2017年05月07日(日)

快楽の脳科学 「いい気持ち」はどこから生まれるか 



著者:廣中 直行
発売日: 2003/8/30

評価〔B〕 脳の一部だけでは決まらない。
キーワード:脳、快楽、不快、低次脳、高次脳、

私の想像ではあるが、人間は世界を制御できたと思ったときにもっとも強烈な快感を感じるのではないだろうか。(第二章5より抜粋)


気持ち良いという感情を、心理学ではなく脳科学の見地から分析した本です。題名の「快楽」とついていますが、快を知るためには不快・辛さを知る必要として、問題行動が多く取り上げられています。楽しそうだなと思って読むと、なんか違うと思ってしまうかもしれません。

脳を原始的な低次脳と人間らしい高次脳の2つに大まかに分けて、何がどのように作用しているのか細かく説明しています。私は生物には疎いので、化学物質などの専門用語を羅列されると分かりにくいのですが、詳しい人には丁寧に書かれていて分かりやすいでしょう。

他の動物も同じようにある食欲や睡眠欲から、本来避けるべきものに接近する「怖いもの見たさ」まで幅広く取り扱っています。項目により分量に差があり、もっと快の部分を多く書いてほしかったです。また、読んでいるときはあまり感じませんでしたが、全体的にまとまりに欠けるような印象を受けました。各項目では研究が進んでいるけど、それらの軸となる分かりやすい共通点がない、のかな?

正直、理解できているかどうか怪しいです。後でまた読もうかな。本書はもう十年以上前のものなので、著者が新しい本を書く時は進展がありそうなので、気長に待つのも良さそうです。




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[ 2017/05/07 17:42 ] 心理・哲学 | TB(0) | CM(0)

2017年05月07日(日)

結婚と家族のこれから ~共働き社会の限界~ 



著者:筒井 淳也
発売日: 2016/6/16

評価〔A-〕 余裕を持って暮らしたい。
キーワード:結婚、家族、共働き、専業主婦、

家族をセイフティ・ネットとせざるをえないような社会とは、同時に家族がリスクになる社会でもあります。(本文より抜粋)


現代の日本の家族は晩婚化、未婚化、少子化と、数世代前とはまったく異なる特徴や問題を抱えています。このまま進むと家族は一体どう変化していくのでしょうか。本書では歴史や社会学の知見から、現代の家族について分析しています。

意外だったのは、古代では男性優位の社会ではなかったことです。個人よりも子孫を残すことが最も重要であり、家族ではなく村のような小さな共同体が構成員を守っていて、男女関係も厳格ではなくかなり自由だったみたいで興味深いです。歴史の流れで男性優位となり、専業主婦が誕生し、共働きへと変遷していく様子が分かりやすく説明されています。

家事や介護の問題は、他の本でも読んだのでそれほど衝撃的ではなかったのですが、共働きがもたらす格差は知らなかったので少々驚きました。恋愛や結婚を個人的な体験談ではなく、収入の面に注目して考察しているのがいかにも学者の本らしいです。同類婚や異類婚の概念はなんとなく分かっていましたが、きちんと専門用語があったんですね。家族・税・格差の関係が簡潔に示されているので、これから政治を志す人たちには知っていてもらいたいです。

著者の主張するように、家族に縛られることがない社会となるのか、それとも、今までにない新しい形となるのかまだ分かりません。しかし、過去や外国の現状を踏まえて、家族のありかたや問題を包括的に学べる良い本だと感じました。




[ 2017/05/07 17:37 ] 社会・歴史 | TB(0) | CM(0)

2017年05月07日(日)

2017年4月の読書メモ 

その「つぶやき」は犯罪です 知らないとマズいネットの法律知識〔A〕
重力とは何か アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る〔A〕
ふわふわの泉〔A-〕
盤上の詰みと罰 1〔B+〕
あなたの話はなぜ「通じない」のか (ちくま文庫)〔A〕

盤上の詰みと罰 2 (完)〔B〕
体育館の殺人 (創元推理文庫)〔B+〕


以上7冊です。漫画が少なく活字の本の割合が多いです。しかし、総数が少ないので、漫画を除けばいつもと同じくらいでした。

もう少し読めると思ったのですが、下旬は他のことに時間を使っていてあまり本は読めませんでした。上旬あたりは本を借りて読んでいたので、本を読まなかったという感じではありません。



[ 2017/05/07 17:21 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)