2015年02月26日(木)

アラクニド 12 

アラクニド(12) (ガンガンコミックスJOKER)アラクニド(12) (ガンガンコミックスJOKER)
著者:村田真哉
出版社:スクウェア・エニックス
出版日:2015/02/21

評価〔A-〕 軍隊蟻の強さが明らかに。
キーワード:殺し屋、虫、昆虫、現代

「今、この場においては、この私こそが女王」(本文より抜粋)


「蠍」との一騎打ちがメインかと思っていたのですが、そちらは予想よりもあっさり決着がつき驚きました。でも、この漫画はどのようなバトルでもあまり引き延ばさず、スパッと終わるところが良いですよね。

既に登場してさほど脅威には見えなかった「軍隊蟻」ですが、ついに隠された能力と真実が明かされます。冒頭から回想シーンがあるのですが、表紙右のワカメ娘が結構かわいい。外見ではなく中身が。また、なんでもないように見えた過去の場面が重要だったことが分かり、バトル漫画にも関わらず伏線もしっかり張ってあったのかと感心してしまいました。まさかクイーンのあの特徴に意味があったとは驚きました。

少し前から肌の露出度が高い時がありましたが、今回はだいぶ女性キャラが肌をさらしています。話の流れ上仕方がないのですが、こうしたことが苦手な人もいるので、もう少しやんわりした演出でも良かったんじゃないのかなーと思います。色気が売りではないと思うので。

蜘蛛狩りも終盤、軍隊蟻の女王支配から逃れることはできるのか。次も楽しみです。



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[ 2015/02/26 21:12 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2015年02月26日(木)

ナナマルサンバツ 2 

ナナマル サンバツ (2) (角川コミックス・エース 245-5)ナナマル サンバツ (2) (角川コミックス・エース 245-5)
著者:杉基 イクラ
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)
出版日:2011/08/03

評価〔B+〕 早押しのコツとは?
キーワード:クイズ研究会、学園、部活、早押し

「“解答権”が欲しいか?」(本文より抜粋)


新入部員向けのクイズ大会の続きから始まります。

クイズ大会やクイズ番組で、問題の途中までしか聞かなくても正解を当ててしまう人がいます。問題をあらかじめ知っていたのではないのか?と思ってしまうくらいの早さですが、単なるヤマ勘だけではなく問題を先読みする秘密の一つが明かされています。あれってやはり慣れているから、ではないんですね。徐々にクイズの魅力を教えてくれるのが面白いです。

後半では頻出問題、劇中でベタ問と呼ばれているものについて説明されています。笹島の、完成度が高いから何回も何年も残り続ける、という言葉は説得力があります。確かにクイズ番組を見ていて同じような問題を見かけるのも、こういった理由だからなんですね。

巻末のクイズ研究会必修ペーパークイズは、70問中41問正解でした。難しかったです。これが必修レベルなら、クイズ研究会の人たちは本当に博識だと感じました。




[ 2015/02/26 20:49 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2015年02月22日(日)

青い象のことだけは考えないで! 

青い象のことだけは考えないで!青い象のことだけは考えないで!
著者:トルステン・ハーフェナー、ミヒャエル・シュピッツバート 他
出版社:サンマーク出版
出版日:2013/01/25

評価〔B+〕 考え方を根本から変えよう。
キーワード:自己啓発、思考、医学、

たとえば、あなたは自分にとって役に立つように、いつでも見方を変えられるようになる。つまり、あなたは自由になる。(第3章より抜粋)


ドイツで著名なマインドリーダー(読心術者)が、自由に思考し、人生をより良いほうへ変える秘訣を説いています。自己啓発・人生論の本なのですが、読者を科学的な事実からも納得させるために、医学博士との共著となっています。

前半は人間がいかに先入観や間違った直感にとらわれているかを解説しているのですが、モンティ・ホール問題など結構知っていることが多く、面白くはあるのですが冗長に感じました。後半は、本書の中核であるそれらを克服するのに役立つ3つの手法を紹介しています。単なるポジティブシンキングではなく、中立的な姿勢で現実を受け止めることが大切だという意見は、落ち着いた腑に落ちたような感じで良かったです。また、偽薬でも効き目が出るプラシーボ効果の反対、調子が悪くなるノーシーボなる現象があることは、、思考の影響力を知る良い例なのではないでしょうか。

話が少々あっちこっちに飛び、説明が弱いと感じる箇所もありましたが、概ね良かったと思います。潜在意識から、根本から良いイメージを作ることが大切。「はじめに」にも書いてありますが、肝心な時にこういうことを思い出せないものなので、何かに行き詰ったら本書を読み返すことを頭の片隅に置いておきます。



[ 2015/02/22 11:48 ] 心理・哲学 | TB(0) | CM(0)

2015年02月15日(日)

ビブリオバトル 本を知り人を知る書評ゲーム 

ビブリオバトル 本を知り人を知る書評ゲーム (文春新書)ビブリオバトル 本を知り人を知る書評ゲーム (文春新書)
著者:谷口 忠大
出版社:文藝春秋
出版日:2013/04/19

評価〔B+〕 お薦めの本を発表しよう。
キーワード:本、発表、推薦、コミュニケーション

ビブリオバトルが「人を通して本を知る」だけではなく、「本を通して人を知る」場であるというところにこそ、真の魅力がある。(本文より抜粋)


最近、ときどき新聞で見かけるようになった「ビブリオバトル」の文字。本を推薦する発表会とだけ知っていましたが、詳しい内容はまったく知りませんでした。しかし、読書が好きなので、何度も目にしていると自然と興味がわいてきます。本書はビブリオバトルの生みの親が、公式ルール、発生のきっかけから思わぬ利点まで語っています。

まず、発表参加者が5分間で好きな本をお薦めし、質疑応答をへて次の参加者に交代。発表が終わったら、最後に発表参加者を含めた全員で読みたい本に投票して、チャンプ本を決めます。漫画でも良いとは驚きました。写真集もありなのでしょうか? ルールを決めるからこそ、スポーツやゲームのような面白さがでてくるという著者の意見には賛成です。このルールの面白い点は、お互いにお薦めし合うことです。これは3~5人くらいの小規模開催、全員が発表参加者であり聴講者でもある時が、参加している意識が高まり盛り上がって面白そうですね。

ビブリオバトルは単に本を推薦するだけでなく、発表者がどのような本を選びどのように説明するかで、その人物を知ることができるイベントでもあります。本棚を見るとその人が分かるのと一緒ですね。でも、目の前にいて生の声を聞けば、より深く理解できるという訳です。また、今まで興味のなかった分野の本で面白そうな本を知ることができるのも、魅力の一つです。キーワード検索や類似品推薦ではない、口コミのような良さが売りです。商売がらみでない点も良いですね。

本来は本マニアがお薦めし合うのではなく、学術的な理由から発生したものだったというのが興味深かったです。どんな感じなのか見てみたいですし、機会があって少人数であれば参加してみたくなりました。



[ 2015/02/15 21:11 ] 実用 | TB(0) | CM(0)

2015年02月15日(日)

赤村崎葵子の分析はデタラメ 続 

赤村崎葵子の分析はデタラメ 続 (電撃文庫)赤村崎葵子の分析はデタラメ 続 (電撃文庫)
著者:十階堂一系
出版社:アスキー・メディアワークス
出版日:2013/09/10

評価〔B+〕 デタラメ分析再び。
キーワード:分析、学園、謎解き、

「あたしが・・・・・・『誰』を、『なぜ』お見舞いに来たのか、それを分析してみてよ」(本文より抜粋)


デタラメ分析再び。分析好きのテルと分析部仲間のカモトキ君、そしてヴィルヘルムが今回も周囲で起きた謎にあれこれ挑みます。表紙の浴衣にニット帽が斬新。

赤村崎葵子の暴走やヴィルヘルムの推理は健在で、前の巻が気に入っていた者としては嬉しい限りです。少ない情報からなんらかの分析してくる姿は、真実かどうかはともかく楽しいです。分析4はなるほどと感心してしまいました。また、軽い回や重い回、カモトキ君が分析するという珍しい回もあり、種類に富む内容だと思います。

ただ、前回のほうがやや面白かった気がします。内容がそうなのか慣れてしまったからかは分かりませんが。そして、今回も真実を全てを語らないことがあるので、分からないことがあるのは嫌だという方にはお薦めできません。やはり推理ではなく分析ラノベなのです。

巻末のあれはあるのか?と疑問の方もいるかと思いますので、一応あるとだけお伝えしておきますね。次はメディアワークス文庫ででている続編(?)かな。



[ 2015/02/15 20:53 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)

2015年02月06日(金)

迷惑行為はなぜなくならないのか? 「迷惑学」から見た日本社会 

迷惑行為はなぜなくならないのか? 「迷惑学」から見た日本社会 (光文社新書)迷惑行為はなぜなくならないのか? 「迷惑学」から見た日本社会 (光文社新書)
著者:北折 充隆
出版社:光文社
出版日:2013/10/17

評価〔B+〕 迷惑と思ってない人が問題です。
キーワード:迷惑、法律、常識、非常識、

「このくらいならいいだろう」とか、逆に「やってはいけない」「守らなければならない」と思いこんでいることも、所属する集団のルールが違えば、180度変わってしまうほど、あやふやなものなのである。(第3章より抜粋)


いつも行くお店があるのですが、そこは大きな駐車場があるにも関わらず、駐車の枠以外の場所に車が止めてあることが多々あります。どうして決められた場所に止められないのか、道をふさいでいる訳ではありませんが不満です。そうした迷惑行為はなぜ起こるのか、防ぐ方法はあるのかを考察しているのが本書です。

迷惑学なる学問の分野はないそうで、著者の専門である心理学の面から研究して分かったことを、具体的な実験なども交えて分かりやすく説明しています。車のスピード違反や電車内の携帯電話など身近な問題から、最近のツイッターによる問題行為による炎上騒ぎまで幅広く扱っているので、どれか一つくらいは見たこと聞いたことがあるのではないでしょうか。違法か合法か、他人の行動の影響、所属によるルールの違い等、漠然とイメージしていた迷惑行為が、ある程度まで体系化されていて感心しました。これらの解決策として、相手の内面に働きかける「お礼型」メッセージやレッテル貼りを提案していて、説得力があると思います。

不満な点を挙げるとすれば、まだまだ始まったばかりの学問なので、データ不足の感は否めません。蓄積が少ないためか、やや物足りないようにも感じました。今後は迷惑学を研究する人が増え、調査ももっとサンプル数の多ければ、さらに多くのことが分かるようになるはずです。

文中の「心から愛する妻(棒読み)」には笑ってしまいました。こうしたユーモアがあるのは良いことだと思います。言われたほうは怒るかもしれませんけど。迷惑行為に腹を立てている方は、本書を読んで勉強してみると良いかもしれません。



[ 2015/02/06 19:43 ] 社会・歴史 | TB(0) | CM(0)

2015年02月06日(金)

ナナマルサンバツ 1 

ナナマル サンバツ (1) (角川コミックス・エース 245-4)ナナマル サンバツ (1) (角川コミックス・エース 245-4)
著者:杉基 イクラ
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)
出版日:2011/05/02

評価〔B+〕 クイズ大好き。
キーワード:クイズ研究会、学園、部活、早押し

「クイズ好きが集まってひたすらこんな問題を解くだけの活動とか!? それっておもしろいのか!?」(本文より抜粋)


部活ものですが、何の部活かというとなんとクイズです。競技クイズ。クイズ研究会。皆さんはクイズ好きですか。僕はテレビに見る番組に迷ったら、クイズ番組を優先して選ぶくらいクイズが好きです。

越山識は読書が好きな内向的な少年ですが、あることがきっかけでクイズの世界へ入っていきます。クイズのことは知らなくても、自分の長所を活かして少しずつ前進していく姿は、部活ものの定番の展開とは言え好感が持てます。また、ただのクイズではなく、競技クイズの面白さやポイントを詳しく丁寧に説明しているので、今までクイズに興味がなかった人も楽しく読めます。読めば、解答者が勘だけで答えているのではなく、きちんと考えて答えていることが分かるでしょう。

1巻にしては結構登場人物は多いのですが、主要人物は見分けやすいので混乱することはないと思います。著者の他の作品で知っていましたが、絵柄は見やすく好みです。

まだまだ序盤でですが、今後の展開に期待できます。僕の知らないクイズの面白さを教えてほしいですね。



ちょっとだけネタばれ話↓
[ 2015/02/06 19:38 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2015年02月01日(日)

センゴク外伝 桶狭間戦記 5 完 

センゴク外伝 桶狭間戦記(5) <完> (KCデラックス ヤングマガジン)センゴク外伝 桶狭間戦記(5) <完> (KCデラックス ヤングマガジン)
著者:宮下 英樹
出版社:講談社
出版日:2010/12/29

評価〔B+〕 これも歴史の流れなのか。
キーワード:戦国時代、桶狭間、織田信長、今川義元、

決戦の地に“奇跡の雨”が降り出していた。(本文より抜粋)


冒頭の商人たちの思惑とは裏腹に、戦いは激戦となります。

それぞれの軍勢がどのように動いたかが分かるのも良いですが、それ以上に信長や義元の気概や考えが伝わってきたのが良かったです。前にも書きましたが、義元は今まであまり良い評価をされていないだけに、本シリーズでは才気ある人物として描かれています。決戦に挑む姿が堂々としていて格好良い。雪斎とともに非常に魅力的でした。もし雪斎がいたとしたら、戦いの成り行きもだいぶ違ったのでしょうか。

一方、信長も決死の覚悟で挑む姿は迫力があり、義元とは違う感じで目を引きます。完成された今川家と対比するように、銭の申し子で弱さを持つ者。義元は時代の流れを感じていたように見えましたが、信長はどうだったんだろう。「人間の限り業を尽くすのみ」の台詞の後の行動が、本シリーズの信長らしく、そして格好良く感慨深かったです。

戦国時代に興味がない人も読んでもらいたい漫画です。桶狭間の結果を知っていても十分楽しめると思います。




[ 2015/02/01 22:08 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2015年02月01日(日)

慟哭 (創元推理文庫) 

慟哭 (創元推理文庫)慟哭 (創元推理文庫)
著者:貫井 徳郎
出版社:東京創元社
出版日:1999/03

評価〔C+〕 面白くなくはないけど・・・・・・。
キーワード:警察、新興宗教、誘拐事件、

「ただ、あなたを見れば、誰でもわかることです。あなたが救いを求めて、この教団にいらしたことも。」(P148より抜粋)


誘拐事件と新興宗教の様子を並行して描いた推理小説です。1999年初版と古めの小説ですが、ネットで推薦している人が何人かいたので読んでみました。

中盤まで派手な展開はないものの、警察内部の対立と捜査の様子は現実味がありますし、ある人物が新興宗教に興味を持つ過程も興味深いです。地味ではありますが、地に足のついたという表現が合う文章だと思います。内容も構成も、そして終盤明かされる驚くべき真相も質が高いと感じました。

しかし、面白いの?と問われたら、かなり困ります。つまらなくはないけれど、面白いとも言い難い。面白くなくもない。そんな感じです。質が低くなく盛り上がるシーンもあるのに、なぜなのでしょう。テーマが重いので爽快感がないせいか、読後感があまり良くないためか・・・・・・。読んでいるうちにトリックが半分くらい分かってしまったから、じゃないよね。

組織や家族など色々考えさせられる人間ドラマの面が強いので、そうした味のある推理小説をお望みの方にはお薦めできます。娯楽作品としては、うーん、笑いや心温まるものが読みたい人にはおそらく不向きです。



ちょっとだけネタばれ話↓
[ 2015/02/01 21:59 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

2015年02月01日(日)

2015年1月の読書メモ 

センゴク外伝 桶狭間戦記 2〔C+〕
極黒のブリュンヒルデ 10〔B+〕
還りの会で言ってやる〔B〕
センゴク外伝 桶狭間戦記 3〔B+〕
全地球凍結〔C-〕

なぜこの店で買ってしまうのか ショッピングの科学〔A〕
サイコろまんちか 2〔B+〕
人の印象は3メートルと30秒で決まる〔C-〕
ひぐらしのなく頃に礼 賽殺し編 (講談社BOX)〔B+〕
センゴク外伝 桶狭間戦記 4〔B+〕


以上、10冊でした。半分は漫画、半分はそれ以外となりました。小説、新書、ラノベとそれなりに適度に読んでいると思います。

AもCももう少し気軽につけてみるか、ということで、評価に幅があります。Cが多くなってしまったのは、まー、好みと運の問題かな。来月はもう少し合った本が見つかると嬉しいです。



[ 2015/02/01 21:55 ] 月別まとめ | TB(0) | CM(0)