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2013年08月25日(日)

こうして彼は屋上を燃やすことにした 

こうして彼は屋上を燃やすことにした (ガガガ文庫)こうして彼は屋上を燃やすことにした (ガガガ文庫)
著者:カミツキレイニー
出版:小学館
発行:2011/05/18

評価〔B+〕 お悩み解決物語。
キーワード:現代、学園、オズの魔法使い、

「一緒にやりません?復讐。死ぬのはそのあとでも遅くないでしょう?」(本文より抜粋)


失恋から自殺を決意した加奈は屋上にあがりますが、そこで妙な三人組と出会います。お互いを『オズの魔法使い』の登場人物の名前で呼び合い、加奈に飛び降りる前に復讐することを提案します。彼女はひとまず思いとどまり、3人からドロシーと呼ばれることとなりました。屋上を舞台にした青春物語です。第5回小学館ライトノベル大賞・ガガガ大賞受賞作。

ドロシーこと加奈はライオン、カカシ、ブリキとそれぞれの問題に直面し、なんとかしようと頑張ります。青春ジュブナイルとありますが嫌なこと辛いことがテーマとなっているので、明るい話や可笑しい話を読みたい方には向かないでしょう。しかし、復讐とは言っても陰湿な印象は受けませんでした。過激ではありましたけど。真面目で重い内容のせいか、ライトノベルというよりは一般小説に近いと思います。イラストがなければライトノベルレーベル以外からでも出版できそう。

問題の解決方法があっさりな気もしますが、希望が持てるような内容で読後感が良いです。なんかこう清々しい、すっきりした、前向きになれるような気持ちになりました。気に入っているのは、仲間の問題がひとだんらくし、加奈の復讐方法を仲間と相談する場面です。実行したドロシーはえらいです。実写化してほしい。



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[ 2013/08/25 11:06 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)

2013年08月25日(日)

論破できるか!子どもの珍説・奇説―親子の対話を通してはぐくむ科学的な考え方 

論破できるか!子どもの珍説・奇説―親子の対話を通してはぐくむ科学的な考え方 (ブルーバックス)論破できるか!子どもの珍説・奇説―親子の対話を通してはぐくむ科学的な考え方 (ブルーバックス)
著者:松森 靖夫
出版社:講談社
出版日:2002/02/20

評価〔C〕 納得しそうな理論の数々
キーワード:科学、子ども、疑問

私自身小学生のころ、母親のおなかに自分がいたときには、母親のへそと自分のへそがつながっていたものと思い込んでいました。(本文より抜粋)


幼いときは何を見ても聞いても分からないことばかりで、頻繁に「どうして」「なぜ」と周囲の大人に疑問をぶつけていました。子どもの疑問はすぐ答えられるものもありますが、本質的で大人も実はよく分かっていないものもあります。そのような大人でも答えるのに戸惑う疑問や論理をあつめて解説しています。

身近な自然現象から導き出された子供の論理の中には、興味深いものもあります。大人でも勘違いしていそうな、上記引用の「胎児のへそと母親のへそ繋がっている」や「砂鉄は磁石につくから鉄」は勉強になります。また、「5円玉を温めると穴の大きさはどう変化するのか」は、説明が分かりやすく上手だと感じました。

ただ、やはりと言いますか幼い子供の論理は拙いものもあります。単純であるけれど答えるのが難しい問いを期待していたので、驚きや感心はあまりありませんでした。期待し過ぎていたのかも。それと、解説も教科書のような文章が多いです。執筆者たちが大学教授だからでしょうか。

幼稚園児から小学校低学年のお子さんを持つ、理系科目が苦手な親御さんに特に役に立ちそうな本です。間違った知識を与えないためにも活用しよう。




[ 2013/08/25 11:01 ] 自然科学・医学 | TB(0) | CM(0)