2015年11月29日(日)

ダーウィンズゲーム 6 



著者:FLIPFLOPs
発売日: 2015/3/6

評価〔B+〕 こうした少し軽い展開も面白いです。
キーワード:デスゲーム、現代、超能力

こいつは賭けだ。成功の保証も、命の保証もねえ――(本文より抜粋)


宝探しイベントも終盤、どのような決着になるのかと思っていたのですが、結構あっさりと終わりました。もっとこう派手な出来事が起きるのかなーと思っていたのですが、そういうのは次のイベントに持越しですね。

後半は、カナメ個人ではなくクランを軸に話が進んでいきます。敵対的なクランはもちろん、中立的や友好的なものもあって、このあたりは普通の大人数で行うネットゲームと変わらなさそう。今後も集団戦が主体となるのでしょうか。

また、ここで前に少しだけ登場していた人物が、カナメたちの前に現れます。この某は何をしても凄すぎるので、なんだか笑ってしまいます。いやー、こういう極端な人は出てこないと思っていただけに、嬉しい誤算です。人間関係も段々複雑になってきましたが、より面白くなったと思います。



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[ 2015/11/29 21:01 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2015年11月29日(日)

極黒のブリュンヒルデ 13 



著者:岡本 倫
発売日: 2015/4/17

評価〔B〕 シリアスとギャグがやっぱり極端だ。
キーワード:SF、現代、魔法、宇宙人

「本当に・・・何も出来ないのか・・・?」(本文より抜粋)


佳奈が予知は現実となるのでしょうか?

孵卵に対してどう動くかが見どころです。緊急時に新たな圧倒的な敵も表れて、村上も予想できなかった結末がおとずれます。

事件終了後、シリアスとギャグの切り替えが相変わらず早いです。某の高校生の恋愛観が何と言いますか、こう・・・・・・まっすぐですね。「早く!!」と言われた後の、あの人の表情が笑いをさそいます。それと、寧子の何も知らない系ギャグが見れて良かったです。



[ 2015/11/29 20:56 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2015年11月26日(木)

知っておきたい 世界の悪人・暴君・独裁者 



著者:桐生 操 (監修)
発売日: 2008/10

評価〔B〕 波乱万丈とはまさにこのこと。
キーワード:悪人、独裁者、犯罪、歴史、

シーツや毛布など結んで窓から垂らして降り、さらに反対側の壁を伝って脱出に成功した。しかもそのとき、恋人をかかえて一緒に脱獄していたというから驚きである。(「世界一の脱獄王、ジャック・シェパード」より抜粋)


歴史に名を残すような悪人や犯罪者は、本当に迷惑な存在だったかもしれませんが、たびたび小説や映画の題材になっています。良くも悪くも個性が強く、刺激的な人生だったことは間違いなさそうです。そんな世界中の悪の人々を集めて紹介したのが本書です。

猟奇犯罪者から始まり、悪女、盗人、海賊、暴君、暗殺者と、様々な地位や職の人間が掲載されています。どれも凄く、日本ではいなさそうだなーと思っていたら、結構いました。八つ墓村のモデルとなった事件の犯人・都井の凶行は強烈です。でも、どの人物もフィクションなのでは?と思ってしまうくらい波乱万丈な人生です。

一つ興味深いのは、悲惨な最期を遂げる者がいる一方で、詐欺で逮捕された後に会社を興し、大成功したフランク・アバグネイルのような者もいたことです。あとは、国からサーの称号をもらい、海軍中将になった海賊のドレイクもそうですね。並外れた才能が社会に認められた、稀なケースだと思います。

「事実は小説よりも奇なり」を地でいく本でした。


[ 2015/11/26 21:17 ] 社会・歴史 | TB(0) | CM(0)

2015年11月26日(木)

六花の勇者 4 



著者:山形 石雄
発売日: 2013/7/25

評価〔B+〕 誰の策が実を結ぶのでしょうか。
キーワード:ファンタジー、ミステリー、

何としてでも、これを伝えなければならない。さもなくば世界が滅んでしまう。(二章より抜粋)


テグネウの策略に翻弄されてきた六花の勇者たちでしたが、協力者を得て反撃する可能性がでてきました。テグネウには切り札があることを知った彼らは、その正体を探るため動き出します。敵の意図を暴こうとする謎解きの部分はもちろん、本筋の世界を救う話のほうもきちんと進んでいて面白いです。

六花や三匹の凶魔たち以外でこの話の鍵となる人物が登場します。勇者たちの活躍の裏でどのような行動を取っていたか、どのような心情だったかが描かれていて、読んでいて引き込まれます。結末が予想できてしまう反面、盛り上がりました。

また、一つの事件ごとに登場人物を深く掘り下げてきましたが、今回はロロニアにスポットライトが当たります。他の勇者たちよりも出てくるのが遅かったためか、どこか目立たない印象がありましたが、この事件では彼女の信念や想いが強く表れていると思います。

この切り札のエピソードは4巻から6巻まで続くそうなので、どちらがどのように相手を出し抜くのか楽しみです。



[ 2015/11/26 20:56 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)

2015年11月18日(水)

死人の声をきくがよい 2 



著者:ひよどり祥子
発売日: 2013/7/8

評価〔B+〕 1巻の雰囲気そのままに。
キーワード:ホラー、霊感、

「クソ野郎からあなた宛に小包よ」(本文より抜粋)


副題が凄いです。『みんな死ぬ!!編』。でも、登場人物がみんな死ぬ訳ではありません。

主人公・岸田純の事件に巻き込まれる体質(?)が、まるで推理漫画の殺人事件に出くわす探偵のようです。自分があの立場だったら相当嫌だなあ。概ね1巻と同じような雰囲気ですが、少しだけ笑ってしまうような場面もあります。1巻のあとがきあった、担当さんの要望に少しだけ近くなったかもしれません。それと、前の巻とは違った早川さんの姿も見ることができ、読者を飽きさせないこうした変化があって良いと思います。彼女以外の登場人物も個性が出てきました。

残念なのは1巻の最後に某が言ったあの言葉が、全然触れられなかったことです。次の巻でなにか明かされるのでしょうか。



[ 2015/11/18 21:01 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2015年11月18日(水)

「本が売れない」というけれど 




著者:永江 朗
発売日: 2014/11/4

評価〔A-〕 書店が苦戦する訳が分かります。
キーワード:書店、本屋、大型店、ネット通販、古本、電子書籍、

「読書ばなれ」と「出版不況」のあいだにはねじれがある。それは「書籍」と「雑誌」についてのイメージのズレではないかとぼくは考えている。(第2章より抜粋)


先月、漫画の品ぞろえが充実した近所の本屋に久しぶりに行ってみたら、閉店しましたとはり紙がはってありました。こうして書店が減っていくのは残念であり、寂しいことです。書店の減少はこのあたりの話だけではなく、どうやら全国的に減少しているようです。原因は本が売れないから。では、なぜ本が売れないのか? ネット通販が普及したから、読書離れが進んでいるから、などの理由が挙げられていますが、はたして本当にそうなのでしょうか。書店員の経験もある著者が、出版業界の現状と問題点を解説し、今後の読書のかたちを探ります。

活字離れの実態を調べるため、図書館や古本屋、消費者の収入と様々な角度から調べているのが興味深いです。それに加えて、どのような種類の本の売れ行きが経営に影響するのか、出版社の収入の面から考察しているのが面白いです。業界の見通しが甘く、ブックオフやアマゾンの盛況が予想外だったことも影響しています。また、出版社がほとんど潰れない理由も言及しています。出版社、書店、その二つを取り持つ取次、3者の関係が現状に合わなくなってきているのかもしれません。

書店の生き残る道もいくつか提示しています。本の値段を倍にすることは、消費者に取っては素直に賛同できませんが、本の数を減らし手間も減らすことで全体の質を上げるのは理解できます。テレビで取材していた喫茶店が併設された書店も、一つの手段だと思います。注目したのは、ベストセラーや話題の本はどこにでも売っているので置かない、という意見です。上記の漫画の品ぞろえが良い店のように、何か魅力があれば常連客もできそうですしね。個人的には売れ筋ばかり売る店は面白くありません。

このままでは町の電気屋・CD屋のようにほとんど姿を消してしまいかねません。何かを変えるのは大変なことでしょうが、本の未来が明るくなるような変化が起こることを期待しています。本の現状が分かる新書でした。


[ 2015/11/18 20:57 ] 実用 | TB(0) | CM(0)

2015年11月14日(土)

眼球奇譚 



著者:綾辻 行人
発売日:2014/6/25

評価〔C+〕 気味が悪いホラーもあります。
キーワード:ホラー、サスペンス、短編集、文庫化、

「お客様がたのむようなお得意様のために、当店では、普通はお見せすることのないスペシャルメニューが用意してあるのです。」(特別料理より抜粋)


推理作家として有名な著者が書いたホラー小説で、表題作の短編集を含めた7編が収められています。1995年に出版された単行本を文庫化したものです。

著者らしく推理小説の手法を用いたものが多く、単なるホラーというよりはサスペンスホラーのような感じです。たいてい最後に意外なオチが用意されています。読んでいて一番印象に残ったのは上記で引用もしている「特別料理」です。現実にあってもおかしくない、とても気味の悪い物語です。事細かに書いてあると想像したくなくても想像してしまいます。また、「再生」もおどろおどろしくて良かったです。この2編は、なんとなく結末が読めてしまうのが残念です。

他の物語は確かに怖い感じは出ているのですが、いまひとつボンヤリしたといいますかスッキリしない終わり方が多かったと思います。一冊の本として評価すると、やや物足りない気も・・・・・・。

ちなみに、Amazonでは電子書籍版と文庫版の表紙が違っていました。私が読んだのは電子書籍版なので、この緑の人物の表紙です。書店で買う時は赤紫色のディナーの表紙かもしれませんので、お間違えなく。



[ 2015/11/14 21:26 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

2015年11月14日(土)

ナナマルサンバツ 8 



著者:杉基 イクラ
発売日: 2014/7/3

評価〔B-〕 どんどん玄人っぽくなってきました。
キーワード:クイズ研究会、学園、部活、早押し

文蔵高校クイズ研究会の2泊3日強化合宿がスタートした。(本文より抜粋)


深見家での対決に決着がつきます。そして、文蔵高校の面々はクイズ大会へ向けて、笹島が決めた某所で合宿を始まります。

回想シーンで、一年前に何が起きたのかが語られます。あの人たちの過去はもっと壮絶なものかと思っていたのですが、それほど意外なものではありませんでした。結構あっさり描かれていたので、まだ続きがあるのかもしれません。また、日本のクイズの歴史も紹介されていて、興味深かったです。最近、なにかの折に昔のウルトラクイズの映像を見たのですが、今の高校生クイズよりもずっとずっと楽しそうでした。

来たるべき大きな大会へ向けての準備段階なので、熱くなる場面は少なめです。しかし、何やら只者ではなさそうな人物が登場したので、次の巻は盛り上がりそうです。

恒例の巻末クイズですが、50問中27問正解でした。あの地域の人々の正解率は平均より高くなるのでしょうか。ちょっと気になります。



[ 2015/11/14 21:07 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2015年11月11日(水)

未来日記 12 (完) (再読) 



著者:えすの サカエ
発売日: 2011/4/26

評価〔B〕 あの結末をどう考えるか。
キーワード:未来予知、携帯電話、殺人ゲーム

私の居場所――――(本文より抜粋)


謎が解明され、どのような結末となるのか。最終巻です。

11巻が謎解明編ならば、12巻は完結編です。二人がお互いの気持ちをぶつけ、自分の望んだ終わりに導くため争います。ゲーム中あっさりと退場してしまう人もいましたが、今回についてはじっくり描写し、決着も説得力のあるものでした。ただ、決着そのものは良かったですが、その後の結末は、うーん・・・・・・複雑です。理由は下記の【ここからネタばれ】に書いておきます。他の方の書評を読むと、ハッピーエンドと解釈している人が多いですね。

サバイバルゲームの娯楽性は11巻が最高潮ですが、主役二人の関係や感情については、この最終巻が最高潮です。当初からヤンデレだのなんだの騒がれていた由乃ですが、ここまで読んで、ようやく彼女がどのような人間なのかを理解できたような気がします。

終わり方が難しそうな設定でしたが、なんにせよきちんとした形で完結したので良かったと思います。漫画と同時進行でアニメを視聴しましたが、そちらも漫画の良さを保ちつつ上手く映像化しています。漫画が気に入ったなら、アニメ版もぜひどうそ。


ネタばれ話を少し↓


[ 2015/11/11 21:23 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2015年11月11日(水)

未来日記 11 (再読) 



著者:えすの サカエ
発売日: 2010/12/25

評価〔A-〕 この巻が一番面白いと思います。
キーワード:未来予知、携帯電話、殺人ゲーム

伝えなければ・・・伝えなければ・・・(本文より抜粋)


雪輝、由乃、秋瀬がそれぞれの思惑のもと、最終決戦に挑みます。

中盤からの謎であった由乃が隠していることが、ついにようやく明らかになります。秋瀬が突き止めたDNA、大金庫の扉のロックなど、今まであったおかしな出来事が見事に繋がります。前にも一度全部読んだと書きましたが、内容を知っていてもこの巻は盛り上がり面白いです。また、そこに至るまでの過程も良いですね。あの推理も納得です。

二つの過ちの件もかなり衝撃的でした。アニメ版ですと伏線があるんですよね。気になる方はどうぞ。そしてその後の因果律大聖堂の場面。狂ってると言われた某が叫んだ台詞が、本当に印象深いです。なんかもうさすがです。

最後に登場したあの人物によって、どのような結末になるのかが予想しづらくなっているのがにくいですね。次が最終巻です。



ネタばれ話は続きにて↓

[ 2015/11/11 21:01 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2015年11月03日(火)

老子・荘子 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 



著者:野村 茂夫 (著), 谷口 広樹 (イラスト)
発売日: 2004/12/25

評価〔B+〕 儒教とは違う道家思想について。
キーワード:中国、古典、思想、無為自然、徳

無為を為せば、即ち治まらざること無し。(第三章より抜粋)


道家の大家である老子と荘子の思想をまとめて老荘思想と呼ぶそうです。二人の名前はよく聞きますし、学校でも習った・・・・・・んでしたっけ? にも関わらず、内容の方はほとんど知りません。古代中国で生まれた儒教とは異なる思想・教えを分かりやすく説明した、老荘思想の入門書です。

儒教が成功・出世を目指した現実的なものならば、老子の教えは俗世間とは別の精神的な豊かさを目指したもの、だと感じました。自然体を何より好みます。赤ちゃんを道に近い徳のある者として褒めていて、徹底していると感じました。欲のない、未発達だが穏やかな世界を目指していたようです。

荘子の教えはさらに哲学的なものです。荘子の文章のほとんどが寓言で、分かりやすく書かれているはずなのに、内容が壮大過ぎて分かるような分からないような感じです。禅問答のような、宗教のような雰囲気です。荘子とは論理を重視する恵施との問答が、両者の違いを際立たせていて印象深かったです。

また、現代の日本でも耳にする言葉、「足るを知る」「大器晩成」や「朝三暮四」「胡蝶の夢」などの出典が二人の思想だと知って驚きました。前二つは老子、後の二つは荘子の文章で紹介されています。僕のように、ちょっと気になったから試しに読んでみよう、くらいの人に合っている解説書だと思います。



[ 2015/11/03 21:03 ] 心理・哲学 | TB(0) | CM(0)

2015年11月03日(火)

2015年10月の読書メモ 

知っておきたい伝説の秘境・魔境・古代文明〔B〕
うわさとは何か〔B〕
未来日記 8 (再読)〔B〕
くまみこ 4〔C〕
未来日記 9 (再読)〔B+〕

玩具修理者〔B+〕
未来日記 10 (再読)〔B〕
孫子・三十六計 ビギナーズ・クラシックス〔A-〕
りとる・けいおす 1〔B〕
りとる・けいおす 2 (完)〔B〕

ブギーポップ・アンノウン 壊れかけのムーンライト〔C〕


以上、11冊でした。新書を読もうと思っていたのに、気がついてみると漫画を含む創作物ばかり読んでいます。漠然と思っているだけだとダメみたいです。今まで読んだことのない分野の面白い新書を、ちょっと探してみようかな。



[ 2015/11/03 21:01 ] 月別まとめ | TB(0) | CM(0)