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2017年09月02日(土)

ラットマン (光文社文庫) 



著者:道尾 秀介
発売日: 2010/7/8

評価〔B+〕 題名がヒントです。
キーワード:推理、文庫化、

同じことをやれ。同じことを。(P130本文より抜粋)


人が何かを見るとき、直前に見ていたものが判断や理解に影響する現象を、分かりやすく体験できるのがラットマンの絵です。この先入観のようなものが、本書では重要な意味を持ちます。

事件はあるライブハウス。趣味でバンドを組んでいる主人公・姫川の恋愛と、彼の過去の不幸な出来事の2つを軸に、物語は進んでいきます。やや暗く重い雰囲気で進み、事件がなかなか起きないので推理小説ではなく青春小説っぽいですが、事件後はテンポよく進むのでご安心を。

早い段階で真相が分かってしまったと思いながら読んでいたら、案の定と言いますかやっぱり間違っていました。文脈効果というヒントをもらいながら深く考えていなかったので、うまくミスリードに引っかかってしまいました。いや、しかし、終盤までそう思い込ませるとは巧いです。

話の筋自体は好みではなかったのですが、伏線も上手でしたし、なにより予想していたより読後感が悪くなかったのが良かったです。



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[ 2017/09/02 19:06 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

2017年09月02日(土)

世界八番目の不思議 2 



著者:宇島葉
発売日: 2016/7/15

評価〔B-〕 少し慣れてしまったかな。
キーワード:短編集、オカルト、SF

「どうしたらも何も、超ヒトじゃん」(本文より抜粋)


珍しい2話連作短編集の2巻です。

今回もジャンルはバラバラですが、オカルトものが多めです。神さまも妖怪?も人間とほとんど変わらない存在として描かれているので、明らかに非日常のことなのに日常っぽくて味があります。なんか生活感があると言いますか何と言うか。

帆立の人もユニットバスのやつも面白いですが、人ならざる者の話ばかりだと新鮮味に欠けます。今回SFっぽいのありましたっけ? 個人的にはオカルトではない現代ものや、SFをもう少し入れて欲しかったです。

1巻で登場したキャラが、ちょっとした役として出ているのもなかなかいいです。あみたそは目立っていますけど。次で完結ですが、この独特の雰囲気を壊さず、コミカルなまま終わって欲しいです。



[ 2017/09/02 19:01 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2017年09月02日(土)

2017年8月の読書メモ 

Q.E.D.証明終了 45〔B〕
萌え家電 家電が家族になる日〔C+〕
なぜ、それを好きになるのか? 脳をその気にさせる錯覚の心理学〔B+〕
Q.E.D.証明終了 46〔B+〕
グランドマンション (光文社文庫)〔B〕

「戦争学」概論〔A〕
桐谷さん ちょっそれ食うんすか!? 2〔B〕
最後のレストラン 8〔B+〕
ヘンな論文 【電子特別版】〔B+〕


以上9冊でした。小説も漫画も新書も少しずつ読めたので満足しています。欲を言えば10冊読みたかったです。

戦争学概論は、好みだからではなく質の高さを買った評価Aです。終戦記念日がある8月ということで、電子書籍版がセールだったので買いました。こういう機会でもないと、なかなか読みませんので。難しかったけれど、たまにはいいよね。



[ 2017/09/02 18:56 ] 月別まとめ | TB(0) | CM(0)