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2020年07月04日(土)

ノットライヴス 4 



著者:烏丸 渡
発売日: 2013/9/27

評価〔B+〕 カバー裏、プレイヤー適正高いな。
キーワード:デスゲーム、対戦、アクション、

「おかげで全部一本の線で繋がった」(本文より抜粋)


難解なイベント戦もどうにか終了します。単純なアクションゲームではないのがゲームマスターの発言からも伺えます。

イベント後にある人物を介して重要な情報が得られます。現在ポイントを多く保持しているトップ層はどのようなプレイヤーがいるのか、彼らの目的は何なのか、限定的ではありますが明かされていくのがワクワクします。

終盤の三神の決断により、次回は波乱が起きそうです。


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[ 2020/07/04 10:27 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2020年07月04日(土)

獺祭 この国を動かした酒 



著者:勝谷 誠彦
発売日: 2016/12/24

評価〔B〕 少々の自慢話はよしとしましょう。
キーワード:日本酒、蔵元、酒米、ルポルタージュ、新書化

ものまねである。しかし桜井は経験ではなく理論に基づいたものまねをすることがどんなに大切かを知った。(第二章より抜粋)


獺祭は初めて日本酒を美味しいと思ったお酒です。それ以降少しではありますが日本酒を嗜むようになりました。今では有名な酒となりフランスのレストランでも扱われているという獺祭が、どのようにして生まれ成長していったかを旭酒造の会長・桜井氏を軸に綴っています。本書は西日本出版社から刊行した「獺祭 ─天翔ける日の本の酒」を新書化したものです。

今まで作ってきた旭富士とは異なる新しいブラント名を「獺祭」と決めたくだりが興味深いです。いっそ読めない漢字を銘柄にするその決断力は凄いです。覚えやすいというセオリーを無視していてどこか清々しいです。

また、単に新しい味を開発して成功したのではなく、杜氏の閉鎖性、酒造会社と問屋の関係など昔ながらの習慣に抵抗し打ち破りながら現時点に至ったことがよく分かります。そうした姿勢や実績が一年中酒造りをする画期的な四季醸造を生んだのでしょう。酒米不足の時も持ち前の行動力で解決するのは見事でした。

旭酒造のみならず日本酒業界が再び元気になってきた理由の考察は説得力があります。近年まで伝統の手法を大切にし過ぎた弊害でしょう。時代の流れかなと感慨にふけってしまいました。

テレビでよく見ていた人で最近見ないなと思っていたのですが、2018年に亡くなっていたのですね。知りませんでした。こうした人を前向きな気持ちにさせる本を書いていたとは惜しいです。


[ 2020/07/04 10:26 ] 社会・歴史 | TB(0) | CM(0)

2020年06月28日(日)

ノットライヴス 3 (再読) 



著者:烏丸 渡
発売日: 2013/2/27

評価〔B+〕 次元槍は強いなあ。
キーワード:デスゲーム、対戦、アクション、

「どんと来やがれイベント戦!!」(本文より抜粋)


今までは1対1の対戦でしたが、今回は複数のプレイヤーが参加するイベント戦です。

イベント戦であるバトルロイヤル後のことも考慮して、アバターの顔が知られないようにするのはうまくできています。皆、勝ち抜いてきたわりにはイベント戦に対する対策がまちまちなんですね。後で反省会、は本当にしそう。

協力するのか、ひとりで挑むのか、プレイヤーによってどう動くのか大きく変わります。単純なバトルロイヤルではなく、通常のデスゲームとは違って2人1組なので単独行動をとっても相談できる相手がいるのが良いです。戦闘力だけがものをいうのではなく、駆け引きを含めて頭を使う必要があるのも面白かったです。


[ 2020/06/28 20:00 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2020年06月28日(日)

マヤさんの夜ふかし 1 (再読) 



著者:保谷伸
発売日: 2016/10/20

評価〔B〕 本当に2人しか出ません。
キーワード:日常系、深夜、チャット、

「魔女、肩が凝ったんだわ~~」(本文より抜粋)


主人公のマヤさんが友人の豆山くんと深夜にネット電話で会話をする、これだけなのですがどこか味があって読み返してしまいます。話の内容が非常に独創的ということもなく、上記引用の肩が凝っただの通販であれを買っただの、むしろよくある話ばかり。でも、表現の仕方が上手いのかそれともテンポが良いのか、読んでしまう面白さがあります。

マヤは自称魔女でそこが他の日常系とは違っていてよいアクセントになっています。彼女の気の小ささと内気なところは面白くもあり魅力的でもあります。豆山は彼女に比べると常識人に見えます。

和やかな雰囲気でクスッと笑いたいときにどうぞ。


[ 2020/06/28 19:57 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2020年06月24日(水)

ダークツーリズム 悲しみの記憶を巡る旅 



著者:井出明
発売日: 2018/7/30

評価〔B〕 心に余裕がある時に行きたいです。
キーワード:ダークツーリズム、旅行、歴史、負の遺産、

勉強や学びなどという言葉を大上段に振りかざさなくとも、悲しみの場に赴き、そのこで過ごすのであれば、心に何かが沁み始める。(本文より抜粋)


ダークツーリズムは人類の悲劇の地を巡る旅を指します。悲劇とは戦争に限らず、天災や公害なども含まれるそうです。本書では日本におけるダークリーリズムの第一人者である著者が、この新たな旅の形を紹介します。考察や分析よりも紹介を重視し、著者が実際に行ってきた体験談が中心となっています。紀行文です。

視野が広がり新しい経験をすることは基本的に良いことです。しかし、観光地のイメージを考えると日本ではダークツーリズムの人気が出るとはあまり思えません。旅といえば楽しく明るいものとして宣伝しているので、歴史を学んだり気分が沈むような体験は固いし敬遠されるのではないでしょうか。かといってないほうがいいわけでもなく、興味を持った人が見てその良さを知ってもらえば徐々に広まっていくでしょう。また、普通の観光と組み合わせた、例えばグルメとダークツーリズムが混ざった旅ならば十分受け入れてもらえそうですし学ぶ機会のある有意義なものとなりそうです。

章の最後に旅のコツとして「旅のテクニック」が記載されているのがよいです。旅慣れていない人も旅に出られそう。読んでいて興味を持ったのは網走監獄でしょうか。時代を反映した刑務所が実際どのような場所だったのか見てみたくなりました。監獄食を食べられるのも興味深いです。囚人労働の模擬体験は凄いですね。

昔、長崎に一人旅をしたときに原爆資料館と平和公園を訪れたことがあります。歴史に強い思いがあったのではなく単にふらっと行ってみたのですが、暑い日だったせいか色々と感慨にふけってしまいました。私は知らず知らずのうちにダークツーリズムを体験していたようです。気分はどうだったかというとずっと落ち込むことはなく、その後の観光も楽しめました。



[ 2020/06/24 21:28 ] 社会・歴史 | TB(0) | CM(0)