2015年06月07日(日)

裁判官の爆笑お言葉集 



著者:長嶺 超輝
発売日:2007/03

評価〔B〕 なかなか重い一言が多いです
キーワード:裁判所、判事、裁判傍聴、

傘の先端が尖っている必要があるのかどうか、皆さんも考えてみてください。(第6章より抜粋)


率直に言いますと爆笑という表現は合っていないと思います。裁判官の名言集が一番近い印象です。本書は、著者がライター業のかたわら裁判を傍聴し、様々な判事の言葉を集めた裁判官語録集です。

見開き2ページが一つの事件で、最初のページにお言葉が、次のページに事件の概要が書かれています。各々の事件を深く追求せず、要点だけ述べているのでテンポよく読むことができます。2ページは短いかなとも感じましたが、長く書くと裁判集になってしまいますしね。

笑える言葉が載っているのかと期待したのですが、厳粛な場所で軽い発言がされるわけもなく、当然いたって真面目な言葉が多いです。判決自体は法にしたがって下されるので、たいてい無味乾燥というイメージです。例えば「被告の行為は極めて残酷で、同情の余地はない」などニュースでも聞きますしね。しかし、判決理由の終わりに出る上記の引用のような付言・所感や、判決後のアドバイスである説諭は結構感情的であり、判事たちの優しさや厳しさ、人間らしさを感じることができて興味深かったです。

「あなたの声をもう少し聞いてから判断したかった。」「せめて今日一晩ぐらいは平穏な気持ちで、桜を楽しまれたらいかがでしょうか。」「最後の機会を与えます。」が印象深いです。興味がありましたら、本書を読んでみてください。

昔、某が最近裁判傍聴にはまっていて、すごく面白いと言っていたのを思い出しました。社会見学として見に行くのも、悪くないかもしれません。裁判や法律に詳しい人と行きたいですね。




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[ 2015/06/07 22:24 ] 社会・歴史 | TB(0) | CM(0)