2009年11月28日(土)

Q.E.D.―証明終了24 

Q.E.D.―証明終了 (24) (講談社コミックス―Monthly shonen magazine comics (KCGM1043))Q.E.D.―証明終了 (24) (講談社コミックス―Monthly shonen magazine comics (KCGM1043))
著者:加藤 元浩
出版社:講談社
出版日:2006/05/17

評価〔B〕 知ってはいたけれど面白い。
キーワード:推理、謎解き

そうなる前にまず一つずつ、謎を解いていきましょう。(本文より抜粋)


前回の記事、23巻に続いて24巻の感想です。

この巻では、あるカラオケボックスで起きたトラブルをめぐる「クリスマスイブイブ」と、犯人の視点で事件が進む「罪と罰」が収録されています。前者は幾つかの日常の謎を同時に扱ったもので、今までも何回もあったパターンでしたが、実にQ.E.Dらしくて面白いです。後者は、いわゆる倒叙形式で犯人が最初から明かされています。TVドラマの古畑任三郎や刑事コロンボと同じ形式と言えば分かるでしょうか。水原警部が事件を担当します。

「罪と罰」は読み始めてすぐ、なんか知ってるな~と不思議な感覚を覚えたのですが、読み続けているうちに、これ、NHKで放送されてた実写版でやっていた話と同じだ、と思い出しました。そう言えばドラマ化されたんだよね、この作品。某友人の感想は酷いものでしたが……。想の背が可奈より高かったのが違和感があったなあ。

どちらの話も緻密なトリックは出てきませんが、23巻より良かったです。「罪と罰」はどのように終結するか知っていたのだけれど、なぜか楽しめました。なんでだろう。次の巻は読み物として読むのではなく、久しぶりに推理に挑戦してみようかな。






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[ 2009/11/28 22:21 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2009年11月27日(金)

Q.E.D.―証明終了23 

Q.E.D.―証明終了 (23) (講談社コミックス―Monthly shonen magazine comics (KCGM1026))Q.E.D.―証明終了 (23) (講談社コミックス―Monthly shonen magazine comics (KCGM1026))
著者:加藤 元浩
出版:講談社
発行:2006/03/17

評価〔C+〕 好みが分かれるかな。
キーワード:推理、謎解き

レフラ博士は語りかけている。『お前ならわかるだろ?』って。(本文より抜粋)


22巻はいつ読んだんだっけ?と記事を確認していたら、もう1年半も読んでいませんでした。その間、弟が帰省の度にQ.E.Dが増えていないかチェックしている姿を見て、そろそろ自分も読みたくなったし読もうか、それに最新刊と既読本が開きすぎると読む気も薄れてしまうから、ということで23巻を手にしました。

内容は、航行中の船で事件が起きる「ライアー」と、2年前にリーマン予測を証明すると言ったレフラ博士と会うために足取りを追う「アナザー・ワールド」の2話です。前者は全員にアリバイがある密室もので、時間の経過と人物の行動が分かりにくいものの、あぁそういうこともありえそうだと妙に感心してしまいまいした。後者は、数学の有名な難問・リーマン予想を絡めた人物捜索ものです。ロキ登場。……これは推理させる気があるのでしょうか。うーん、難しい……。

今回は解くつもりはさらさらなく、物語として読んだのですが、どうにも読後感が良くないんだよなあ。話もしっかりできていると思うし、数学を絡めた話も好きなのですが。どうしてだろう。難度と結末が自分に合っていなかったのかな。B-にしようかC+にしようか迷ったけれど、印象重視で後者にしました。

質が高いシリーズなので評価が辛くなってしまいました。次はもう少し、こう、好みの話だと良いな。この巻は24巻と一緒に購入したので、24巻のほうの感想もまもなく書く予定です。




[ 2009/11/27 22:44 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2009年11月22日(日)

70億の針2 

70億の針 2 (MFコミックス フラッパーシリーズ)70億の針 2 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
著者:多田乃 伸明
出版:メディアファクトリー
発行:2009/04/23

評価〔A〕 どうなっちゃうんだ、この展開は
キーワード:SF、現代

「アタシ、父さんの墓参りに行こうと思うんだけど」(本文より抜粋)


高校生のヒカルと共生するプラズマ生命体のテンガイと、天敵・メイルシュトロームとの戦いは一段落します。一方、学校で友人ができ心境の変化が起きたヒカルは、幼い頃過ごした島に墓参りに行くことを決意。早くもヒカルの過去が明らかになります。しばらく孤独を好む理由は隠したまま、話だけ進むのかと思っていたので、意外でした。

どこぞで展開が遅いと評されていましたが、まぁそう言われればそうかなと感じる程度で、特にじれったいと思うことはありませんでした。読んでいて驚いたのはこの巻の結末です。え、まさか、と意表をつかれたと同時に、面白い、次の巻も読んでみたい、という気持ちになりました。最後の1ページ予告を見るだけでも、この漫画はどこにいってしまうのかとワクワクします。

1巻でもそうでしたが、テンガイ状態のヒカルが格好良いです。普段のヒカルと外見は変わらない(多少光っていますが)のに、別の人物に見えるから不思議です。また、写真を取り込み加工したと思われる背景は、嫌う人もいるかもしれませんが、違和感無く溶け込んでいて綺麗です。

前回の感想ではSF小説を読んでいる人に読んで欲しいと書きましたが、この漫画を読んでいたら逆にSF小説も同じくらい面白い?と思い始めました。何かまた読んでみようかな。






[ 2009/11/22 11:03 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2009年11月21日(土)

コスプレ幽霊 紅蓮女 

コスプレ幽霊 紅蓮女(ぐれんオンナ) (宝島社文庫 603)コスプレ幽霊 紅蓮女(ぐれんオンナ) (宝島社文庫 603)
著者:上甲 宣之
出版:宝島社
発行:2008/01/11

評価〔B+〕 紅蓮女は最強のバケモノだ
キーワード:コスプレ、都市伝説

実は、幽霊のコスプレをして深夜に出歩いては、通行人を怖がらせるのが大好きな女である。(本文より抜粋)


人と接するのが苦手で、職場の小学校でもプライベートでもパッとしない教師・辺倉史代が、夜な夜な変装し人を驚かせて楽しむ、一風変わった設定の小説です。表紙を見ても裏表紙のあらすじを読んでも、内容が予想できないところがインパクトがあり、一体どのような話なんだと好奇心を抱きました。

紅蓮女は、史代が人を驚かせるためだけに生み出した想像上のバケモノ、都市伝説です。ただ単にびっくりさせるのでは満足しない彼女が、紅蓮女に現実味を持たせるために並々ならぬ労力を惜しまないのを見ていると、それはもはや生きがいと言っても過言ではありません。そんな彼女が様々な事件に立ち向かいます。特に陰気なストーリーではありません。意外に明るく、怖かったり笑えたり切なかったりします。

困難な状況に陥った時、史代が「紅蓮女は最強のバケモノで、脅かすことはあっても悲鳴をあげることは許されない」と自分を鼓舞する姿は格好良くもあり、面白くもあって良い感じです。日常ではさえない彼女が、衣装を纏って変身している時だけ精神的に強くなれるのは、どことなく納得できるような気がします。4話あるうちでお気に入りは第2夜で、みきてぃの”黒ずくめ”の話はなかなか。

紅蓮女がマッチ利用して繰り出す独自の驚かせ技は、まるで漫画のようですが、この本って確か実写でドラマ化されてるんだよね。どんな感じなんでしょうか。機会があればドラマも見てみたいです。




[ 2009/11/21 20:45 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

2009年11月13日(金)

日本人の英語 

日本人の英語 (岩波新書)日本人の英語 (岩波新書)
著者:マーク ピーターセン
出版:岩波書店
発行:1988/04

評価〔A-〕 英会話よりも英作文です
キーワード:外国語、英語、実用

"a friend of my mother"という意味は、いうまでもなく、one of my mother's friendsである。もし、母には友達が一人しかいなければ、正確な言い方は、the friend of my motherあるいはmy mother's friendとなる。(本文より抜粋)


外国のオタク系の掲示板を翻訳しているサイトで紹介されていたので、興味を持って読んでみることにしました。通常の新書と違い、英語の教科書のように左から右へページを読み進める形式となっています。新書で左開き(だっけ?)は初めてみたかも。

著者はアメリカ出身で来日し、多くの日本人の英作文をチェックしてきたことにより、日本人が間違いやすいポイントを熟知しています。冠詞・前置詞・完了形・関係代名詞など、豊富な例を挙げて説明しています。よくあるネイティブが会話で使う決まり文句を説明しているのではなく、参考書のような極めて基本的な概念を、しかし難しくなく興味深く解説しています。例えば、上野動物園のパンダはthe pandas of Ueno ZooなのかUeno Zoo's pandasなのか、はたまたUeno Zoo pandasなのか、ニュアンスまで説明されています(→結論はどれでも良いそうです)。

英語のネイティブスピーカーに教えてもらった時のことを思い出しながら読みました。aとtheの使い分けや、関係代名詞の制限用法と非制限用法の数意識の違いなど久しぶりに復習しました。それだけでなく、初めて目にするoffとoutの用途の違いや、接続詞のニュアンスの違いも勉強になります。

とても実用的で読み物としても興味深い本ですが、文章、特に論文作成に少々かたよっているようにも感じます。会話の能力を上げたい人には、あまり向かない内容ですが、英語で論文を書く研究者の方々には、かなり役に立つ本です。





[ 2009/11/13 22:27 ] 言語 | TB(0) | CM(0)

2009年11月11日(水)

デジタルネイティブ―次代を変える若者たちの肖像 

デジタルネイティブ―次代を変える若者たちの肖像 (生活人新書)デジタルネイティブ―次代を変える若者たちの肖像 (生活人新書)
著者:三村 忠史倉又 俊夫
出版:日本放送出版協会
発行:2009/01

評価〔C+〕 ネットの申し子世代たち
キーワード:インターネット、社会、世代、

もし、近藤さんたちのようにインターネットを水や空気のように感じ、当たり前に使いこなす子供たちが、どんどん社会進出を始めたら、決して負の側面だけでなく、正の側面でも社会を変えていくのではないだろうか。(本文により抜粋)


パソコンやインターネットを意識せず使いこなし、新しい価値観や意見を持つとされる「デジタルネイティブ」について書かれた本です。この本は、NHKで取材・放映された特別番組の書籍化したものです。ネットに明るいとは言えない著者が取材しているので、あまりネットに詳しくない人でも読むことができると思います。

13歳でCEOになったアメリカの少年や「はてな」の社長である近藤氏、社会問題に取り組むアフリカの青年を取り上げ、ネットを介して仕事をこなしたり、SNSを使い自分の世界を広げている例を紹介しています。デジタルネイティブたちの、ネットへの信頼・情報の非独占などの基本的な概念は、あらためて文章化されるとなんだか感心してしまいました。目を引いたのは、大企業を辞めた人たちの、大人数だと何でも妥協と歩み寄りが必要だという意見です。すぐにまとまらないのが弱点なのだ。

おおむね予想していたとおりの内容で、正直、新鮮味や驚きはあまり感じられませんでした。ネイティブとあったので、仕事ができる有能な人ではなく、ごくごく普通の学生が自分の知らないネットの使い方や想像もしなかった生活をしているのかな?と思っていましたので……。期待しすぎたのかもしれませんね。何年か前に出版していれば、違った感想を抱いたかもしれません。

新聞やテレビはネットの悪い点ばかり伝えている感じがしますが、本書はテレビ番組発ですがネットの良い点を伝えようとしているのは好感が持てました。毎日ネットに接しているヘビーユーザーには薦められませんが、ネットはメールをする程度の人には面白いと思うので、ドキュメント番組代わりに読んでみてはいかがでしょうか。





[ 2009/11/11 22:16 ] 社会・歴史 | TB(0) | CM(0)

2009年11月08日(日)

ハニカム3 

ハニカム 3 (電撃コミックス)ハニカム 3 (電撃コミックス)
著者:桂 明日香
出版:アスキー・メディアワークス
発行:2009/10/27

評価〔B+〕 少しだけ話が進みます。
キーワード:ファミレス、ラブコメ風

トレーは美味いか?鐘成(本文より抜粋)


ワーキングでないパソコン雑誌で連載しているほうのファミレス漫画の3巻です。いつの間にやら3巻発売していました。

2巻から話の軸となっている御手洗争奪レースは、3巻でも継続中です。律子と守時の2人に絞られた感のあるレースですが、ここに来て萌が少しだけ浮上の気配。魔性の女キャラとして確固たる地位を築いた彼女ですが、御手洗の様子からすると可能性がなくなった訳ではないようで、彼の男心はそれなりに複雑です……いや、単純なのか?

この巻ではトッキーこと守時規子に、ある重要な出来事が起きます。背景設定みたいなことですけれど、あれが今後どう影響してくるのか。話が進んだかのようにみえるのは、王里と舞の2人ぐらいでしょうか。あれはあれで進んだのかどうか恋愛に疎い僕では判断つきませんが、後退はしていない、はず。

今まであまり気にしていなかった、各回の題名が良い味出していると気がつきました。萌の魔性っぷりが光る「この手の腐女子は実在します」が面白くも怖いです。身近にいたら色々と大変だ。




[ 2009/11/08 19:24 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2009年11月04日(水)

論理少女2 

論理少女 2 (シリウスコミックス)論理少女 2 (シリウスコミックス)
著者:つじ 要
出版:講談社
出版:2009/03/23

評価〔B〕 かけひきも重要です
キーワード:パズル、頭脳ゲーム、クイズ、学園

「そろそろナンバーワンを決めないか?」(本文より抜粋)


津隠中学を舞台に繰り広げられる頭脳パズル漫画の第2巻です。1巻はなんだかパッとしないような感想を書きましたが、なんだかんだで気になっていました。2巻を読んだ人の感想をネットで見て、質も落ちていないようなので読むことに。パズルやゲームは好きなので。

赤点救済企画「津隠レース」に参加することになった論理少女・芝いつきと赤点少年・若野裕。彼女は他の7人の天才美少女たちと雌雄を決するために、彼は期末試験の点数を加算するために、ゼッケンとカードの謎と参加者同士の津隠問答に挑みます。1巻では写真だけだった、いつきを除く天才美少女8人衆が早くも登場です。一度にこんなにいっぱいの敵を出しちゃって大丈夫なのかと思いましたが、それぞれ性格や得意な能力が異なり、予想よりも変化に富む展開で楽しめました。問答は出題者のほうが有利ですが、回答者も出題者の盲点を逆手に取り勝つことができるので、そういうところがこの漫画の面白さだと思います。

8人衆は学校の成績では同じくらいですが、問答においては強い人と弱い人がいるような気がします。棟方、井波、ミーナはかなり強いなあ。いつきは総合的に強いけれど、特定分野ではいつきを上回っている人もいるのが良いです。あ、そうそう、沖橋レポーターの問題は分かりました。あの問題、どこかで聞いたことがあったので。

幸か不幸か知っている問題もあったし、数字のパズルが多かったような気もしますが、1巻以上に面白かったです。テンポも良かったと思いますし。簡単な問題と難しい問題はこれくらいの割合が良いのかもしれません。



[ 2009/11/04 22:20 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2009年11月03日(火)

2009年10月の読書メモ 

70億の針1〔S-〕
アイの物語〔S-〕
無限の住人23〔B〕
雑談力〔B-〕(積読)

以上4冊でした。ここんとこ漫画ばかりで、久しぶりに新書を読んだ気がします。バランスよく読書に励みたいとは思っているのですが、どうも偏ってしまいます。

評価Sと評価Bが2つずつと、数は少ないながらも満足のいく読書でした。漫画や小説でやっと評価Sにしようと思える本に出合えましたし。そろそろSをつけないと、どれくらいだったら評価Sをつけるのか自分でも分からなくなりそうなので、一安心です。

9月購入の「雑談力」も感想を書けてよかったよかった。上記の本以外に既に読み終わっているものがあるのですが、それらの感想は来月にまわすことにします。



[ 2009/11/03 11:19 ] 月別まとめ | TB(0) | CM(0)