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2012年12月14日(金)

神と世界と絶望人間 03-08 雷撃☆SSガール2 

神と世界と絶望人間 03-08 雷撃☆SSガール2 (講談社BOX)神と世界と絶望人間 03-08 雷撃☆SSガール2 (講談社BOX)
著者:至道 流星
出版社:講談社
出版日:2010/03/02

評価〔B+〕 締めがどうもあっさりな気が。
キーワード:経済、経営、ライトノベル、社会、

「」(本文より抜粋)


海斗と彼の仲間が巨大な敵・ブランフォート家に挑む物語の後編です。タイトルに03-08とあるように、2003年から08年までの軌跡です。

海斗たちの企業・リザスターネットワークスがどんどん大きくなっていくのは、シリーズ1巻のリン達の会社と同じですが、その手段と規模が違うので圧倒されます。手段を選ばなければ、簡単に企業が大きくなっていくのに驚かされます。ゼロから始めてあの規模までいくとは、まさにマネーゲーム企業だからでしょうか。ここまで楽にとは言いませんが、現実でも大なり小なり似たようなことが起こっていそう……。

前巻ではリザがあまり聡明っぽくなかったのですが、今回は活躍します。ようやく。しかし、1巻の天才リンと性格が同じようなのは偶然なのでしょうか。

過去を舞台にしているので、前巻同様、現実の出来事と絡めて書かれてあるのが面白いです。経済をメインにしているラノベですが、民主主義や資本主義を含めた現代社会も強く批判しています。大衆は愚民と連呼し過ぎなのでは。あとがきにもその精神が表れています。

謎の勢力が登場してしばらくは良いのですが、終盤と結末がどうもスッキリしないというか、満足できませんでした。あそこまで勢いのある物語なのだから、それに見合う派手な展開を期待していたのですが、うーん、好みの問題なのかな。





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[ 2012/12/14 22:44 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)

2012年12月14日(金)

そして扉が閉ざされた(講談社文庫) 

そして扉が閉ざされた (講談社文庫)そして扉が閉ざされた (講談社文庫)
著者:岡嶋 二人
出版:講談社
発行:1990/12/04

評価〔B+〕 緻密な推理を要します。
キーワード:推理、サスペンス、

「みんな、あなたと同じ。気がついたら、ここの床で寝てた。どういうことなのか、ここがどこなのか、みんな知らない」(本文より抜粋)


4人の男女が小部屋のような空間に閉じ込められました。4人に共通する心当たりは、三ヶ月前に事故でなくなった女性・咲子のこと。何が目的で、どうしてこんな状況に陥ってしまったのか? 4人は脱出を試みると共に、咲子の事故について思い返してみることになるのですが……という長編推理小説です。

移動せず、ずっと一箇所で話が進みます。こういうのは何と言うのでしょうか。密室?クローズド・サークル?しかし、登場人物たちが事故の日を振り返り、その中であちこち移動するので、あまり単調な印象はありませんでした。過去を思い出しながら推理するのが面白いです。

少しずつジリジリ真相に近づいていくのが、サスペンスのようでドキドキしてきます。結構話が進んでも、咲子が自殺なのか他殺なのか、やはり事故なのか、それすらもなかなか分からなく、焦らされますがそれもまた楽しいです。各々、自分の目の届く範囲しか状況が確認できないので、誰の言葉が信用できるのか、または誰が嘘をついているのかが分からず、論理的に推理するのは難しいと感じました。でも、文章自体は読みやすく、スラスラ読みすすめられます。

登場人物たちの性格があまり良くないのが、欠点といえば欠点でしょうか。派手さはありませんが、ミステリーファンには受けそうな小説です。




[ 2012/12/14 22:02 ] 小説 | TB(0) | CM(0)