探偵、殺人鬼、

とても美しかった記憶はあるのに、どうしてもその顔が思い出せない。(第一話より抜粋)


美形で人気の精神科医・氷鉋(ヒガノ)が、副業で探偵業をしさらに裏では殺人鬼・マスカレードとして暗躍する一風変わった推理ものです。

事件のアリバイやトリックが一番の見せ場ではなく、事件の全体像が最大の謎です。誰がどのような動機で動いているのか、誰の言っていることが本当なのか。劇中で触れているミスディレクションが、誰から誰へのものなのか。目まぐるしく事態は変化してたびたび事件の見え方が変わってくるので、面白くて一気に読んでしまいました。

どんでん返しがある物語は珍しくありませんけど、本書は一体何回ひっくり返ったのでしょうか。終盤で再び出てくるあの文章の意味が分かった時は、本当に驚きましたし感心しました。あれ、きちんと全て見抜いた人は凄いです。

個人的にはミステリにしては登場人物が少なく、いちいち容疑者を覚える必要がないので読みやすかったです。巻頭で20人くらい名前が書かれているのを見ると、読む気がそがれます。

思っていた推理ものとは違っていましたけど、このようなタイプの本も結構好みです。


ネタばれを少しだけ↓
[ 2019/05/11 22:15 ] 小説 | TB(0) | CM(0)