2014年12月30日(火)

2014年のまとめ 

もう30日、残すは大晦日のみとなりました。今年の読書の総括です。

2014年に読んだ書籍は125冊でした。昨年よりやや多いのですが、漫画がかなり多かったので、数字ほど本を読んだという感覚はありません。その内訳ですが、

小説 (20)
ライトノベル (18)
漫画 (64)
4コマ漫画 (1)
随筆 (1)
社会・歴史 (4)
心理・哲学 (2)
自然科学・医学 (10)
言語 (0)
実用 (5)
WEB漫画 (0)

となりました。

漫画が昨年の2倍以上で、全体の51パーセントを占めています。確かに漫画は良く読んだなあという記憶があります。特に夏は漫画ばかりと言っても過言ではなかったと思います。しかし、4コマ漫画はほとんどと言っていいほど読んでませんね。嫌いになったのではなく、好みに合いそうなものが見つからなかったのが原因です。じっくり探します。

小説もライトノベルも少しずつ減り、自然科学・医学が増えました。理系の新書も読みたいなと感じていたので、それが反映しているのではないでしょうか。心理・哲学が減ったのは意外でした。部屋には結構あるので、勘違いしていたようです。

また、評価別の数は以下のとおりです。

〔S〕 2冊
〔A〕 19冊
〔B〕 93冊
〔C〕 10冊
〔D〕 1冊
〔E〕 0冊

今年はSが2冊ありました。「2」と「密室殺人ゲーム2.0」ですが、後者は読み終わった直後からまた読みなおし、しばらくずっと読み返していました。S-ではなくSにすれば良かった。どちらも創作でしたので、来年は新書でSをつけたくなるような本が読みたいです。一方、悪いほうはというと、Eは0だったもののDは1冊ありました。意見の違いは仕方ないのですが、近年どんどん新書の内容が軽く、薄くなってきている気がします。数は少なくなっても、読み応えのある面白いものを出版してほしいですね。

予想よりもBの割合が多かったです。4分の3がB。今年は結構評価が散らばるようにAとCを多くしたつもりでしたが、そうでもありませんでしたね。もう少しAとCが多くても良かったかもしれません。来年はそうしよう。

昨年に続き、電子書籍を利用しています。セールの時をうまく利用して購入しています。電子書籍は読む権利をどこかの組織が一括して管理してくれれば、どの電子書籍サイトがつぶれないで長く使えそうか、などと考えずにすむのですが。長い間ずっと解決しないのを見ると、やはり難しいのでしょうね。

来年も漫画を多めに読もうかと思いますが、活字本も疎かにすることなく読む予定です。バランスが大切。娯楽のための本も良いのですが、知的好奇心を満たすような本が良いです。もしくは、良くも悪くも衝撃的なものも読みたいですね。それでは、良いお年を。



スポンサーサイト
[ 2014/12/30 22:22 ] 年別まとめ | TB(0) | CM(0)

2014年12月29日(月)

センゴク外伝 桶狭間戦記 1 

センゴク外伝桶狭間戦記(1) (KCデラックス)センゴク外伝桶狭間戦記(1) (KCデラックス)
著者:宮下 英樹
出版社:講談社
出版日:2008/02/06

評価〔B+〕 桶狭間のだいぶ前から始まります。
キーワード:戦国時代、桶狭間、織田信長、今川義元、

「幼少より仏門しか知らぬ故、戦国大名とはいかなるものに……?」(本文より抜粋)


テレビでも他の媒体でも何度も語られ、演じられてきた桶狭間の戦いを、別の視点から創り上げた作品です。「センゴク」と同じ著者が外伝です。

乱世で武将の物語とくれば、たいてい戦争やその戦術を主として描かれますが、本書は社会背景と政治、戦略が中心となっています。どの戦いであの戦法を!ではなく、どのように強い国にして生き抜くのか、なのです。また、戦国時代突入の要因として気候変動を示したり、戦国大名の定義を単に武力と財力のあるものとしていないのが新鮮でした。

信長が主役になりそうなところですが、今川義元と太原雪斎の二人を中心に始まります。対する織田側は信長の父、信秀です。ほとんど知らなかった彼らの立場、状況、野心が分かりやすく書かれ興味深い内容でした。義元と言えば一昔前は評価が低かったのですが、最近彼の功績が見直されています。そのせいか、ここまでは「海道一の弓取り」の名に恥じない武士として描かれていて良かったです。少々性格が軽めではありますが。個人的には雪斎が気に入っています。

巻末に、この時代の社会構造の解説が載っています。これによって、本書をより深く理解することができるでしょう。桶狭間の結果を知っていても、飽きることなく読み続けられそうです。



[ 2014/12/29 21:31 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2014年12月29日(月)

君は淫らな僕の女王 

君は淫らな僕の女王 (ヤングジャンプコミックス)君は淫らな僕の女王 (ヤングジャンプコミックス)
著者:岡本 倫
出版社:集英社
出版日:2013/02/19

評価〔B+〕 昴の台詞が極端で笑ってしまいます。
キーワード:恋愛、青春、SF、

「あなた…言いましたよね。何でも言うとおり」(本文より抜粋)


恋愛ものでエッチな感じの作品は数多くあると思いますが、それでいて笑えるものはどのくらいあるのでしょうか。本書はその3つがそろった稀な漫画だと思います。

幼馴染で容姿端麗な才女・昴を追いかけ進学校に入学した男の子が、昔のように親しい仲に戻れず、それどころか避けられていて不満を溜め込んでいる――と、よくあるような始まり方ですが、そこはこの著者、ブリュンヒルデ同様、ある不思議な現象を十分に活かし面白い物語にしています。

性的表現は思っていたよりも直接的でした。言葉だけかと思ったら……といった感じ。いやらしいことはいやらしいのですが、単純に性欲が強すぎるからではなく、純愛だからなのが良いところです。とは言え、急に過激な発言をする彼女には、大いに笑わせてもらいました。インパクトがあるのは最初だけだろうと思っていたら、ずっと酷かったです。(褒め言葉) なんであんな台詞が出てくるんだか。純愛とエロスとギャグの配分が非常に上手です。

人に薦めるかと言ったら、うーん、どうしようかな。なんか恥ずかしいから迷います。(笑)




[ 2014/12/29 21:27 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2014年12月29日(月)

俺の棒銀と女王の穴熊 4 

俺の棒銀と女王の穴熊〈4〉  俺の棒銀と女王の穴熊俺の棒銀と女王の穴熊〈4〉 俺の棒銀と女王の穴熊
著者:アライコウ
出版社:アライクリエイト事務所
出版日:2014/04/02

評価〔B〕 後半は将棋ラノベらしい展開でした。
キーワード:将棋、高校、部活、

「私はこれを変な戦法とは思ってないんですよ。面白い戦法だと思ってて」(本文より抜粋)


3巻の表紙は金子さん。お気に入りの駒と一緒に表紙を飾れてよかったよかった。

学園祭、女流アマ名人戦とイベントは続きます。恋愛関係はよくありそうな展開になってきていて、あまり魅力的ではなかったかな。将棋のほうが興味深い対戦があって良かったと思います。関西から来たあの人物のあの戦法は面白いですね。また、作中である人物が相手の戦法を「変な戦法」と文句をつけますが、あれ、ネット対戦ですと時々見ますよ。アマチュアだと珍しくないんじゃないかな。

将棋ファンとしては、もう少しだけ具体的な将棋の説明を増やして欲しいところですが、将棋を知らない人にとってはついてきているかどうか少々心配です。このさじ加減が難しそうですが、うまく見せ場を作って楽しませて欲しいですね。




[ 2014/12/29 21:24 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)

2014年12月23日(火)

頼子のために (講談社文庫) 

頼子のために (講談社文庫)頼子のために (講談社文庫)
著者:法月 綸太郎
出版社:講談社
出版日:1993/05/06

評価〔A-〕 欲なのか愛情なのか
キーワード:推理、現代

もはや私のなす業を妨げるものはない。全てが私の計画通りに進むだろう――頼子のために。(本文より抜粋)


娘を殺された父親が残した手記をもとに、探偵役の推理小説作家・法月綸太郎が再捜査にのりだす推理ものです。探偵役が著者と同じことに、しばらくしてから気がつきました。かなり珍しいのではないでしょうか。本書は1989年に講談社ノベルスとして刊行したものを文庫化したものです。

まず、手記は父親の主観で書かれてた上、肝心の娘・頼子は既に亡くなっているので、事実確認が難しいのが特徴です。関係者の証言と手記で食い違いが起きた時、どちらが信用できるのか見破ることが推理のポイントとなっています。

結構凄いものを、いや怖いものを見てしまった、というのが読み終わった直後の感想です。トリックを推理するのではなく、犯人や被害者たちの動機に重点を置いて推理していくのですが、見事に裏をかかれ騙されました。へぇ~と感心していたら、さらに意外な真実が明らかになり、驚きました。一見首を傾げてしまいそうな動機にもきちんと理由があり、説得力と構成の上手さを感じます。

最初のノベルスの出版は20年以上前になりますが、物語に古さは感じません。ただ、ワープロ、フロッピーという言葉が出てきたときは時代を感じました。久しぶりに目にしました。

探偵の法月は正義感に燃えるタイプではなく、淡々と行動し調査をするためか、それほど魅力的には見えませんでした。また、強い個性のない人が多かったのですが、それがかえって犯人の欲望やあの人の動機を際立たせています。しっかり謎は解けて終わるのですが、なんとも言えない怖さや悲しさ、または納得いかないさが残ると思うので、読後感は良くないです。しかし、良くも悪くも心に響く物語でした。




[ 2014/12/23 23:33 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

2014年12月23日(火)

パーツのぱ 5 

パーツのぱ 5 (電撃コミックス EX 130-5)パーツのぱ 5 (電撃コミックス EX 130-5)
著者:藤堂 あきと
出版社:アスキー・メディアワークス
出版日:2011/11/26

評価〔B〕 本楽さんの別の髪型が見れます
キーワード:アキバ、パーツショップ、パソコン、オタク

「みんなには黙っててよ」(本文より抜粋)


久しぶりに読みたくなったので5巻から再開です。

今まではライバル店やら新しい仲間やらで動きがあって賑やかでしたが、この巻では派手な動きはなく落ち着いた感じで彼らの日常が語られています。手木崎の回想や天戸の怒るポイントと、それぞれの性格により個性が出てきました。

目を引くのは本楽を主役にした回です。彼女の可愛らしい面が表れた話が多かったように思えます。普段は強気で怖いものなしに見える姿とのギャップが良いですね。

また、ゆるゆる読み続けるつもりです。



[ 2014/12/23 22:44 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2014年12月20日(土)

赤村崎葵子の分析はデタラメ 

赤村崎葵子の分析はデタラメ (電撃文庫)赤村崎葵子の分析はデタラメ (電撃文庫)
著者:十階堂一系
出版社:アスキー・メディアワークス
出版日:2013/05/10

評価〔A-〕 分析小説です。推理でなく。
キーワード:分析、学園、謎解き、

「面白いね。こいつはなかなか興味深い分析対象だ。ヴィルヘルムがそう囁いている」(本文より抜粋)


自称分析部の赤村崎葵子、通称テルが高校で起きた事件を分析し丸く収めようとする新感覚日常分析系ストーリーです。個性的な女子生徒が男子生徒を巻き込むのはラノベでは定番ですが、これは一風変わっています。

推理小説では普通何か事件が起き、探偵役が論理的に推理して犯人と真相を暴きますが、本書のテルは違います。相棒の加茂十希男を使って情報を集めて分析をしますが、真相を言い当てているとは限りません。ある程度は筋が通った話をして周囲を納得させるのですが、自分の分析を披露したり、とりあえず場を収めることを優先させている感じです。本書の題名どおりかも。読者には後できちんとした推理も披露されるので、ご心配なく。ヴィルヘルムの使い方が本当にうまいです。

本書の結末が半端な感じがして納得いかない、という書評をどこか見かけましたが、僕はこの終わり方が実に本書らしくて良いと思っています。まあ賛否両論かもしれませんけど。

巻末には裏分析コーナーが設けれれていて、本編ではとばしてしまったことについて分析しています。あ、ジャイアンツレベルは読んでいる時にすぐ分かりました。(笑) このコーナーによってさらに面白さが増したと思います。



ちょっとしたネタばれ話は続きにて↓
[ 2014/12/20 22:32 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)

2014年12月20日(土)

誘爆発作 4 

誘爆発作(4) (シリウスKC)誘爆発作(4) (シリウスKC)
著者:岡村 星
出版社:講談社
出版日:2014/03/07

評価〔B〕 爆発の意図が明かされます。
キーワード:サスペンス、現代、超常現象

「彼女たちもそう言ったか?」(本文より抜粋)


引き続き真咲たちと殺人鬼の戦いです。やはりと言うか当然と言うか、一巻の終わりではありませんでした。ただのホラーものになってしまいそうな場面で、こうした見せ場を作るのは感心してしまいました。巧みです。

武藤の復讐しようとする意気込みが、今まで以上に表現されています。殺人鬼の怖さとはまた違った凄味がありました。彼と殺人鬼の戦いはどちらかが死ぬまで終わらないのでしょうか。この点も気になる。

4巻だというのに主要人物がたった3人で、緊迫感を出しつつ続けるとは上手いですね。しかし、そろそろ決着がついても良い頃なのではないかなーとも感じ始めました。

今回も巻末のオマケ漫画と、裏表紙折り返しのエッセイがついています。この折り返しを読んでいると、遠藤浩輝のEDENを思い出します。(おそらく)本音が書かれていて面白いです。



[ 2014/12/20 21:50 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2014年12月16日(火)

つかぬことをうかがいますが…―科学者も思わず苦笑した102の質問 

つかぬことをうかがいますが…―科学者も思わず苦笑した102の質問 (ハヤカワ文庫NF)つかぬことをうかがいますが…―科学者も思わず苦笑した102の質問 (ハヤカワ文庫NF)
著者:不明
出版社:早川書房
出版日:1999/07

評価〔B-〕 質問の幅が広いです。
キーワード:科学、疑問、Q&A、イギリス、雑誌

単純そうに思えた質問が、じつはとんでもなく複雑だったり、はっきりした答えがなかったりもします。ありがたいことに≪ニュー・サイエンティスト≫の読者は、厄介な問題を解明するためにみずから実験をおこなうほどの、並外れた熱意を示してくれています。(編者まえがきより抜粋)


イギリスの雑誌「ニュー・サイエンティスト」に寄せられた質問と、その回答を一冊の本に編集したものです。しかし、編集部が単に答えるのではなく、ある読者が違う読者の疑問に答えるところに特徴があります。そのため、回答も一つではなく複数記載されているものが多いです。質問は定番の「空はなぜ青いのか?」から、生物、物理、錯覚、機械と多岐にわたります。

読者と読者の対話のようで、皆でワイワイ考えているような面白さがあります。真面目に答えないユーモアのある回答もあり、なんかイギリスらしさを感じました。皮肉交じりのジョークが好きな国民性を反映しています。なので、すぐに専門家の正しい意見が聞きたい人には不向きな本です。科学雑誌の本ですが、あくまで知的好奇心を楽しむものだと思います。

前から疑問でした「海の潮汐は、月と反対側でも最大になるのはなぜか」があって、答えを読んでようやく疑問が解消されました。よかったよかった。月と地球の共通重心と遠心力が関係していて少々ややこしいのですが、文章のみでも理解できます。同じ疑問を抱いている人がいるもんですね。それ以外ですと、「ビールを飲んで歩くと、左へ曲がってしまう理由」「いつから船の窓は丸くなったか」「北極点では時刻はどうなっているのか」あたりが興味深かったです。

質問にだいぶ幅があるので、読者によって評価が分かれそうですが、科学にあまり興味のない人でもどれかは楽しめると思います。気軽に科学に親しみましょう。



[ 2014/12/16 21:43 ] 自然科学・医学 | TB(0) | CM(0)

2014年12月16日(火)

折れない心を育てる 自画自賛力 

折れない心を育てる 自画自賛力 (メディアファクトリー新書)折れない心を育てる 自画自賛力 (メディアファクトリー新書)
著者:原田隆史
出版社:メディアファクトリー
出版日:2011/08/29

評価〔C+〕 自信と成功の関係を強調しています
キーワード:自己啓発、実用、自信、

ノウハウは後からいくらでも学ぶことができます。自分に自信をもてることが、あらゆる可能性の大前提となるのです。(本文より抜粋)


自分で自分をほめる、自画自賛は成功するためには必要不可欠と考え、数多くの生徒や社会人を指導してきた著者が、自信を持つための原田メソッドを紹介しています。

些細な事でもなんでも「今日できたこと」を見つけて、自分を素直に褒めるのは賛成です。反省ばかりですと、どうしても気持ちが落ち込みやすいので、こうした方法は良いと思います。良いイメージを持って本番に挑む重要さも、経験からうなずけます。それと、成功する直接要因ではなく、間接的な要因「下位目標」に気を配るのも良い方法だと思います。

しかし、本書の重要項目であり、著者が提唱している自画自賛日記ですが、どうも気がすすみません。考えていることや感じたことを文章化して自覚し次へと繋げる大切さは分かります。しかし、これは目標がはっきりしている人には向いているけれど、そうでない自分にはあまり向いていないような気がしました。1章では、夢や目標をもてないひとはいないとありますが、うまくまとまりません……。

理解が足りていないためか、悲観的な性格のためか、まだ納得いっていないモヤモヤした気分です。読む時期が悪かったのかもしれません。でも、確固たる目標があるけれど不調の時は、こうした手法が効果ありそうだと感じました。



[ 2014/12/16 21:38 ] 実用 | TB(0) | CM(0)

2014年12月07日(日)

ヒト喰イ 3 

ヒト喰イ 3 (裏少年サンデーコミックス)ヒト喰イ 3 (裏少年サンデーコミックス)
著者:太田 羊羹
出版社:小学館
出版日:2013/05/17

評価〔B+〕 また少し方向性が変わってきたような。
キーワード:ホラー、サスペンス、現代、

アイツを呼び起こすまで、あともう少しってところかな…?(本文より抜粋)


再び現れたヒト喰イの巣にどう立ち向かうのか。サバイバルは続きます。

巣での生き残りとヒト喰イ関係者たちの動きを交互に見せることによって、緊張感と謎をあれこれ推理する楽しさを上手く出しています。今回は後者に重点が置かれていた感じがします。単なる化け物かと思われていたヒト喰イの正体が、少しずつではありますが明かされてきました。また、研修医・佐々木アキラも単なる被害者ではないことが分かります。物語にだいぶ奥行きが出てきました。

またも盛り上がっているシーンで終わります。一体何が起きたのか。まぁ予想はつくのですが、それでも期待してしまいます。なお、巻末におまけ漫画がついています。あの手の行動ってやってみたくなるよね。



[ 2014/12/07 18:52 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2014年12月07日(日)

ウワガキ 4 (完) 

ウワガキ(4) (ビームコミックス) (BEAM COMIX)ウワガキ(4) (ビームコミックス) (BEAM COMIX)
著者:八十八良
出版社:エンターブレイン
出版日:2012/11/15

評価〔B+〕 なるほどね、こういう終わり方か。
キーワード:恋愛、現代、高校、SF

「大丈夫、任せなさい。君たちを無事融合させるから」(本文より抜粋)


千秋、アジオの実験に決着がつきます。

きっかけを作るだけかと思っていた山田先生が、3巻の終盤から再び話に絡んできて意外でした。肝心の実験の結末は予想していたものとは違いましたが、読むと納得できる終わり方になっていると思います。この結末で物語の印象が良くなりました。

恋愛漫画にしては、なかなか進展しなかったり無理な引き伸ばしをすることもありませんでした。程よい長さでスパッと終わったのではないでしょうか。恋愛特有のじれったさや面倒なところを読んでいてほとんど感じなかったので、気持ちよく読めて良かったと思います。

シリーズ全体としてB~B+でしょうか。読後感も良かったので、気になった方は読んでみてください。



[ 2014/12/07 18:49 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2014年12月03日(水)

人間はどこまで耐えられるのか 

人間はどこまで耐えられるのか (河出文庫)人間はどこまで耐えられるのか (河出文庫)
著者:フランセス アッシュクロフト
出版社:河出書房新社
出版日:2008/05/02

評価〔A〕 これで賞がもらえなかったのは残念
キーワード:生命、医学、自然科学、極限、地球

最大限に順化させた場合でも、7900メートルより上に登ることは危険で、滞在時間は二、三時間にとどめなければならない。これは登山家のいう「デス・ゾーン」で、それ以上の標高に長くとどまると、体の機能が急激に低下する。(本文より抜粋)


人間の体はどのくらい過酷な環境まで耐えられるのか、また極限状態ではどのような反応を示すのかを紹介・説明しながら、人間が生きのびられる限界を探ります。

題名が硬くないので易しめの科学エッセイかと思っていたのですが、過去の事故や研究から考察している科学的な内容です。物理、化学、生物の知識があればより深く理解できますが、理解できなくても楽しめると思います。ただ、読んでいると時々怖くなってしまうのが弱点かもしれません。また、原文の良さか訳者の巧みさか分かりませんが、翻訳特有の読みづらさも感じず読めました。こういう細かいところは結構大切です。

印象深かったのは低地から高地へ大規模入植する難しさと、アフリカの人々が手足が長い理由です。後者は、体内の熱を放出するために、手足を長くして表面積を大きくしているのだそうです。どちらも人種もしくは民族による身体的特徴の違いが要因だとあり、人間も予想以上に順化した生き物なのだなと感心してしまいました。

研究のデータをとるために自ら被験者となる科学者たちの探求心が凄いですね。探らなければわからないけど、一歩間違えば死んでしまうかもしれない。危険よりも知りたい欲求が上回るのには頭がさがります。著者もキリマンジャロに登って高山病にかかったりしています。かなり活動的だ。

宇宙で人間に起きる生物学的反応や、極限状態で生きる人間以外の生物にも触れられていて、読者の好奇心を満たしてくれます。本書は一般読者向けの本の賞を取るために書かれたのですが、残念ながら賞はとれませんでした。でも、十分魅力的な本でした。



[ 2014/12/03 22:01 ] 自然科学・医学 | TB(0) | CM(0)

2014年12月03日(水)

2014年11月の読書メモ 

遺伝子が解く! その愛は、損か、得か〔C+〕
ダーウィンズゲーム 2〔B+〕
ヒト喰イ 1〔B〕
ひぐらしのなく頃に解 第四話 祭囃し編 上 (講談社BOX)〔B〕
人を「その気」にさせる技術〔C+〕

ひぐらしのなく頃に解 第四話 祭囃し編 中 (講談社BOX)〔B+〕
ひぐらしのなく頃に解 第四話 祭囃し編 下 (講談社BOX)〔B+〕
アンティキテラ 古代ギリシアのコンピュータ (文春文庫)〔B+〕
透明人間の作り方〔B〕
ヒト喰イ 2〔B+〕

ウワガキ 3〔B〕


以上、11冊でした。漫画とライトノベルが多くて、新書がちらほらといったところです。

長かった「ひぐらしのなく頃に解」もようやく読み終わりました。一番最初の出題編・鬼隠し編(上)を読んだのはいつだったかなと思い調べてみたら、なんと2012年8月でした。読み終わるまで2年以上も経っていました。もう少し短い期間で読むべきでしたね。でもまあ最後まで読めて満足です。残すは「ひぐらしのなく頃に礼」の賽殺し編のみ。半端にならないよう、これも読みます。

来月も漫画が多くなりそうですが、小説と新書ももう少しは読めればいいなぁ。



[ 2014/12/03 21:51 ] 月別まとめ | TB(0) | CM(0)