2008年12月29日(月)

ファンタスティカ  

ファンタスティカ (角川コミックス・エース 119-3)ファンタスティカ (角川コミックス・エース 119-3)
著者:ゴツボ★マサル
出版:角川グループパブリッシング
発行:2008/10/25

評価〔C-〕 良いんだけどしっくりこなかった
キーワード:ファンタジー、ギャグ

すごい事になりますので……(本文より抜粋)


表紙を見て興味を持ち、ネットの書評を見て読んでみようと思った作品です。まだ読んだことのない人で、できればギャグが読みたいな~と思っていたので、ちょうど良かったと言えば良かったです。

舞台は剣と魔法の世界、”竜殺し”の兄・ジョシュアと兄に追いつくためがんばる弟・ピエールを巡る物語です。細かい設定はなく、ファンタジーに詳しくない人でも簡単に馴染めるところはマル。兄弟で別々に話が進行し、後半で二人が会って2つの流れが1つになるところもなかなか。どちらの話が好みかといえばピエールのほうです。ジョシュア側はザウリやロンドンなど人物が1巻完結にしては多かったので、もう少し減らして欲しかった……。続きがあればそれはそれでいいと思うのですが。キャラは結構個性が出ていて面白いです。好きなキャラは魔女っ子メリーさん。脇役ですが。

はじめてこの人のギャグを見て、平野耕太のHELLSINGを思い出しました。ギャグ絵が似ている時があるような気がします。普通の時の絵柄は全然違うんだけどね。

話は1話が好きです。すっきりしていて良いです。4話全て読んだ感想は、なんかまとまりに欠ける漫画だなぁ、です。良いんだけれども、どころなく不足しているような感じがします。もしかしたら好みの問題かもしれませんが。この1冊だけでは自分の趣味にあっているか、よく分かりませんでした。もう1冊くらい読まないと。また機会があったら読んでみようと思います。




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[ 2008/12/29 23:12 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2008年12月26日(金)

こころの格差社会 

こころの格差社会―ぬけがけと嫉妬の現代日本人 (角川oneテーマ21)こころの格差社会―ぬけがけと嫉妬の現代日本人 (角川oneテーマ21)
著者:海原 純子
出版:角川書店
発行:2006/06

評価〔B+〕 
キーワード:社会、格差

格差時代を自分らしく生きる為にまずしなければいけないのは、いつまでも外的条件を幸せの条件として追い求めることをやめることだろう。(第5章より抜粋)


ずっと前に買おうかどうか迷って保留にしたのですが、気になって結局読むことにしました。長い間覚えていたということは、実はかなり興味があったみたい。表題はこころの格差社会となっていますが、心の清い貧しいを論じているのではなく、外的条件に差がある社会においての個人の幸せとは?のような内容です。格差社会での幸せ論かな。

勝ち組負け組それぞれの不満や嫉妬が例を交えて述べられています。裕福な家庭の子が持つ「透明なあげ底」や、個人の心理が深く関係する外的条件だけでは長続きしない幸福感、社会観念が心理的に課している「見えない天井」などがなかなか興味深いです。個人的に「見えない天井」は、これだけでも価値のある記述でした。

この本で目を引くのは著者の引用する寓話・童話で、分かりやすく印象に残るものが多いです。売春宿の門番と、翼は飛ぶためにあるは、僕も気に入りました。出典の『寓話セラピー 目からウロコの51話』を読みたくなってしまいました。

昨今よく耳にする自分探しについても、本来の意味から離れて言葉が一人歩きしているので注意が必要と警鐘をならしています。順序は前後しますが、自分らしさについての誤解にも触れています。自己実現のために外的条件ばかり考えずに、外からの刺激を絶って自分の内面を見つめることが大切だという著者。40歳までに成人すべきなど異存があるところもありますが、人生の豊かさを今一度考えるべきだという意見は同感です。




[ 2008/12/26 22:36 ] 社会・歴史 | TB(0) | CM(0)

2008年12月19日(金)

不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界 

不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)
著者:西尾 維新
出版:講談社
発行:2008/12

評価〔D+〕 いまいち盛り上がらない……
キーワード:推理、学園

本当に――何もしない。その代わり、人に――何かをさせるのだ。 (本文より抜粋)


世界シリーズも4作品目です。題名が長いです。私立千載女学園に奇妙な事件が起きます。それに挑むのは2作目・上総園学園の事件から14年後を経て27歳になった串中弔士と、あの人と名前が同じの傍系の病院坂迷路。探偵ごっこが再び……と出だしは興味をひくのですが、淡々とした調子で進んでいくせいか遠くから眺めているだけに見え、盛り上がりに欠けているように感じました。語り部である迷路の性格と『ある事情』から事件に対する姿勢が消極的なので、仕方ないといえば仕方ないのですが。

だんだん推理色が薄まってきているシリーズですが、この作品ではもはや推理ものとは言えないんじゃないのかなあ。できなくもないですが、推理はニの次になってきています。ミステリーマニアではないのですが、その点は残念です。迷路に関する秘密と、事件の全容についても凄く良かったってほどでもありませんし、冗長なところもあったと思います。地の文はいつもと変わらず楽しんで読めただけに、少々ガッカリです。


【ここからネタばれ】
迷路の秘密についてはそれ以前にもヒントがでていたにも関わらず、見抜けなくてちょっと悔しい反面、嬉しかったです。最近この手の本を読んでいなかったので。この秘密に関しては、挿絵が影の功労者だったと思います。だいいち問の右上の挿絵なんてもう。あと読み終わった後に、もう1度『なまえ欄』の最後のほうを読みなおすと驚きますよ。あからさまで。
【ネタばれここまで】


毎回違う形で表現しているのは意欲的で良いと思うのですが、今回は空回りしてしまった感じがしました。もう1つ何がしかの仕掛けがあれば、と期待していたのですが、なかっただけに少しガッカリしました。期待しすぎだったのかもね。C-かD+か迷いましたが、D+で。好きなシリーズなので、次回は良い形で予想を裏切って欲しいです。



[ 2008/12/19 22:34 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)

2008年12月12日(金)

ガンオタの女1 

ガンオタの女 1 (1) (角川コミックス・エース 194-1)ガンオタの女 1 (1) (角川コミックス・エース 194-1)
著者:左菱 虚秋
出版:角川書店
発行:2007/11

評価〔B〕 タイトルのまんまです
キーワード:オタク、ガンダム、ギャグ

つまり賀ノ多はガンオタで間違いない?(本文より抜粋)


衝撃的な題名です。某所で初めて背表紙を目にした時、見間違いかと思って思わず手にとって確認してしまったくらい凄いと思います。念のため説明しますが、ガンオタとはガンダムオタクのこと。僕自身はガンダムオタクではないし、そもそも最初のガンダムですら真面目に通して見たことはありません。主要の登場人物と有名なセリフを断片的に知っているだけです。それでもこうして手元にあるのは、少し読んでみて面白かったからかな。

内容は、ガンダムオタクの女性・賀ノ多うつきが自分がガンオタであることを隠しつつ、キャリアウーマンとして都会で生活していく話です。表紙では隠していませんが題名のとおりです。ガンダムに特化したオタクを扱った漫画かな。ガンオタはうつき以外にも登場するので、ガンダムネタが沢山でてきます。元ネタが分からなくても面白いと書きましたが、やはり元ネタは知っていたほうが良いと感じました。細かいパロディもあるので、僕も見逃している分からないネタが沢山あるんじゃないのかな。もっとも分からなくても話に差し支えはないのですが。

某友人から聞いた話によると、ガノタ(うつきの名字)はガンダムオタクと同じ意味だそうです。ガンダムオタク→ガンオタ→GANOTA→ガノタ、で名字っぽくして『賀ノ多』。名前の『うつき』のほうも元ネタがあるんでしょうか?今のところ不明です。それはそうと、なんかうつきはハニカムのあの人を連想させるなあ。

読者のガンオタレベルによって評価が大きく変わるのではないでしょうか。当然といえば当然ですが。全部知っているに越したことはありませんが、少しだけしか知らなくてもギャグ漫画として面白く読めると思います。おそらく全然知らない人は残念ながら読まないでしょうけど……。読んだとしたらかなり冒険心溢れる人だ。




[ 2008/12/12 22:24 ] 漫画 | TB(0) | CM(1)

2008年12月04日(木)

未来日記モザイク 

未来日記モザイク (角川コミックス・エース 129-11)未来日記モザイク (角川コミックス・エース 129-11)
著者:えすの サカエ
出版:角川グループパブリッシング
発行:2008/11/26

評価〔B+〕 みねねと他のキャラの接点
キーワード:未来予知、殺人ゲーム

私は絶対神に祈ったりしないわ(本文より抜粋)


今回もヤンデレ由乃が大活躍……ではなく、9thこと雨流みねねが主役の外伝です。

最近また急に読みたくなってきたので調べてみたら、7巻と本書が同時発行されていました。まだ6巻を持ってないので外伝と6巻のどちらを先に読もうかと迷ったのですが、外伝のほうが興味あったのでこちらから。みねねは好きなキャラってのもあったしさ。帯には200万部突破の文字が。5巻を買ったときは帯が100万部だったから知名度は上がっているようです。

この外伝は1つの大きな話ではなく、5つの短編からできています。それぞれ独立した話ですが、本編を読んでいれば見えない繋がりも見え、1つに繋がっていることがわかります。そういった意味では連作短編集なのだろうか。作者もまえがきに書いているように、取りこぼしをまとめた感じです。補完としての『未来日記を手にする経緯』と『御目方教に捕まる経緯』はまさに語られなかったエピソードで良かったです。平坂黄泉が良い味だしてると思います。さすが正義の味方。ちなみにこの番外編では雪輝と由乃は出番ありません。しかし、主役の2人がいないと随分印象が変わるものだなあ。なかなか新鮮です。

みねねはいまいちテロリストの肩書きがしっくりこなかったのですが、この巻を読めば彼女の過去と行動原理となっている信念が分かって、違和感がなくなりました。納得いったと言ったほうが良いのかな? 魅力が増しました。



[ 2008/12/04 21:57 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2008年12月02日(火)

2008年11月の読書メモ 

ダブルブリッド9〔C〕
ダブルブリッド10〔A-〕
「ニッポン社会」入門〔A-〕

11月も3冊でした。たまには新しい漫画がない月があってもいいかなと思って、漫画は意識して買いませんでした。買いたくなっても我慢。目標達成です。漫画がない月はいつ以来だろう?と疑問に思ってこのブログを調べてみたら、今年初、つまりこの読書感想文を書き始めてから初でした。いかに漫画を読んでいるかが分かるでしょう。

今月シリーズ最終巻を読み終わったダブルブリッドは、長いこと本棚の奥深くで眠っていてどうしようかと思ったこともあったのですが、やっとスッキリしました。シリーズを途中で切るのはできれば避けたいので。

来月は漫画が多くなるかも。




[ 2008/12/02 21:57 ] 月別まとめ | TB(0) | CM(0)