2016年05月29日(日)

回復力 失敗からの復活 



著者:畑村 洋太郎
発売日: 2009/1/16

評価〔B+〕 失敗学から得た成果でしょうか。
キーワード:失敗、回復、

人はその弱さゆえ、傍から見ると明らかな失敗をしている場合でも、自分ではそれが失敗であるとすぐに認めることができないときがあります。そのため失敗の上にさらに失敗を重ねることもよくあります。(本文より抜粋)


失敗学の第一人者である著者が、失敗から立ち直るコツを解説します。

まず、人は失敗をするし弱いものという前提から始まり、潰さないための行動やその後の対処法などが順を追って書かれていています。失敗した時はエネルギーがなくなっているので、まずはエネルギーを取り戻すことが基本的な考え方となっています。失敗後はエネルギー不足のため、間違った行動をしてしまって事態を悪化させやすいというのは同意見です。そして、潰されないために、一般的には良くないとされる逃避や責任転嫁を認めているのが新鮮でした。一時に緊急避難として使うなら、かなり有効であると感じました。

失敗を見るときの絶対基準として「お天道様」を挙げていますが、なんか違和感があります。全然気にしない人もいそうですし、倫理観は人によって差がありますし・・・・・・あまり良い方法が思いつきません。多くの人に聞いて平均を取るとか? 自分でも他人でも評価するのは難しいです。

具体例をいくつか出していますが、少なかったように感じました。欲を言えば、もう少し体験談を読んでみたかったです。

本筋とはそれますが、興味深かったのはコンプライアンスの話です。本来の意味は法令順守ではないのですね。

失敗に対する準備として、失敗を想定するというのも印象に残りました。予期せぬ事態には慌ててしまいますが、ある程度予想がついていたことなら、多少は冷静になれるかもしれません。潰されないための方法とこれは、頭の片隅に入れておこうと思います。



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[ 2016/05/29 17:48 ] 実用 | TB(0) | CM(0)

2016年05月29日(日)

ストレッチ 2 



著者:アキリ
発売日: 2014/8/12

評価〔B〕 色々と分かってきました。
キーワード:ストレッチ、、日常、現代、二人暮らし

「絶っ対、着てくださいね」(本文より抜粋)


慧子の洋服の話が好きです。楽しい。

慧子の過去と、彼女と蘭の再会のいきさつが明かされます。前者は蘭から見た彼女とは違っていて、なんだか彼女を見る目が変わりました。いつもの緩い雰囲気とは対比的で意外でした。途中、彼女の少女時代の夢?が出てきますが、分かったような分からないような・・・・・・・。ゆったりとした日常だけで読みたいという方には、少々向いていない内容です。

一方、蘭は彼女らしく明るく楽しげです。後半で彼女がある現実に直面し、「バ、バカな・・・」とショックを受けていますが、お酒が好きな人は大抵この問題に直面しますよね。私もこれがあるからアルコールはなぁ。



[ 2016/05/29 17:45 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2016年05月20日(金)

ダーウィンズゲーム 8 



著者:FLIPFLOPs
発売日: 2015/12/8

評価〔B+〕 急に話が大きくなってきました。
キーワード:デスゲーム、現代、超能力、アクション、

「俺からゲームを仕掛けるのは初めてだよ」(本文より抜粋)


7巻の終盤でカナメにとって大事件が発生し、彼の心境にも大きな変化が起きました。本書ではその変化が行動に大きく表れています。それにしても、この手の漫画の主人公がああなるとは意外です。

この争いで、カナメが渋谷のイベントで得た特権について触れられています。なるほど、あのような特権もあるんですね。しかし、あの特権をあの時点で選んだということは、彼はこうなることを予想していたのでしょうか。少々気になる。

中盤のサンセットレーベンズの紹介が格好良い。今まで明かされなかった情報がいくつか出てきます。

だんだんバトルが多くなってきたので、アクション路線で突き進むのでしょうか。それはそれで面白いと思いますが、ワンパターンにならないようお願いします。



[ 2016/05/20 21:00 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2016年05月20日(金)

最後のレストラン 5 



著者:藤栄道彦
発売日: 2014/7/9

評価〔B+〕 運動会と偉人をまぜる発想がなかなか。
キーワード:料理、偉人、歴史、グルメ、

「いや、な。お前とはぜひ一度こうして飲みたかったんだよ」(本文より抜粋)


連載が続くと、誰もがよく知っている偉人ばかり登場という訳にもいかなく、次第に聞いたことがあるけれど詳しくは知らない偉人の登場が増えてきたように感じます。有名な人物の意外な一面も面白いですが、自分の知らない有名人の性格や生涯を知ることができるのも興味深いです。

今回は、二人同時に現代にやってくるエピソードがあります。同時代に活躍した二人がもし会ったら、こんな風な会話を交わすだろう思わせてくれるようなシーンがあり、面白いし考えさせられます。二人のお題に対する園場の料理も、また味があって良いですね。こうした機転がきくのは羨ましい。

まったく知らない偉人ばかりではつまらなくなりそうですが、程よく出してくれるなら目新しさがあっていいかも。




[ 2016/05/20 20:53 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2016年05月04日(水)

生徒会役員共 13 



著者:氏家 ト全
発売日: 2016/4/15

評価〔B〕 安定して安心して(?)読めます。
キーワード:4コマ漫画、学校、ギャグ、下ネタ

「そ、そうです! 私の忘れ物を畑さんがたまたま・・・」(本文より抜粋)


下着に関する4コマがありましたけど、あんな感じの女子同士の会話でそれっぽさが出ていてうまいと思います。作者が女性説がどこかで流れていましたが、こうした話題がさらりと描かれているからなのでしょう。

また、シノたちが現実でも行われている某イベントに参加します。まあこの漫画なので、いつもどおりの雰囲気なのですが、ちょっとした変化が読者を飽きさせないテクニックなんでしょうね。

本書もDVD付きの限定版があります。12巻の感想でも書きましたが、またアニメを放映してもらいたいです。



[ 2016/05/04 22:20 ] 4コマ漫画 | TB(0) | CM(0)

2016年05月04日(水)

人形はなぜ殺される 新装版 高木彬光コレクション 



著者:高木 彬光
発売日: 2006/4/12

評価〔B〕 トリックは見ごたえがあります。
キーワード:推理、戦後、人形、探偵、

この犯人は、決して伊達や酔狂で、人形の首を盗んだり、人形をバラバラにして見せたりしているんじゃありません。(第二幕第九場より抜粋)


隔離された空間で起きた奇妙な事件に名探偵が挑む、1955年刊行の古い推理小説です。時代は戦後、都心を離れた別荘、登場人物は一癖も二癖もありそうなクラブの面々。解決編の前に『読者諸君への挑戦状』もあり、いかにも推理小説といった作品です。

題名に提示されているように、人形がポイントとなります。なぜ、なぜ、と注意しながら読んでいたのですが、見当違いのことばかり考えていて分かりませんでした。本格推理と言われているのが分かる気がするトリックでした。巻末の解題でトリックの発想のきっかけとなった出来事が書かれていて、なかなか面白かったです。

残念なのは、本書は少しずつ時間をかけて読んだためか、どうも物語にのめりこめませんでした。まあ、物語としてはあまり好みでなかったのもありますが。集中して一気に読んだほうが楽しめたのかもしれませんね。そう思うと、もったいないことをしました。




[ 2016/05/04 22:14 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

2016年05月04日(水)

2016年4月の読書メモ 

空ろの箱と零のマリア 5〔B〕
ライコネンの熱帯魚 完全版(上)〔C〕
ライコネンの熱帯魚 完全版(下)〔C〕
記憶力の正体 人はなぜ忘れるのか?〔B+〕
ルポ 電王戦 人間 vs. コンピュータの真実〔B+〕

ダーウィンズゲーム 7〔B+〕
Q.E.D.証明終了 39〔B+〕


以上、7冊でした。漫画とライトノベルが多いですね。4月はすくなかったので、5月はもう少し多く読むつもりです。




[ 2016/05/04 22:08 ] 月別まとめ | TB(0) | CM(0)