2018年01月19日(金)

おとなのほうかご 2 



著者:イチヒ
発売日: 2017/7/22

評価〔B+〕 何度見ても園田さんで笑ってしまう。
キーワード:超短編、ギャグ、オムニバス、恋愛、

「これから昼食なんですが、その写真を気まぐれに撮っていました」(本文より抜粋)


様々な立場や状況の男女を面白く描いた、超短編ギャグ漫画の2巻です。

1巻と同じような感じでクスッと笑ってしまう内容です。違うのは1巻と比べて少しだけ時間が流れていることです。こういう漫画って時間が止まったかのような世界であることが多いので新鮮でした。

登場人物相関図が載っていますが、この漫画の名前に対するいい加減さがよく分かります。未だにフルネームが分かる人が一人もいない・・・・・・まあ面白いから良いのですが、ちょっとだけ不憫。

巻末のおまけは普段は接点のない人物たちが遭遇していた4コマ漫画で、こうした意外な組み合わせは目新しくて好きです。




スポンサーサイト
[ 2018/01/19 22:24 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2017年12月12日(火)

おとなのほうかご 1 



著者:イチヒ
発売日: 2016/12/23

評価〔A-〕 短いせいか勢いがあります。
キーワード:超短編、ギャグ、オムニバス、恋愛、

「こんな時は彼の声を聞いて癒されましょ・・・」(本文より抜粋)


題名と表紙からはアルコールを含めたグルメ漫画のようですが、テンポの良いギャグ漫画です。

1つのエピソードが4~5ページと少ないのが特徴です。また、主人公が決まっている訳ではなく、男性と女性が一人ずつ登場し物語が展開していきます。オムニバス形式ですが、登場人物たちに緩い繋がりがあります。恋愛感情をギャグにしたものが中心で、女性は個性的でいわゆる残念美人が多いかな。

最初は物足りなかったのですが、どんどん読んでいくと、テンポの良さと小気味よい笑いで面白いです。大笑いはしませんでしたが、ちょっとしたやりとりに思わず笑ってしまいました。

下品でもないし不愉快になるような笑いもないので、誰でも安心して読めるし勧められると思います。



[ 2017/12/12 21:48 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2017年09月07日(木)

さ迷える心臓 二宮ひかる作品集2 



著者:二宮 ひかる
発売日: 2014/11/28

評価〔B〕 女性がたくましい。
キーワード:短編集、恋愛

・・・・・・下品な親だ。(「花火の恋」より抜粋)


著者の「アイであそぶ」に続く、恋愛もの短編集の2冊目です。

相変わらず女性たちが生き生きしていて、男性たちの印象は薄いです。日常や恋愛の一部を切り取ったものばかりですが、今回は別れに関する話が多かったと思います。しかし、ジメジメした話にはならず、読後感も悪くありません。全部で16本も収録されているので、これだけあれば読者は自分の好みに合うものがありそうですね。私は「花火の恋」「眉間と谷間」が好み。

短いものは5ページに満たないほんの一シーンを描写しただけなので、物足りなさを感じたものがありました。表題作なんて短編の中でいくつも話があるから、本当に短いです。もう少し長ければいいのになあ。・・・・・・もしかしたら感受性が鈍くなってきているのかも。



[ 2017/09/07 21:45 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2016年08月27日(土)

バイナリ畑でつかまえて 



著者:山田胡瓜
発売日:2015/9/6

評価〔C+〕 現代的で味があります。
キーワード:IT社会、超短編、短編集、SF

「ちょっとひらめきましてね・・・」(古い空間より抜粋)


ネットと電子機器が発達した現在または近未来の日常を切り取った短編集です。2~3ページの超短編が数多く収録されています。

技術は格段に進歩し、少し前ではありえなかった日常の一コマが描かれているのが面白いです。情報化が進みせかせかした社会となりましたが、生活や人生の心にうったえるものはあまり変わらないのかなと感じます。

残念なことに、ページ数が少な過ぎてあっさり終わってしまったと感じるものが多かったです。描かれた場面は日常の情緒のあるものばかりだったので惜しいです。6ページくらいあれば、欲を言うなら表題作くらい長ければ、大きく印象が変わると思います。

著者の漫画に興味を持ったので、他の作品も読んでみたいですね。



[ 2016/08/27 18:40 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2016年02月02日(火)

他人をほめる人、けなす人 (草思社文庫) 



著者:フランチェスコ・アルベローニ (著), 大久保昭男 (翻訳)
発売日: 2011/4/12

評価〔C〕 エッセイにしては硬い文章かな。
キーワード:エッセイ、人間関係、短編集、

こういうタイプの人びとは、自分の日常生活の出来事のなかから多くのことを学びとる。あれこれ出来事を観察し、対比し、判断し、辛抱強く関連づけることによって学びとる。(「真の教養がある人」より抜粋)


世の中には色々な人がいます。ほめない人、冒険できる人、先入観にとらわれない人。観察と洞察によって、短い文章で人の本質に迫ります。

一項目4~5ページでどの項目から読んでも大丈夫なので、読みやすいです。ただし、簡潔に書かれてはいますが、抽象的な単語や婉曲的な表現を使っているので、分かりやすくはないと思います。また、理解しやすい流れではないのが、読みづらさを感じました。例えば、題名のような人物を最初から説明するのではなく、逆のタイプの人物の考察から入ったり、全然関係ない話題が長く続く場合もあるので、何について話しているのか良く分からなくなってしまった時もありました。

良かったのは、自分の考えと同じでも反対でもなく、まったく違った見方をしていることを知ることができた点です。こういう見方は考えたことなかったなぁと思うこともありました。例えば、「困惑させる人」は単なる意地悪や気晴らしではなく、他人を利用するために行動している、というのはなるほどと思いました。なかなか合わないタイプの人を理解するための、より良い人間関係を築くための助けとなるかもしれないですね。

序盤に好ましくないタイプが固まっているのも良くなく、始めは読んでいてあまりいい気分ではありません。しかし、徐々に見習うべき人物が出てくるので、途中で読むのをやめないほうが良いです。



[ 2016/02/02 21:36 ] 随筆 | TB(0) | CM(0)