FC2ブログ







2013年05月31日(金)

Q.E.D.証明終了34 

Q.E.D.証明終了(34) (月刊マガジンコミックス)Q.E.D.証明終了(34) (月刊マガジンコミックス)
著者:加藤 元浩
出版:講談社
発行:2009/10/16

評価〔B〕 隠していることを推理する。
キーワード:推理、謎解き

「連中は難民キャンプでなにかしでかしたんだ!」(本文より抜粋)


ソフトウェア会社会長で億万長者のアランの慈善団体のお話「災厄の男の結婚」と、腹部を撃たれた男の謎を追う「母也堂」の中編2つで構成されています。どちらかと言うと前者のほうが面白かったかな。

「災厄の男の結婚」は、アランが結婚を機に作った財団と某国連機関のエピソードですが、ここでは普段はあまり語られない某国連機関の負の部分を明確に書いています。現場慣れしていない人々の机上の空論は、本当にやっかいなものです。なぜ某機関が活動から手を引いたのかが焦点となっていますが、解決に至るあの重要な知識があったにも関わらず、燈馬が指摘するまで気づかなかったのは悔しい。事件解決後のアランの啖呵が良いです。

「母也堂」は、岩手県遠野の伝説・母也堂とお金をせびりにきた人間を絡めた事件です。第二の事件の証拠をどうするのかという問題を、見事に解決したのが良かったです。確かに納得がいきます。

どちらも推理するタイプではなく、難しい状況を解き明かすのを見て楽しむタイプのように感じました。こういうのも悪くありません。



ちょっとネタばれ話は続きにて↓
スポンサーサイト



[ 2013/05/31 20:30 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2013年05月31日(金)

羽月莉音の帝国 

羽月莉音の帝国 (ガガガ文庫)羽月莉音の帝国 (ガガガ文庫)
著者:至道 流星
出版:小学館
発行:2010/02/18

評価〔B+〕 ビジネスを部活から始めます
キーワード:国家、ビジネス、経済、起業、現代

「だから言ったじゃない。説明聞いてなかったの?建国するのよ。私たちの国を創るんだから」(本文より抜粋)


ライトノベルでは、主人公たちが様々な部を作り活動していますが、国を創る部活はかつてあったでしょうか。高校に入学したばかりの羽月巳継は、従姉の羽月莉音が部長を務める革命部に入れさせられます。部の目標は、自分達の国家を作ること。冗談としか思えない主張に彼は戸惑いますが、部の仲間とともにとりあえず活動をし始めます。

部活を作って遊ぶとなればギャグがラブコメになりそうですが、さすがはこの著者の物語だけあって、話はビジネスや経済を軸に展開していきます。このあたりは雷撃SSガールシリーズと同じです。まさに経済ラノベ。

国家設立には資金が必要ということで、部を法人化して資金集めに励みます。動くお金が各章ごとに爆発的に大きくなっていくのは、見ていて楽しいです。彼らの活動を見ていると、やりたいことをやるのが職人で儲かることをするのが実業家だということが、実によく分かります。学生より社会人、サラリーマンより経営者のほうが、より実感がわくと思いますので、大人向けですね。いや、野心を持った未成年にも読んでもらいたいです。

まだ冒頭なので、これからどんどん話は大きくなっていくと思います。次の巻も期待していますが、雷撃SSガールシリーズのような結末ではなく、最後までしっかり書いてくれることを望んでいます。




[ 2013/05/31 20:10 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)