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2018年11月04日(日)

know (ハヤカワ文庫JA) 


著者:野崎 まど、 シライシ ユウコ
発売日: 2013/7/24

評価〔A-〕 起こりうるのでしょうか。
キーワード:SF、近未来、京都、情報庁、

「科学が求めるものはなんだ?」(1. birthより抜粋)


情報技術が格段に発展した2081年の京都、情報庁のエリートの御野・連レルは、恩師の縁によってひとりの少女と出会います。少しの間だけ保護者になってほしいと言う彼女に、戸惑いながら彼は行動をともにすることになります。

あらすじだけ書くとなんだか恋愛もののようですが、れっきとしたSFです。超情報化社会を分かりやすい形で見せているので、物理や情報工学の知識がなくても十分楽しめます。序盤はゆったりしていて捉えどころのない雰囲気でしたが、少女とあってから波乱に富んだ展開で引き込まれます。後半は、読んでいて連レルと同じような反応をしてしまうと思います。他の書評でも書かれている方がたくさんいた、あのダンスシーンがやはり印象的です。実写化してもアニメ化しても映えるものに・・・・・・いや、こういう作品は下手に映像化しないほうがいいかもしれませんね。

事件の真相は意外でしたけど、改めて考えると全ては繋がっていることが分かり、題名もこれが最適なような気がしてきます。非常に興味深い主題。エピローグのような将来になるのだとしたら、是非見てみたいものです。




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[ 2018/11/04 18:05 ] 小説 | TB(0) | CM(0)