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2012年05月23日(水)

万能鑑定士Qの事件簿 III 

万能鑑定士Qの事件簿III (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿III (角川文庫)
著者:松岡 圭祐
出版:角川書店(角川グループパブリッシング)
発行:2010/05/25

評価〔B+〕 知識で追い詰める
キーワード:鑑定士、知識、雑学、

「経営学の専門家ではありません。むしろまったく畑違いの人材といっていいでしょう。でもきっと、彼女なら力になってくれるでしょう」(本文より抜粋)


立地条件も良く人気店・ラブラドールが突然原因不明の不振となってしまい、記者の小笠原を介して万能鑑定士Qに原因究明の依頼がきます。また同じ頃、クラスで最下位の生徒が、教師の思惑に反して追試で驚くほどの好成績を収めます。不思議な事件に、凛田莉子が膨大な知識で挑むシリーズの第3巻です。

相変わらず莉子の鑑定力が凄い。すご過ぎ。彼女を試そうと思った人物も、用意した答え以上の返事をされ驚かされるシーンは見ていて面白いです。実際にこんな人に会ってみたい気もします。

事件の黒幕が陰謀を隠蔽しようと画策し、莉子はそれを見破ろうとします。応酬が続き、物語の展開も速く、飽きることなく最後まで読むことができるでしょう。悪巧みとは別に、黒幕の職業や業界の話も興味深いです。黒幕が単なる悪人でないところが味があり、最後の莉子との会話がなんとも言えず良いですね。

見抜くことや見破るといった意味ではミステリですが、読者が自分で推理するタイプではないので、そういうのが好きな方には勧められません。でも、前の巻のように雑学を楽しむ分には十分面白いでおすすめです。




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[ 2012/05/23 23:27 ] 小説 | TB(1) | CM(0)

2012年05月23日(水)

罪と罰6(アクションコミックス) 

罪と罰 6 (アクションコミックス)罪と罰 6 (アクションコミックス)
著者:落合 尚之
出版:双葉社
発行:2009/07/28

評価〔B+〕 複雑に絡み合う主要人物たち
キーワード:シリアス、漫画化、

「この犯人は――『資格』を持った非凡人だったと思いますか?」(本文より抜粋)


表紙を飾る五位検事が本格的に動き出す巻です。弥勒のファンを自称する彼は、目加田を通じてついに弥勒と会います。弥勒と五位の対話は長くはありませんが緊張感があり、また弥勒の本心が伺える台詞もあって印象的です。

弥勒は再び会うこととなった英知香と二人きりになった時に、疑問と自説をぶつけます。そのうちの一つ「愛情は暴力」は、彼の人生を考慮すると興味深いです。英知香はイミ不明と言ったけれど、分かるなあ。ちょっと違うけど、『ファンダ・メンダ・マウス』のネーネを連想してしまいました。今回の計画によって徐々に変化が見え始めました。それが、姉・善乃と彼女の婚約者との食事の席で発した言葉なのでしょう。あの婚約者は意外だったなあ。もっと首藤のような人物だと思っていたんだけどなー。

後半に突入した本作品ですが、弥勒は今後どのように生きていくのか。五位は何を考え、事件はどう収束していくのか。楽しみです。



[ 2012/05/23 23:14 ] 漫画 | TB(1) | CM(0)