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2020年05月27日(水)

無能なナナ 6 



著者:るーすぼーい、古屋庵
発売日: 2020/4/11

評価〔A〕 それにしても分厚いです。
キーワード:能力者、学園、サスペンス、アクション

いままでの能力者たちとは違う。(本文より抜粋)


アニメ化決定おめでとうございます。どこまで放送するのでしょうか。できれば2クール(6ヶ月)でじっくり見せてほしいです。

生死をかけた争いの舞台は本土へ。島という限定された空間ではなくなったので今までとは異なるやり取りになるかと思いきや、皆の置かれた状況に大きな変化はありません。

今回のナナの相手は一筋縄ではいきません。ナナの心境の変化もあり、騙しあいは手に汗握ります。圧倒的な能力も派手で良いですが、こうしたやりにくい相手は面白くて好みです。詳しくネタばれにて。

鶴岡の言動を何回も見ていると、話術では論点ずらしが目立ちます。彼の地位や迫力のおかげで話している相手にはそうそう気づかれないのでしょうけど。彼の目的や経歴が明かされる時が来るのでしょうか?



↓ネタばれ
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[ 2020/05/27 22:46 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2020年05月22日(金)

もっと言ってはいけない 



著者:橘 玲
発売日: 2019/1/17

評価〔A〕 問題点を間違わないように。
キーワード:社会学、遺伝学、先天的、進化、脳科学、

もしひとびとの素朴な常識が正しいなら、成長につれて一卵性双生児の類似性は下がっていくはずだが、実際には逆に高まっていくのだ。(2、一般知能と人種差別より抜粋)


受け入れがたい冷酷な真実を数々の実験やデータから明らかにしています。本書は前作「言ってはいけない」の続編ですが、こちらだけ読んでも理解できます。ただ、本書のほうが知能と遺伝と進化に絞って前作よりも論じる範囲を狭めているので、少し読む人を選ぶかもしれません。

タブーとされる知能や人種間の違いについても遠慮せずに書いているのが特徴です。読みながらツイッターなどで発言したら大いに話題になりそうな意見が多かったです。データに基づく結論は刺激的で説得力のあるものでした。著者の個人的な意見に対しては自分の意見とは違うなと思うことが時々ありましたが。

引用した上記の「知能に及ぼす遺伝の影響は年齢とともに増加」をはじめ、「同性愛が残った理由」「遺伝子から分かったサピエンスの移動」「アメリカで成功している高知能集団」「東アジア人は幼形成熟説」など興味深いものが多く読みごたえがありました。同性愛の項目では、男性の同性愛者は一見子孫を残すのに役に立っていないようにみえるけれど、彼らは男性を引き付ける魅力があり彼らの女性の血縁者も同様に男性に対して性的魅力を持つので、結果として自分に近い遺伝子を残す機会に恵まれると説明していて疑問は残りますが面白かったです。

また3章にある、犬種の違いを論じても差別ではないのに人種の違いについては否定される、は斬新で新鮮な意見でした。反発する人は出てくるでしょう。しかし研究は進んでいて、遺伝的には東アジア人とヨーロッパ人の差よりもタンザニア北部の人と西アフリカの人の差のほうが大きいことが明らかになっています。アフリカ内でそれだけ差があるなら一言で黒人と呼ぶには大雑把過ぎます。集団の特性を論じるべきか、論じるならどこで集団を区切るのか。難しいですね。

研究や実験によって自分には不愉快な結論が導かれても認めるのが公平であると考えます。問題をタブーとせず、何がダメなのかどこが不公平なのかを議論していく姿勢が大切なのではないでしょうか。



[ 2020/05/22 20:50 ] 社会・歴史 | TB(0) | CM(0)

2020年03月27日(金)

コンシェルジュ インペリアル 7 〔完〕 



著者:藤栄道彦、いしぜきひでゆき
発売日: 2017/11/20

評価〔A-〕 介護業界に入る人に読んでほしいです。
キーワード:介護、介護士、福祉、ケア・マネージャー、完結

「下手すれば健幸都市どころかインペリアルが消えて無くなるよ」(本文より抜粋)


様々なお年寄りやその家族を通じて優菜の成長とともに介護の現場を描いてきましたが、最後は個人的ではなくもう少し大きな話を扱っています。

劇中で優菜が「なんなんでしょうね。この他人事感・・・・・・」と言っているのですが、これはかなり重要な場面でした。私も老後や介護は考えなければならないけれどまだまだ先のことだから後回し、と思っているところがあります。本書の最後まで読むとこの台詞の重要性が分かるので読んでもらいたいです。

欲を言えば、もっと成長して指導する立場となった優菜を見てみたかったです。まあひとつの節目を迎えたと言えそうなので、終わるにはよい時期だったのかもしれませんね。

何回も書いてる気がしますが最後にもう一度書きます。ボスが格好良かったです。



[ 2020/03/27 20:08 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2019年11月23日(土)

コーチングのプロが教える 「ほめる」技術 



著者:鈴木義幸
発売日: 2009/10/8

評価〔A-〕 相手の望みを見抜くのが難しい。
キーワード:ほめる、アクノリッジメント、管理職、コミュニケーション、家族、

相手をよく見て、相手が日々どんなことを思っているのかを洞察して、どんな言葉を投げかけられたいのかを熟慮して、初めて「ほめ言葉」は発せられるべきものです。(第二章より抜粋)


会話する相手にエネルギーを与えることをアクノレッジメントと呼ぶそうです。アクノレッジメントの中の一つである褒めることを中心に他者との意思疎通の技術とそのメリットを紹介しています。

部下に怒るのは簡単ですが、ほめるのは彼らをきちんと観察していないと難しいものです。単に褒めても喜んでくれないこともありますし、見当違いのことを褒めても効果は少ないこともあります。著者は褒めることも技術だと主張し、上記の引用のようによく考えて練習あるのみと説いていて、やはり近道はないのだなと納得しました。まったく褒め方が分からないという方は、人を4つのタイプに分類してそれぞれ効果的な褒め方と具体例が書かれていますので、参考にしてみたらどうでしょうか。

ほめること以外にもアクノレッジメントの手法がいくつか解説されていて参考になります。相槌の打ち方から信頼して見守ることまで、他人のやる気を引き出す方法はいくつもあると考えさせられました。別れ際の一言が印象に残るのはよく分かります。また、初対面の相手を調べて欲しいものを贈り物をするのは、評判が良いそうです。調べてと言う点がポイントですね。部下に対してでなくでも色々と使えそうです。

相手に少しずつでも頻繁に存在を認めるようなことをすることが重要だと知りました。会話は得意ではないので少しでもアクノレッジメントが上手くなるようになりたいです。



[ 2019/11/23 20:21 ] 実用 | TB(0) | CM(0)

2019年10月06日(日)

無能なナナ 5 



著者:るーすぼーい、古屋庵
発売日: 2019/7/12

評価〔A-〕 橘も強いよね。
キーワード:能力者、学園、サスペンス、アクション

「いや、恐ろしい男だね」(本文より抜粋)


心が揺れるナナの前に上司が登場します。ナナを教育した人間みたいだからどのような人物なのかなとあれこれ想像していたのですが、彼の言動を見てナナがあのようなのも納得しました。概ね橘と同意見です。彼の上にもさらに上司がいるのでしょうか?

今までは変化があったとはいえナナと人類の敵との戦いが主軸でした。今もそれは続いていますが、いくつもの事件を経て物語は大きく動き始めました。次の巻から新章らしいのでまったく違った戦いになる可能性もあります。表紙の彼もどう動くのか。読んでいて最初の頃と同じくらいのめり込みました。

本編とは関係ありませんが、本がどんどん厚くなるのが気になります。区切りが良いところで切りたいのかもしれませんが、個人的には早めに区切って刊行ペースが早いほうが嬉しいですね。



[ 2019/10/06 18:45 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)