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2011年04月09日(土)

神栖麗奈は此処にいる 

神栖麗奈は此処にいる (電撃文庫)神栖麗奈は此処にいる (電撃文庫)
著者:御影 瑛路
出版:メディアワークス
発行:2005/12

評価〔B+〕 不思議な怖さがあるラノベ。
キーワード:サスペンス、ホラー、学園、

神栖麗奈は微笑する。この世にあり得ないぐらい美しい笑みで。(三章P216より抜粋)


4人の登場人物から見た神栖麗奈という少女に関する物語です。ある人物にとっては親友、ある人にとっては仇、またある人にとっては仲間と、様々な面を持つ彼女は一体何者なのか? 一人称で書かれた4つの章に分かれていて、各章の主人公たちは彼女と会い話すことで、展開していきます。ジャンルとしてはサスペンス・ホラーあたりでしょうか。分類が難しいです。

心の暗いところが物語の核心になっているので、明るくはありません。暗い展開が好きな人向け。サスペンス風になっていくので、段々怖さを感じていきますが引き込まれます。血や刃物のような恐怖ではなく、婉曲的な類のものです。しかし、読んだ後にも何か残るような面白さもありました。恐怖と面白さのどちらの印象が強いかは、性格にもよりそうです。

最初の章の結末は予想範囲内だったのですが、次の章、また次の章と読み進めていくうちに、段々と分からなくなっていきます。人型エネルギーで世界が、と某が言い出した時は、「あれ?ブギーポップ読んでたんだっけ?」と少々戸惑ったくらいです。同著者の「空ろの箱」でもそうでしたが、展開を大きく変えて読者の読みを外すのが得意みたい。

読後も何度か読み返したのは、自分で思っているよりも気に入っている可能性が高いです。続き・下巻に相当する「神栖麗奈は此処に散る」があるので、そちらも読もうと思っています。




ネタばれ疑問点は続きにて。

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[ 2011/04/09 18:55 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)