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2018年01月27日(土)

Q.E.D.証明終了 49 



著者:加藤 元浩
発売日: 2014/10/17

評価〔B〕 自分の推理が当たって嬉しい。
キーワード:推理、謎解き

「弾は正面の路地からだ!!」(本文より抜粋)


今回もいつもどおり2話構成ですが、どちらも描き下ろしです。

「無関係な事件」は、香港の暴力団の抗争に就職活動中の若者が巻き込まれて・・・・・・といったお話です。1話では終わらなさそうな内容をすっきりまとめて、渦中の人物にも言動に応じた結末が用意されているのが良かったです。

久しぶりにきちんと推理しようとして読みました。意外にも大筋は当たっていました。この推理は無理があるかなーと思っていたのですが、あれで正解だったのか。肝心のトリックを当てられたので、嬉しいし満足しています。

「ラブストーリー」は、かつて映画研究会で映画を撮影した老人が未完の作品を完成させようとします。なかなか決まらない映画のラストが謎となっているのですが、燈馬でさえあっさり解決とはいきません。この話、もちろん真相までたどり着くのですが、どうもしっくりこないんですよね。推理も監督の心情もわかるだけに、なんとも言えない気持ち。



ネタばれ話を少々↓
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[ 2018/01/27 11:22 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2018年01月27日(土)

下流老人 一億総老後崩壊の衝撃 



著者:藤田孝典
発売日: 2015/6/12

評価〔B-〕 健康が一番の財産なのかも。
キーワード:貧困、老後、介護、家族、

下流老人とは、言いかえれば「あらゆるセーフティネットを失った状態」と言える。(第一章より抜粋)


貧困はメディアで何度も取り上げられているテーマですが、高齢者の貧困に絞って分析・解説した書籍です。著者はNPO法人理事兼研修者で、現場にもデータにも精通している方です。現在30代と若くて意外でした。

少し前に、老後を安心して暮らすにはこれだけ必要です!とテレビでも紹介しているのを見かけて、それなら大部分の人が下流老人になりそうと思っていたのですが、本書を読むと予想ではなく現実のものとなりそうだと実感しました。膨大な貯蓄や頼れる支援者がいる人は少数派で、今後も増えていくようです。

社会保障が申請制度を採用していて、告知が十分でないのも問題だと述べています。確かに役所の制度やイベントは探そうと思わないと見つけられないことのほうが多い気がします。また、自己責任論の章で責任と権利は別のものであるという説明をして、問題に対する理解が深まりました。どちらも勉強になります。

子や孫には頼れそうにない時代、生活保護は恥ではなく権利だと主張しています。少なくなったとはいえ、生活保護をもらうをためらう人がいて、もらうべき人がもらっていないのは問題です。さらに問題解決のためには社会保障の充実だと説いています。始めは国頼みなのかと少々がっかりしたのですが、読み進めていくうちに、問題が大きすぎるので社会の仕組みから変えていくしかないのかもと思うようになりました。ただ、もう少し希望の持てる対策があったらなあとも思ってしまいます。

問題を再確認できた一冊でした。



[ 2018/01/27 11:19 ] 社会・歴史 | TB(0) | CM(0)