2015年12月31日(木)

2015年のまとめ 

仕事は忙しくなかったのに、もう大晦日の午後です。それでは今年のまとめを始めましょう。

2015年に読んだ書籍は全部で124冊でした。昨年が125なので1冊だけ少なく、ほぼ同数という結果になりました。昨年より少なかった印象ですが同じくらい読んでいたようです。では中身はというと、

小説 (13)
ライトノベル (11)
漫画 (60)
4コマ漫画 (2)
随筆 (2)
社会・歴史 (16)
心理・哲学 (9)
自然科学・医学 (5)
言語 (0)
実用 (5)
WEB漫画・同人漫画 (1)

となっています。同人誌を1冊入れたので、WEB漫画をWEB漫画・同人漫画へと変更しました。商業誌以外のものは、その他として全部そこに分類してしまったほうが分かりやすいかもしれませんね。

今年も漫画をたくさん読んだなと思っていましたが、4コマ漫画を含めても約50パーセントで昨年よりわずかに少なかったです。来年は、途中まで読んで止まっている状態のものがいくつかあるので、それを完結まで読んですっきりしたいですね。

創作系が減り、新書が増えました。特に社会・歴史のものをそこそこ読んだと思います。社会学のものは時代を反映していて面白いですし、歴史も年を取ったせいか子供の頃よりはずっと興味が出てきました。歴史を扱った漫画ももう少し読んでみたいです。

続いて、評価別の数は以下のとおりです。

〔S〕 0冊
〔A〕 17冊
〔B〕 89冊
〔C〕 16冊
〔D〕 2冊
〔E〕 0冊

今年は最高のSが0冊、最低のEも0冊。全体的に昨年より下となってしまったのが残念でした。題材が合わなかったのか、見る目がないのか・・・・・・。来年こそ文句なくSをつけたくなる本にあえますように。

CがAに比べ多い、と書こうとしたらAのほうが多かったんですね。12月で逆転したのか。AやCは好みの部分も多いので、このブログを読んでいる方にはあくまで参考程度にしてもらいたいです。読書は、自分で読んでこそ、だと思うんですよね。何に心を動かされるかは、その人次第なのですから。

昨年よりもさらに電子書籍の割合が増えました。読んだ本の数にしては、本棚の本の整理が少なくなり助かります。目が疲れそうなので、ほどほどに上手く利用していきたいです。

来年は、今のところはまったく考えていません。他の趣味も充実させたいので、総数は減らすかもしれません。でも、面白い漫画を見つけて続けて読んでしまうかもしれませんし、シリーズものの小説を読みふけっているかもしれません。何にせよ楽しく読書できれば、それで良いと思います。

それでは、良いお年を。



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[ 2015/12/31 16:03 ] 年別まとめ | TB(0) | CM(0)

2015年12月29日(火)

六花の勇者 5 



著者:山形 石雄
発売日: 2014/11/21

評価〔A-〕 黒の徒花と7人目の狙い。
キーワード:ファンタジー、ミステリー、

手立ては、何かないのか。ここから、できることはもうないのか。アドレットは必死に頭を巡らせる。(三章より抜粋)


情報が増えるにつれて新たな謎も出現し、アドレットは苦悩します。テグネウの渾身の罠、黒の徒花を打ち破ることはできるのか。

ここ数巻は六花の勇者の中の一人にスポットを当て、内面や境遇を詳しく紹介していました。そして本書ではフレミーです。彼女の人生は予想通り激動で、なかなか表に出てこないフレミーの心情も知ることができます。現在のような彼女に至ったのも、当然かなと感じました。

残念だったのは、同じような議論が繰り返され、あまり話が進まなかったことです。疑心暗鬼の勇者たちを見せ緊張感を出すのは良いのですが、何度も見せられるとさすがにもういいかな、と思ってしまいます。しかし、終盤になって某からある重大な謎が明かされます。おそらく僕が今まで見たことがなかったような種類の策略に、そしてテグネウの狡猾さに驚きました。いやー、唸ってしまうくらい良かったです。秀逸。

テグネウが有利な状況で、六花の勇者たちはどのような決断をし行動するのか。6巻も楽しみです。



[ 2015/12/29 18:54 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)

2015年12月29日(火)

目の見えない人は世界をどう見ているのか 



著者:伊藤 亜紗
発売日: 2015/4/16

評価〔A〕 見えないことで見える世界。
キーワード:視覚、障害者、五感、価値観、

見えない人というのは、そもそも見ないわけですから、「見ようとすると見えない場所が生まれる」という逆説から自由なのです。視覚がないから死角がない。(本文より抜粋)


題名をひとめ見て、すぐに読みたくなった新書です。僕はかなりの近視で、眼鏡がなければほとんど見えず不便だと感じています。では、さらに見えない、視覚障害者の方々はどのような人生を送っているのか、何をどう思っているのでしょうか? 好奇心から手に取りました。

本書を読むまでは、異常に敏感な聴覚や触覚を駆使して日々の生活を送っていると思っていました。しかし、それは勝手な解釈で、物のとらえ方からして、まったく違うことを知らされました。頭の中の地図の描き方から始まり、足の裏から状況を把握する、不自由さを楽しむユーモアの力と新鮮な驚きが沢山挙げられています。

上述の引用、つまり目で見ると後ろ側が死角になりますが、見えない人は触って立体的に理解するので裏も表もなく死角もない、という世界の見方は新鮮でした。外界を把握する術が違うと、考え方も違ってくる良い一例だと思います。また、意外にも色のイメージはつくのですが、混ざった色が理解できないそうです。なるほど。見える人とは違う色のクオリアがあるのでしょう。どのような印象になるのか体験してみたいですね。

特に印象深かったのは、見えない人と見える人が美術館で一緒に芸術鑑賞することです。本書では、それをソーシャル・ビューと呼び、その活動を紹介しています。詳細は長くなるので割愛しますが、見えていることが見えないことより全面的に優れているのかどうか、一石を投じる鑑賞会だと思います。

軽いエッセイのような感じ文章・構成ですが、全体を通してみると緩く繋がっていてまとまっています。文化の違い性別の違いとはまた別の世界観、価値観が非常に面白かったです。普段本を読まない人も、本書は読んでもらいたいですね。


(ちょっと推敲かも)




[ 2015/12/29 18:42 ] 社会・歴史 | TB(0) | CM(0)

2015年12月24日(木)

最後のレストラン 1 (再読) 



著者:藤栄道彦
発売日: 2011/12/9

評価〔B+〕 料理を使った歴史漫画とでも言うのかな。
キーワード:料理、偉人、歴史、グルメ、

「空前にして絶後の料理を持って参れ!!」(本文より抜粋)


現代のレストランに突如歴史上の偉人が現れ、食事をして元の時代へ帰っていく、一話完結型の歴史とグルメの漫画です。偉人たちは死に際の時に現れるので、一筋縄ではいかない注文をするのが特徴です。上述の引用はその一例です。

伝記で読むと重くなりがちな人物も、グルメを交えてコミカルに語れば親しみが持てますし、グルメもあまり懲りすぎると僕のようにそれほど興味のない人にはつまらなく感じてしまいます。歴史要素は、偉人本人もそうですが、時代背景も説明されていて面白いです。それに絡めた食の歴史も興味深いです。赤茄子のくだりとか。歴史と料理、両者がちょうど良いバランスで描かれています。

シェフ・園場凌は料理の腕と知識は確かです。お客たちの難しい要望を、彼がどのように解決するかが見どころ。彼はすぐ悲観的になってしまうのが弱点でしょうか。僕も悲観的なので共感が持てますが。それと、レストランを手伝うウエイトレスと彼の掛け合いも、軽く明るく楽しいです。

歴史漫画は堅苦しいし、グルメ漫画は語ってばかりでちょっと・・・・・・という方には、かなりおすすめの漫画です。



[ 2015/12/24 22:21 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2015年12月24日(木)

ギリギリアウト 2 



著者:ソウマトウ (著)
発売日: 2014/11/26

評価〔B+〕 ハナさん、もう少しだけ頑張ろう。
キーワード:尿意、トイレ、ギャグ、学園、恋愛、ラブコメ、

頑張れ!私の膀胱!!(本文より抜粋)


謎の尿意漫画の2巻です。

トイレを我慢する、ただそれだけで2冊目はきついのでは?と思っていたのですが、それは杞憂でした。同じことを繰り返しているようですが、少しずつ状況を変えることで変化がでてきて、なんだかんだで笑ってしまいます。浴衣コンテストの回が面白かったです。

もちろん何も変化がないわけではなく、1巻では明らかにされなかったある秘密が暴露されます。また、新しい人物も登場します。特に某の特殊能力(?)が凄い、いや酷いです。なんなんだあの能力は。

巻末には、ハナとソラの出会いを描いた特別編が収録されています。0話みたいなものですね。これ、1巻の終わりにつけてくれれば、と思ってしまったのは我侭かな?



[ 2015/12/24 21:50 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2015年12月21日(月)

カーニヴァル化する社会 



著者:鈴木 謙介 (著)
発売日: 2005/5/19

評価〔D〕 まだまだ一つにまとまっていない感じでした。
キーワード:社会、夢、祭り、現代、

私たちの生きる社会は、上述してきたような「祭り」を駆動原理にし始めているのではないか、と私は考えている。(はじめにより抜粋)


現代の社会構造や社会問題を、祭り、すなわちカーニヴァルを軸として読み解こうとする社会論です。カーニヴァルとは地域の特定の祭りではなく、一種の躁状態のことを指すらしく、それが現代社会人に深く影響を及ぼしていると指摘しています。

あちこちに話が飛ぶので、議題の中心が何なのか分かりづらかったです。若者の労働、監視カメラによる監視社会、携帯電話によるコミュニケーションを例を挙げていますが、全体として見ると上手く繋がっていなく、強引に結びつけた感じです。

残念なのは、専門家では常識であろう人物や用語を、あまり説明せずさらりと使っている点です。言葉を正しく使おうとすると、専門用語が多くなるのは分かりますが、新書なので分かりやすさを重視して欲しかったです。特に重要な「再帰」は、始めは分かったつもりでしたが、考察が進むにつれ理解しづらく変化していきました。これは僕の読解力不足かもしれませんね。結論や重要な部分は言葉を変えて説明するなど、努力しているのは感じました。

全体として見るとよく分からなかったというのが正直な感想ですが、個々の内容はなるほどと思う箇所もあります。若者の労働に対する心理状態や、監視カメラは監視する者が監視されている再帰的な状態になっていることは興味深いです。

おそらく著者独自の新しい概念・考え方だと思うので、まだ発表するにはやや早い段階だったのではないでしょうか。さらに研究を重ねて一つの結論に達したら、その時改めて新書で世に広めてもらいたいです。




[ 2015/12/21 22:02 ] 社会・歴史 | TB(0) | CM(0)

2015年12月21日(月)

独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫) 



著者:平山 夢明 (著)
発売日: 2009/1/8

評価〔D〕 読後感が良くないです。
キーワード:ホラー、短編集、文庫化、

私は小は道路地形から大は島の位置まで網羅した単なる地図なのでございます。(本文より抜粋)


面白い推理小説を求めて買ってみたら、そうではなくSF要素のあるホラー小説短編集だったのが本書です。「このミステリーがすごい!」2007年版で第1位。表題作が日本推理作家協会賞を受賞しています。

なんと表現したらいいのか、不快や嫌悪を感じる物語が多かったです。単に怖いだけならばよいのですが、読んでいて辛くなるような展開や救いがなさそうな結末はいただけません。こうした残忍なものにもう少し耐性があるかと思っていましたが、そうでもなかったようです。気味の悪さ、やるさなさ、不快などがごちゃまぜになって読後感が良くないのも、印象が悪い原因の一つだと思います。

しかし、アイディアは豊富で迫力があります。「Ωの聖餐」や「オペラントの肖像」はSF小説に近く興味深かったです。グロテスクな表現を省けばまさにSFといった内容。また、評価の高い「独白するユニバーサル横メルカトル」は、地図が一人称で喋る独特の物語ですが、展開や結末はそれほど良くはなかったかな。

だいぶ人を選ぶ本です。Amazonの書評で『怖いもの見たさ』と書いている方がいましたが、結局最後まで読んだのは、そういうことなのかもしれませんね。



[ 2015/12/21 21:25 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

2015年12月16日(水)

ギリギリアウト 1 



著者:ソウマトウ (著)
発売日: 2014/1/27

評価〔B+〕 トイレ+ギャグ+恋愛。
キーワード:尿意、トイレ、ギャグ、学園、恋愛、ラブコメ、

「知らねーの? この神社で悪いことすると、おもらしが治らなくなるんだぜ」(本文より抜粋)


ヒロイン・宮ヶ瀬ハナが尿意を我慢できるか、という1点に絞って描かれたラブコメ風ギャグ漫画です。僕もトイレが近いほうなので、彼女には共感が持てますし、同情してしまいます。緊張すればするほど行きたくなるんだよなあ。

見やすい絵柄ですし、嫌な人物はいないと思うので、安心して楽しむことができます。日常系としては目新しさがないのが少々残念。さて、肝心のお漏らしですが、通常ならギリギリセーフで終わるところが本書ではアウトで終わることもあり、かなり斬新です。これほどアウトだったヒロインがいたのでしょうか。かわいそうだけど笑ってしまいます。

お漏らししてしまうのか否かは、普通は一つのギャグとして挟むような出来事ですが、これをあえてメインにした著者の独創性と思い切りの良さが凄いと思います。ネタ切れになりそうで心配ですが、このまま明るく笑える雰囲気で続いて欲しいですね。



[ 2015/12/16 21:47 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2015年12月16日(水)

アイであそぶ 



著者:二宮 ひかる
発売日: 2010/8/31

評価〔A-〕 女性キャラが魅力的です。
キーワード:短編集、恋愛

とつぜん告白なぞされてしまいました。(本文より抜粋)


恋愛もの短編集です。

著者の他の作品と同様、個性的な女性たちに比べ、男性たちはあまり特徴がありません。その分、彼女たちが引き立つのだと思います。相変わらず女性のほうが活発で魅力的ですね。うるさくなく、気弱過ぎず、そしてひたむきさを感じます。話の奇抜さや巧妙さよりも、雰囲気が印象に強く残ります。例えば「観覧車」だったり「オンリーワン」だったり。

性的な描写もありますがさらっと書いていて、女性でもそれほど不愉快に感じないと思います。いやらしいというより情熱的っていう言葉のほうが合っているかと。

いやー、久しぶりにこの著者の漫画を読みましたが、やっぱり好みです。



[ 2015/12/16 21:40 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2015年12月10日(木)

詭弁論理学 



著者:野崎 昭弘 (著)
発売日: 1976/10/25

評価〔B+〕 議論を楽しむために。
キーワード:詭弁、強弁、論理学、論理パズル

「悪魔か、否か」の二分法を、有無をいわさず押しつけるのが強弁だとすれば、「何となくその気にさせる」のが詭弁である。(本文より抜粋)


口のうまい人と話をしていると、少し違和感を感じつつも、相手の言い分が正しいような気がしてきます。理屈は合っているような感じがしても、結論がおかしいなんてことが多々あるのではないでしょうか。議論で押し切られたり、丸めこまれたりしないよう、強弁や詭弁、そして論理あそびを分かりやすく説明しています。

自分を無理に押し通す強弁は分かりやすいのですが、誤魔化そうとする詭弁はなかなか複雑です。正しく議論するために、一致できる点を確かめつつ、強弁・詭弁を弄してきたら聞かずに議論を打ち切るべき、という心構えは共感できます。二分法で、中間を探るのも良い手法だと感じました。

後半は議論を楽しむために論理パズルを紹介しています。前半同様面白いのですが、詭弁とは方向性が違っていると感じました。できれば本を分けたほうが、より分かりやすくて良かったのかも。また、論理パズルは他の本で既に知っているものがありました。もし、これらの問題を本書で初めて見たならば、驚きと新鮮さがあったのですが・・・・・・。出版年月が古いので、既読の本が本書を参考にした可能性もありますので、評価しづらいですね。

ケネディの問題は、あぁいつもの正直者と嘘つきのやつかと思って読んでいたら、いつ嘘をつくか分からない正真正銘の嘘つきが登場して、驚きつつもワクワクしてしまいました。これは強敵です。あとは、四十人の貴族の問題がややこしくて印象深いです。問い自体は分かりやすいのに、答えを導くのは簡単ではありません。論理学は面白そうですが、難しそうです。



[ 2015/12/10 21:10 ] 心理・哲学 | TB(0) | CM(0)

2015年12月10日(木)

日本人のしつけは衰退したか 



著者:広田 照幸 (著)
発売日: 1999/4/15

評価〔A-〕 昔と比べてどうなのでしょうか?
キーワード:教育、しつけ、家庭、学校、戦前、戦後、

回答者たちは、自由回答の部分ではみんな口をそろえたように、しつけは家庭以外の担い手によってなされた、あるいは、家庭では特にしつけはなかったと答えているのである。(本文より抜粋)


子どもや若者の犯罪や社会問題が話題になると、しばしば『最近の親は子どものしつけがなっていない』という批判をよく目にします。現状はひとまず置いておくとして、それでは昔は教育やしつけがきちんとなされていたのでしょうか。本書は戦前から現代までの教育の在り方について、アンケートや資料・統計から考察します。

昔はしつけが厳しく、子供は素直に聞いていたというイメージに反し、上記の引用のように、実際は家庭でのしつけは重視されていなかったのが意外でした。まだ全体的に貧しかった頃は、日々に暮らしに追われていて教育どころではなかったのは、ごく自然なことだったのだと思います。今でも貧しい国では、子供は勉強する者ではなく労働する者です。それが終戦を経て高度経済成長期に入り、農業の衰退と核家族化によって、次第に教育が重視されていくという流れは説得力があります。

童心・厳格・学歴の三つの教育方針の話が興味深かったです。子どもらしさなんて最近の教育論かと思っていましたが、思いのほか昔から言われていて驚きました。意外と教育やしつけする側の心情は、それほど変わっていないのかもしれません。

しつけが地域社会から家族・両親へと、どんどん責任を押し付けられているように感じました。あまり厳しいと、親も子もストレスでまいってしまうので、何か対策が必要です。例えば、あとがきにある「完璧な親を目指さない」心がけは、親の一つの指針になるのではないでしょうか。

本書は99年出版で、既に15年以上経っていますが、世間やマスコミの認識はさほど変化していないように感じます。昔よりしつけがなっていないと。そう勘違いしている人や教育に携わる人に、現代の教育を考えるために読んでもらいたい本です。



[ 2015/12/10 21:07 ] 社会・歴史 | TB(0) | CM(0)

2015年12月03日(木)

ふしぎの国のバード 1 



著者:佐々 大河
発売日: 2015/5/15

評価〔B+〕 まるで日本が異国のようです。
キーワード:旅行記、明治、日本、

愛しの妹ヘンリエッタ。姉さんは今、“日本”というふしぎの国を旅しています。(本文より抜粋)


明治初期に日本を旅してその様子を書き記した英国人女性、イザベラ・バード。彼女は「日本紀行」という本を残していますが、彼女の目に当時の日本はどのようにうつったのでしょうか。昔の日本を舞台とした歴史冒険漫画です。

日本をよく知らないバードが好奇心旺盛で、次から次へとカルチャーショックを受けるのが面白いですね。しかし、現代日本人が読んでも、同じように習慣や価値観の違いを感じる場面があって興味深いです。例えば、ある人物を通して、子どもと大人の境目について描かれていますが、昔の英国とも今の日本とも違っています。庶民の衛生面も今とは全然違っていて驚きました。それほど昔の話ではないのに、妙な不思議な気分になります。

彼女が実在の人物なのは知っていたのですが、実際にどのように旅をしたのかはまったく知りませんでした。ただ単に、東京や京都、大阪など大都市を観光客のように観ていたのかな、とぼんやり思っていたのですが、本書を読んでそれが誤りだとすぐ分かりました。旅路と目的地を聞いただけでも大変そうです。

それと誤解していたことがもう一つ。それは彼女が日本に来た当時から、英国人の間でまあまあ有名だったことです。既にいくつかの異国を旅し、今でも容易にはなしえない経験をしてきたことがうかがえます。まだ交通の便も未発達で他国の情報もあまりない時代に、思い切った行動ができるのは、人種・年齢・性別問わずに格好良いと思います。

読後に調べてみたのですが、あの同行者も実在していて驚きました。てっきり創作とばかり・・・・・・。旅は増々面白くなりそうです。



[ 2015/12/03 19:08 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2015年12月03日(木)

2015年11月の読書メモ 

老子・荘子 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典〔B+〕
未来日記 11 (再読)〔A-〕
未来日記 12 (完) (再読)〔B〕
ナナマルサンバツ 8〔B-〕
眼球奇譚〔C+〕

「本が売れない」というけれど〔A-〕
死人の声をきくがよい 2〔B+〕
六花の勇者 4〔B+〕
知っておきたい 世界の悪人・暴君・独裁者〔B〕
極黒のブリュンヒルデ 13〔B〕

ダーウィンズゲーム 6〔B+〕


以上、11冊でした。先月と一緒。時間に少し余裕があったわりに少なかったです。漫画が半分、それ以外が半分。最近はずっとこんな感じです。

ようやく未来日記が読み終わりました。ほおっておいたものが、ようやくきちんと整理できた感じです。満足。唯一のCとなった、眼球奇譚ですが、「特別料理」だけで評価するならA-くらいかな。短編集はそれぞれに差がある場合は、評価しづらいですね。

感想は書きませんでしたが、漫画の新世紀エヴァンゲリオンを全巻読破しました。Amazonで電子書籍版がセールだったので、つい全巻購入。今更のような気がしますが、未来日記同様、最後まで読めて良かったです。



[ 2015/12/03 19:06 ] 月別まとめ | TB(0) | CM(0)