2008年06月29日(日)

今日の早川さん2 

今日の早川さん 2今日の早川さん 2

著者:coco
出版:早川書房
発行:2008/05/23

評価〔B〕 本好き万歳
キーワード:4コマ、本オタク

さあ本屋に突撃だー!(本文より抜粋)


SF、ホラー、純文学、ラノベ、そして希少本と、ジャンルは違えど等しく本オタクである登場人物たちの生活を綴った、4コマ漫画の2巻です。ブログ発の漫画本。オタク系の濃さと日常系のゆるさが程よく入りまざった雰囲気が良いです。オタクを扱ったものは結構ありますが、その媒体である本自体、読者自体を取り上げたのは面白いと思います。1巻を読んだ時もそう思ったのですが、今回も改めてそう感じました。

前回の1巻は1ページにつき4コマ1つでしたが、この2巻は帯にもマンガ大増量とあるように、普通の4コマ本同様1ページにつき2つになりました。前回のように横に解説がつくのもそれはそれで良いと思うのですが、いかんせん量が少なくなってしまいます。今回の増量は嬉しいです。オールカラーという点を考慮すると、安いのかもしれません。

本読みたちの本に対する情熱と、オタクとしての駄目さ加減は相変わらずです。読者が本オタクであるほど、共感と面白さは大きいと思います。作中にでてくる本を知っていれば、あぁ分かる分かると思うのではないでしょうか。それにしても著者はよくあんなにも沢山の本を知っているものだと、4コマを読んでいて感心します。ジャンルも違うのに。本当に本が好きなんだなあ。少し変わった点といえば、カンコこと国生さんの出番が増えました。もはやレアキャラではありません。

ホラー&SF用語集が好きです。聞いたことがあるが意味は知らなかった言葉の解説を読むと、なかなか興味深いことが書いてあり勉強になります。用語事典好きです。

全体的に安定していて、安心して読めると思います。本読みのための本みたいな本ですが、そうでない人にも読んで楽しんでほしい4コマ漫画です。



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[ 2008/06/29 22:34 ] 4コマ漫画 | TB(0) | CM(0)

2008年06月26日(木)

なぜ自信が持てないのか 

なぜ自信が持てないのか―自己価値感の心理学 (PHP新書 (487))なぜ自信が持てないのか―自己価値感の心理学 (PHP新書 (487))
著者:根本橘夫
出版:PHP研究所
発行:2007/10

評価〔C+〕 もう少し具体例が欲しかった。
キーワード:心理学、人生観、教育

能力への自信によって、基底的な自己無価値感を払拭することはできないのです。


自信はあったほうが良いのですが、かといってあり過ぎても駄目で、適度な自信・自己肯定感を持つのはなかなか難しいものだと思います。中には自信のなさから人生に対して息苦しさや違和感を持つ人もいます。著者は自己信頼の欠如している状態を自己無価値感と呼び、その原因と無価値感を払拭する手段を論じています。

親が思っている以上に親は子に影響を与えている、マスローの5つの欲求の話など他の本で読んだものと重なるところが多かったので、新鮮な感じがあまりしなかったのが残念です。しかし、自信の有無によって同じ行動をしていても内面は大きな違いがあること、親の愛情の示し方、社会や文化の影響などが詳しくしめされていた点はよかったと思います。根本的な問題は親と子の関係にあると主張しているので、対策は主に教育面について書かれていました。これから子育てする人にはかなりためになる内容なのではないでしょうか。

自信を持てない人はどのような問題になる可能性があるのかの具体例をもう少し多く取りあげて欲しかったです。やはり一般的に抽象的に書くよりは、身近な例を元に分かりやすく説明してもらったほうが実感できます。自己無価値感を持つ人が健全な自己価値観を取り戻す具体例も入れて欲しかったです。どうも原因追究の話ばかりだと、気分が沈みがちになってしまいますしね。

硬い内容や文章なので、興味がない人に興味を持たせるには適していませんが、冷静に心理学と教育の観点から考察していると感じました。とっつきにくいかもしれませんが、何かに行き詰った時は、このような本も必要なんじゃないのかな。考えさせられます。



[ 2008/06/26 18:03 ] 心理・哲学 | TB(0) | CM(0)

2008年06月08日(日)

夕日ロマンス 

夕日ロマンス(Flex Comix) (Flex Comix)夕日ロマンス(Flex Comix)
著者:カトウ ハルアキ
出版:ソフトバンククリエイティブ
発行:2007/07/12

評価〔B-〕 テンポが良いです
キーワード:ラブコメ、学園

そーよそーよ、アタシの愛はねぇ…本物なんだから!!(本文より抜粋)


Amazonのおすすめ商品のページで著者の他作品「ヒャッコ」を知ったのがきっかけです。それからYahooコミックで試し読みできることを知り、そこでこの作品に出会ったという訳です。第1話を読んでみて、全部読んでみたいと思いました。

暴走気味のブラコン姉・ユウが主人公のラブコメ、と書くとよくありそうな感じですがそうではなく、なんといいますか斬新なストーリーではないのですが、テンポの良さと生き生きとした登場人物たちが魅力的な漫画です。ひとつひとつのちょっとした会話ややり取りが面白く、ギャグも主にユウをはじめとする女性キャラが担っているのが良かったんじゃないのかな。恋愛物のドロドロした感じや、ベタベタした会話もなく読みやすいです。

もともと1話読みきりのものに後になって続編を描いたみたいで、全体の構成は少し散漫な感じがします。また最後もスパッと話が終わったとは言えません。しかし、1話はよく練って作られていると感じましたし(『設定を読まずに読み始めたので、ユウとヒロの関係が姉弟だと最後のページで始めて知りました。』)、過去の話を入れたのは良かったと思います。ベニーの「何で拘るの?」との問いに対するジョーの答えが格好良い。

裏表紙の見返しの4コマで登場人物たちがタイトルについて話していますが、僕は「ユウとヒロの恋愛(ロマンス)でユウヒロマンスだと思っています。ロがダブっているのです。また、ユウヒは紅色を連想させます。

とらのあなの第2回コミック&ノベル大賞スタッフ賞に選ばれたのも頷けます。先述のヒャッコもアニメ化が決定したので、そちらも人気があるのでしょう。今後も楽しみです。



[ 2008/06/08 23:02 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2008年06月03日(火)

2008年5月の読書メモ 

ある日、爆弾がおちてきて〔A-〕
失はれる物語〔C+〕
Q.E.D.―証明終了22〔B〕
3年で辞めた若者はどこへ行ったのか〔A-〕

以上の4冊でした。もっと読んだつもりだったのですが、意外に読んでいませんでした。何度も読み返したりしているから、本を読んでいる時間だけは長くて勘違いしてるのかも。

評価にある+と-は、その評価の中でも上のほうや下のほうという意味でつけてみました。なんだかつけてみたい気分だったんです。あまり重要ではありません。

漫画を買うのを控えたせいか、買おうかな思っていて保留している漫画がジリジリ増えています。よく吟味してからにしたいと思います。



[ 2008/06/03 21:05 ] 月別まとめ | TB(0) | CM(0)