2015年02月15日(日)

ビブリオバトル 本を知り人を知る書評ゲーム 

ビブリオバトル 本を知り人を知る書評ゲーム (文春新書)ビブリオバトル 本を知り人を知る書評ゲーム (文春新書)
著者:谷口 忠大
出版社:文藝春秋
出版日:2013/04/19

評価〔B+〕 お薦めの本を発表しよう。
キーワード:本、発表、推薦、コミュニケーション

ビブリオバトルが「人を通して本を知る」だけではなく、「本を通して人を知る」場であるというところにこそ、真の魅力がある。(本文より抜粋)


最近、ときどき新聞で見かけるようになった「ビブリオバトル」の文字。本を推薦する発表会とだけ知っていましたが、詳しい内容はまったく知りませんでした。しかし、読書が好きなので、何度も目にしていると自然と興味がわいてきます。本書はビブリオバトルの生みの親が、公式ルール、発生のきっかけから思わぬ利点まで語っています。

まず、発表参加者が5分間で好きな本をお薦めし、質疑応答をへて次の参加者に交代。発表が終わったら、最後に発表参加者を含めた全員で読みたい本に投票して、チャンプ本を決めます。漫画でも良いとは驚きました。写真集もありなのでしょうか? ルールを決めるからこそ、スポーツやゲームのような面白さがでてくるという著者の意見には賛成です。このルールの面白い点は、お互いにお薦めし合うことです。これは3~5人くらいの小規模開催、全員が発表参加者であり聴講者でもある時が、参加している意識が高まり盛り上がって面白そうですね。

ビブリオバトルは単に本を推薦するだけでなく、発表者がどのような本を選びどのように説明するかで、その人物を知ることができるイベントでもあります。本棚を見るとその人が分かるのと一緒ですね。でも、目の前にいて生の声を聞けば、より深く理解できるという訳です。また、今まで興味のなかった分野の本で面白そうな本を知ることができるのも、魅力の一つです。キーワード検索や類似品推薦ではない、口コミのような良さが売りです。商売がらみでない点も良いですね。

本来は本マニアがお薦めし合うのではなく、学術的な理由から発生したものだったというのが興味深かったです。どんな感じなのか見てみたいですし、機会があって少人数であれば参加してみたくなりました。



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[ 2015/02/15 21:11 ] 実用 | TB(0) | CM(0)