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2018年12月06日(木)

幽麗塔 5 



著者:乃木坂 太郎
発売日: 2013/5/30

評価〔B+〕 死番虫、大胆だよね。
キーワード:サスペンス、戦後、

・・・・・・あいつがやって来た・・・!!(本文より抜粋)


渦中の本の謎が明かされてからは、テンポよく進み面白かったです。

目を引いたのは、そろそろ本性が暴かれそうな丸部道九郎。うーん、あれでは沙都子があのような態度を取るのは仕方ないです。能力と性格が比例していない良い例ですが、実際にいそうですよね彼みたいな人。また、某活動グループも妙な現実味があって興味深いです。細かい点も丁寧に作られているので、古いのにも関わらずあまり違和感を感じません。

天野とテツオから丸部親子へと主導権が移っていきそうですが、もう1つ2つ大きな転機がありそう。



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[ 2018/12/06 21:49 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2018年12月06日(木)

幽麗塔 4 



著者:乃木坂 太郎
発売日: 2013/1/30

評価〔B+〕 昭和でジェンダー論。
キーワード:サスペンス、戦後、

「あんな谷底に、村が・・・」(本文より抜粋)


地下での事件後、天野とテツオは一冊の本に注目し、新たな手掛かりを求めて動き出します。

またも本編からずれてサイドストーリーへと突入しますが、ただのサスペンスではなくジェンダー問題と絡めて展開していくのがなんとも新鮮です。時代が現代でしたらよくありそうですが、昭和とジェンダーの組み合わせは目新しく、あれこれ考えてしまいます。シリーズとしては進まないので良くなかったですが、これ単体で見ると興味深い事件でした。

事件の結末は、うーん、なんかすっきりしないなあ。いや、分かるのですがもっと分かりやすく終わってほしかったです。



[ 2018/12/06 21:47 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2018年11月26日(月)

透明のココロ 



著者:琴葉とこ
発売日: 2015/3/6

評価〔B-〕 もう一癖あっても良かったのでは。
キーワード:大学生、短編集、悩み、恋愛、友達、

玲美は大学に入って変わった。変わってしまった。(本文より抜粋)


大学生の男女の悩みをそれぞれ描いた短編集です。

突拍子もないことではなく、十分あり得る出来事や会話がたくさんあります。素直になれなかったり、恋愛の悩みだったり、ふと急接近した相手と戸惑ったり。こういう青春を送ってこなかった気がするので、羨ましいやらまぶしいやら。「クラスカースト」や「さよなら終電」は味があって良い感じ。

全て読み終わってから表紙の登場人物たちの目標や、カバーを外した表紙の直したいところを見るとなんだか納得ですし微笑ましいです。でも、もう少し突っ込んだ心理描写があっても良かったかな、とも思いました。



[ 2018/11/26 18:30 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2018年11月26日(月)

水族館の殺人 (創元推理文庫) 



著者:青崎 有吾
発売日: 2016/7/28

評価〔A-〕 手がかり少なすぎ。
評価〔B+〕 手がかり少なすぎ。
キーワード:推理、学園、文庫化

「一人だけ、こういう問題に強そうな奴を知ってる」(P171より抜粋)


卓球少女・袴田柚乃と駄目人間・裏染天馬のコンビ再び。地元の水族館で起きた凄惨な事件は、容疑者が多く手がかりが極端に少ないものでした。天馬は謎を解き明かすことができるのか? 「体育館の殺人」に続く2冊目です。文庫化。

前作同様、登場人物が多いですがそれをあまり意識させない読みやすさがあります。天馬の趣味のせいもあってか、読んでいて重くなることはなさそう。高校生探偵は捜査に加わる経緯は雑ですが、緻密な推理は健在で面白いです。あの消去法のような推理はまさに合理的で、ひらめきで解いてしまうのとは違って説得力が格段にあります。あそこまで物事を分解して考えられれば、本当に凄いと思います。

アリバイや証言の時間が嫌に正確なことなど多少の違和感はありましたけど、今回も楽しめました。ただ、全体的には前作のほうが質は上だと感じました。結末があっさりだったのが特に。次の作品も出版されているようなので、楽しみです。




[ 2018/11/26 18:29 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

2018年11月18日(日)

幽麗塔 3 



著者:乃木坂 太郎
発売日: 2012/7/30

評価〔B+〕 あの謎の人物・・・・・・
キーワード:サスペンス、戦後、

「あのう・・・ここに入ったんじゃないですかね?」(本文より抜粋)


物語はサイドストーリーから本編に戻り、大きく動きます。予期せぬことからある秘密が明るみに出るのですが、ホラー映画のような緊迫感があって良かったです。実際にその場にいたら、そうとう怖いと思います。

暴力的で痛々しい描写がいくつかあるので、苦手な人には読むのが辛いかもしれません。Amazonの書評にも、そのようなことを書いている人もいますし。こうした描写が減るとは思えないので、苦手だったらおすすめしません。

最後のテツオの決断がどうでるのか。次が早く読みたくなる引きでした。



[ 2018/11/18 10:32 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)