2016年04月23日(土)

Q.E.D.証明終了 39 



著者:加藤 元浩
発売日: 2011/6/17

評価〔B+〕 数学ではないけれど。
キーワード:推理、謎解き

「“グランドツアー”にようこそ」(本文より抜粋)


あるアパートで首つり死体が発見される「ああばんひるず6号室事件」と、ボイジャー計画関係者の集まりで起きた出来事の真相を追う「グランドツアー」の中編2つ。

後者は数学ではなく宇宙計画を絡めた出来事で、犯人の動機の原因が、今までとは違っていて少々驚きました。この漫画では珍しいけれど、実際の事件ではよくありそうです。

相変わらず何気なしに読んでいると、これだけで推理できるのだろうか?と思ってしまいますが、きちんと推理できるように、さりげなくヒントが出されているんですよね。巧みです。次の巻は犯人を当てるつもりで推理してみようかな。



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[ 2016/04/23 22:03 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2016年04月23日(土)

ダーウィンズゲーム 7 



著者:FLIPFLOPs
発売日: 2015/8/7

評価〔B+〕 バトルに次ぐバトル。
キーワード:デスゲーム、現代、超能力、アクション、

「必要な情報は全て手に入れました。作戦を開始しましょう」(本文より抜粋)


圧倒的な力を持つ雪蘭との対決後、一息つく間もなく事件が起きます。結構テンポよく進んでいるので、読者を飽きさせません。新しい登場人物も少しずつ現れるので、混乱せず読みやすいです。

倉庫前で行われている格闘は緊張感があって盛り上がります。どちらもまだ奥の手を残していそうだから、もうひと波乱ありそう。抗争はどちらが勝つのかはまあ予想がつきますが、終わるまでにどのくらいの犠牲が出てしまうのかが気になります。本書の終わり方を見るに、どういった決着になるかは断言できません。

巻末のあれは、Dゲームの異能のことが少し説明されていて良かったです。これで判断しても、カナメたちは強いよね。こうした解説も続けてもらいたいです。



[ 2016/04/23 22:01 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2016年04月17日(日)

ルポ 電王戦 人間 vs. コンピュータの真実 



著者:松本 博文
発売日: 2014/6/6

評価〔B+〕 ゲームにおける人と機械の競争
キーワード:将棋、人工知能、電王戦、機械学習、

コンピュータ将棋界のブレイクスルーは、その本流とはかけ離れたところから、ある日、突然やってきた。(第一章より抜粋)


先月、囲碁では人工知能「アルファ碁」が韓国のプロ棋士に勝利しましたが、将棋界では現在進行形で第1期電王戦が行われています。人間と人工知能が先手後手を入れ替えて二局指します。第1局は中尊寺で行われ、人工知能のPONANZA(ポナンザ)が勝ちました。将棋もこのまま人が負けてしまうのか否か、注目されています。この電王戦と呼ばれる対局企画は、数年前から行われているプロ棋士VSコンピュータ将棋を指します。本書は、電王戦がどのように始まり、どのように発展していったかを綴ったドキュメンタリーです。

電王戦のみならず、コンピュータが弱い時代から順を追って紹介しているので、分かりやすいです。プログラムについてまったく知らなくても問題ありません。ただ、将棋のルールくらいは知っておいた方が良い内容です。プロ棋士側の紹介もありますが、人工知能のほうに多く分量がさかれています。

将棋の指し方には個性が出ると言われていますが、ソフトもその開発者も十人十色で面白いです。なかでも印象に残ったのは、ブレイクスルーのきっかけを作ったBonanza(ボナンザ)と、対人ではなく対ソフト用のソフト・やねうら王です。前者の開発者保木さんは研究者で、勝負の世界の人たちとは違う世界の人です。まったく関係ない世界の人が、別の世界に大きく影響を与えることとなったのは、面白いですよね。後者のやねうら王も、出るべくして出たソフトで、しかも優秀な成績を残しているのが凄いです。こうした発想が、また次へと繋がるのでしょう。

将棋の内容そのものは専門的になりすぎるためか、大まかな説明でした。盤面の図があれば良かったと思います。また、勝負した棋士たちの言葉があまりなかったのが残念です。どこがどう違うのかを知りたかったけど、これも将棋を知らない人が読むには専門的過ぎるので省いたのでしょうか。PONANZAの開発者の山本さんについての話が、多かったのも少々気になりました。

私は将棋が好きですし、電王戦も大雑把にしか知らなかったので楽しめましたが、まったく知らない人の場合は読んで面白いかどうかは分かりません。将棋か人工知能、どちらかに興味があれば楽しめるのではないでしょうか。



[ 2016/04/17 21:53 ] 実用 | TB(0) | CM(0)

2016年04月12日(火)

記憶力の正体 人はなぜ忘れるのか? 



著者:高橋雅延
発売日: 2014/6/4

評価〔B+〕 不思議なエピソードが印象深いです。
キーワード:記憶、健忘症、意識、忘却

むしろ重要なのは、頭の中から何度も「引き出す」ことのようです。実際、機械的な反復によって頭に「たたき込む」よりも、何度も頭の中から「引き出す」ことの方が、記憶の定着にとって、はるかに有効であることを明らかにした実験があります。(第五章より抜粋)


テストや試験の時に物を思い出せないことや、唐突に過去の嫌なことを思い出すことが多々あると思います。自分の頭の中にありながら思いどおりにならない記憶について、最近の研究や実験から分かってきたことを説明しています。

まず、題名に正体とありますが、どの物質がどの器官に働いて――といった脳科学ではなく、面接や実験・統計などから仕組みを探る心理学を用いています。ですので、化学的な記憶のメカニズムというよりは、記憶や忘却の傾向を考察していると表現した方が近い気がします。生物や化学に疎くても、比較的分かりやすいと思います。

記憶喪失の事例で、記憶を取り戻すと失っていた期間の記憶を忘れてしまうのは、非常に興味深いですね。記憶する脳の分野が違うのか、心にとってなにか都合が悪いことがあるのか・・・・・・。記憶と人格の関係で未発見の重要な何かがあるのかもしれません。

また、意識とは関係なく記憶が残る場合がある事例も面白いです。久しぶりに乗った自転車など、体で覚えたことは忘れないのは納得です。意識して手順を覚えているわけではないのに、スッと運転できる人がほとんどでしょう。また、第六感や勘は当て推量ではなく、はっきりと覚えていない過去の記憶、無意識的記憶によって得られる根拠のあるものと解説しています。言語化できない記憶はとても興味深いです。

何度も勉強するなら参考書より問題集のほうが良い、は賛成です。こうした記憶力を高める方法や忘却術も書かれていますが、分量が少ないので過度な期待はせずに、好奇心を満たすぐらいの気持ちで読むことをおすすめします。




[ 2016/04/12 21:46 ] 心理・哲学 | TB(0) | CM(0)

2016年04月12日(火)

ライコネンの熱帯魚 完全版(下) 



著者:山西正則
発売日: 2014/1/11

評価〔C〕 やはりどこかフワフワした雰囲気。
キーワード:熱帯魚、魔女、高校、

だよな・・・魔女って一体なんだよ・・・(本文より抜粋)


魔女・ライコネンと彼女に興味を持った男子生徒・瀬古原の物語の続きです。

上巻では、どのジャンルの漫画かいまいちはっきりしなかったのですが、オカルトものではなく徐々に恋愛・青春ものへと展開していきます。とはいえ、相変わらずの緩い雰囲気なので停滞したまま終わるのかと思っていたら、きちんと終わりへと収束していきます。結末ですが、読み終わった時は物足りない気分でしたが、時間が経つにつれこの漫画らしかったなと思うようになりました。

登場人物の個性や会話は面白いところもありましたが、物語としてはやや中途半端だった気がします。予想していたより平穏だったので、もう少し何か大きな出来事があってドタバタして欲しかったかな。




[ 2016/04/12 21:42 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2016年04月02日(土)

ライコネンの熱帯魚 完全版(上) 



著者:山西正則
発売日: 2014/1/11

評価〔C〕 曖昧なゆるい雰囲気が特徴的。
キーワード:熱帯魚、魔女、高校、

「ん~・・・あまり感情を出すような人ではないな。けどオモシロい人だよ」(本文より抜粋)


学校で寝起きし、熱帯魚を飼育する魔女・ライコネンと、彼女に興味を持っている後輩・瀬古原のちょっと変わった学園生活の物語です。著者の他作品「放課後!ダンジョン高校」が気になっていたのですが、まず違う作品を試しに読んでみようということで本シリーズを手に取りました。

学校に魔女がいるのですが、魔法よりも人間関係、恋愛のほうが主題なのかもしれません。曖昧な感じで進むので、どれを軸としているのか分かりづらいです。ゆったりした雰囲気が好みの方に気に入られそう。

読んでみて改めて人体、いろいろな姿勢やしぐさを描くのが上手いと感じました。あおりや俯瞰の使い方が上手いのかな。熱帯魚が話の中心にあるので、熱帯魚が好きな人におすすめ。著者の趣味だそうですよ。

個性的に気に入っているが、ライコネンの知人、ロウヒです。主人公たちも彼女くらい個性豊かだったら、もっと面白くなりそうなんだけどなあ。巻末に読みきりの『のろいの眼鏡』が収録されていますが、こちらのほうが面白かったです。




[ 2016/04/02 18:49 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2016年04月02日(土)

空ろの箱と零のマリア 5 



著者:御影 瑛路
発売日: 2012/7/10

評価〔B〕 まだまだ序盤ですが、緊迫感があります。
キーワード:サスペンス、学園、殺人ゲーム

“願い”を潰すスペシャリストであるそいつは、必ず俺の前に現れる。(本文より抜粋)


ついに醍哉が自身の箱“罪と罰と罪の影”を使い始めます。彼と対立することとなった一輝は、これまで思い切った手段を使うことを決断します。“罪と罰と罪の影”編の序盤です。

相変わらず先の読めない展開です。本書は醍哉の箱の紹介みたいになっていて、まだまだ序盤なのですが、それでも盛り上がる場面もあり読み応えがあります。また、思わぬ事実がいくつか明らかになり、ちょっと驚きました。もっと最後のほうで明らかになるようなことだったので。

4巻を読んだのが4年以上前なので、本書を読んだ後、また読みなおしています。4巻の時点で、敵になるだろうと書かれていたんでしたね。だんだん思い出してきました。前回の感想で麻理亜の出番が増えるといいと書いたのですが、残念ながら今回も少なかったです。メインの人物なのに・・・・・・。

この対決もこれからなので、残り2冊を読むのが楽しみです。



[ 2016/04/02 18:45 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)

2016年04月02日(土)

2016年3月の読書メモ 

黄昏乙女×アムネジア 10 (完)〔B+〕
アラクニド 14 (完)〔B+〕
人は、誰もが「多重人格」 誰も語らなかった「才能開花の技法」〔C〕
最後のレストラン 4 (再読)〔B+〕
反省させると犯罪者になります〔A〕

死人の声をきくがよい 3〔B+〕
浄土真宗の信心がこんなにわかりやすいわけがない〔B-〕
連続殺人鬼 カエル男〔B+〕
社内失業 企業に捨てられた正社員〔B+〕
監禁探偵2 ~狙われた病室~〔B-〕


以上、10冊でした。漫画ばかりになるかと思いきや、漫画以外もそれなりに読みました。もう少し読めたかもしれませんが、読むこと自体が目的になるのもどうかなと思い、断念しました。借りていた漫画もありましたしね。

先月は評価がばらつきましたが、今月はBばかりですね。カエル男はA-にしようか迷いましたが、読んだ直後の印象を重視してB+となりました。何か月後かに読んだら、また少し印象が変わりそう。



[ 2016/04/02 18:41 ] 月別まとめ | TB(0) | CM(0)