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2014年07月27日(日)

月見月理解の探偵殺人 1 (シリウスコミックス) 

月見月理解の探偵殺人(1) (シリウスコミックス)月見月理解の探偵殺人(1) (シリウスコミックス)
著者:白梅 ナズナ
出版社:講談社
出版日:2013/03/08

評価〔B〕 理解、再登場。
キーワード:探偵殺人ゲーム、人狼、漫画化

「今度は仮初めの世界じゃない。俺様と君とで、本物の探偵殺人ゲームをしようじゃねぇか」(本文より抜粋)


高校生の都築初(つづきうい)が、突如現れた少女とあるものを賭けてゲームをする物語です。同タイトルのライトノベルをニコニコマンガでコミカライズし、それをさらに単行本として漫画化したものです。

まず、原作は数年前に既に読んで当ブログでも感想を書いているので、詳しい紹介は省きます。すみません。ニコニコマンガは、次のコマが自動で表示され、BGMや効果音もつきます。言わばネット媒体の漫画のようなものです。これを見て興味を持ちました。

内容は原作と変わりませんが、表現の仕方が違うので印象が違います。ニコニコマンガを見ているときも感じたのですが、ミステリーというよりはサスペンスホラーのような印象を受けました。表情が怖い、のようなコメントがたくさんついていたのを覚えていますが、まさにそのとおりです。著者は理解の表情を描くの上手いよね。

分かってはいましたが、粗筋を知っているので新鮮さはありませんでした。残念だけどしょうがない。






[ 2014/07/27 21:25 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2012年05月04日(金)

月見月理解の探偵殺人5 

月見月理解の探偵殺人 5 (GA文庫)月見月理解の探偵殺人 5 (GA文庫)
著者:明月 千里
出版:ソフトバンククリエイティブ
発行:2011/06/16

評価〔B+〕 探偵殺人三昧の最終巻。
キーワード:殺人ゲーム、サスペンス風

「教えてやろう……この俺様の前では、お前の言う『真実』なんて、何の役にも立たないということをな!」(本文より抜粋)


ついに最終巻となったこのシリーズ。4巻の続き、グラウンド・ゼロ主催の探偵殺人ゲームの後編です。

最終巻だけあって、主要人物が一堂に会します。メインの敵はやはりグラウンド・ゼロではなく、彼女の後継者のあの人物と、2巻から因縁のあるドッペルゲンガーこと花鶏。危機感を演出するためのルール変更がありますが、このシリーズの題名どおり探偵殺人ゲームですべての決着がつきます。理解の生かされている本当の理由も明らかにされます。決勝戦はテンポが良いのですが、様々なことを詰め込んだためか駆け足気味に感じました。しかし、予想とは違った駆け引きが面白かったです。

後継者の《災禍の中心》はいったい何なんだと思っていたら、前の巻の最後で書かれいた能力そのままだったのでちょっと驚きました。確かに凄いといえば凄いけれど、すべてを統べるって感じではないような気がします。《災禍の中心》の能力は面白いので、これ1冊しか語られないのは惜しいです。

上記の2点より、もう少しじっくり読んでみたかったですね。月見月家のゾディアックたちのなんかも番外編で見てみたい気もしますし。

優勝者の願いは実にその人物らしい願いで、この物語にあっていると思います。綺麗に終わりました。物寂しいですが、ダラダラ続くより良いかと前向きにとらえておきます。さて、著者の次の本は既に出版されていますが、こうしたゲームものではないみたいです。でも、こうしたゲーム性のある話もまた書いてくれないかなと心待ちにしています。



ちょっとネタばれ意見を続きにて↓
[ 2012/05/04 21:42 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)

2011年12月31日(土)

空ろの箱と零のマリア4 

空ろの箱と零のマリア〈4〉 (電撃文庫)空ろの箱と零のマリア〈4〉 (電撃文庫)
著者:御影 瑛路
出版:アスキーメディアワークス
発行:2010/06/10

評価〔B+〕 はこマリ版人狼の後編
キーワード:サスペンス、学園、殺人ゲーム

そう――僕はまだ、“怠惰なる遊戯”に負けたわけではない。だから、もしかしたら、、“怠惰なる遊戯”を抜け出せる可能性があるかもしれない。(本文より抜粋)


退屈しのぎのための箱“怠惰なる遊戯”によって強制的にゲームをさせられる参加者たち。一輝は醍哉に宣言したようにマリアを救うことができるのか? 「王降ろしの国」後編です。

こちらの予想通りには進まないだろうなーと疑りながら読んでいたら、あっさりそのとおりになって嬉しくなってしまいました。1巻のように、こう展開していのかと思ったら急に目的が変わります。劇中の一輝のように、翻弄されてしまいました。一言助言しておくと、3巻を読んだら間を置かずに本書も読んだほうが良いです。某人物が言うようにヒントは既に出ています。判りづらいので予想は難しいと思いますが。

意外な展開は良かったのですが、箱の終わらせ方は好みではありませんでした。あの手段は理解はできますが、すっきり終わったとは言いにくいかな。また、全ての懸案が解決されたわけではないので、それらは次回以降への伏線となるでしょう。あの人物が今後も絡んでくるのは間違いなさそう。

ミスリードが上手なので先が読めず、相変わらず面白いです。あとがきによると、次が出るまで時間がかかりそうです。3・4巻ともにマリアの影が薄かったので、また彼女の出番が増えるのを期待しています。




[ 2011/12/31 17:46 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)

2011年10月20日(木)

空ろの箱と零のマリア3 

空ろの箱と零のマリア〈3〉 (電撃文庫)空ろの箱と零のマリア〈3〉 (電撃文庫)
著者:御影 瑛路
出版:アスキーメディアワークス
発行:2010/01/10

評価〔B+〕 はこマリ版人狼の前編
キーワード:サスペンス、学園、殺人ゲーム

これから何をすればいいのかすら分からない。ただ【謀殺】【暗殺】という物騒な単語が、【王降ろしの国】が殺し合いのゲームであることを証明していることだけは分かる。(本文より抜粋)


何の前触れもなく見知らぬ部屋で目が覚めた一輝。彼は移動した先の大部屋で、麻理亜を含む同じ高校の生徒たちと会い、強制的にあるゲームに参加させられます。そのゲームは【王降ろしの国】。本書は「王降ろしの国」前編です。

「王降ろしの国」は参加者に役職が割り振られ、それぞれ敵対する役職の人物を殺すことで勝利することができる殺し合いのゲームです。こんなことができるのは箱の仕業だと確信する一輝と麻理亜。箱の所有者は誰なのか、どうしたらこの箱を打ち破れるのか、彼らは苦闘します。

誰を信用していいのか分からない駆け引きは、まるで人狼のよう。緊迫感があって、疑心暗鬼になりやすいです。参加者たちの性格がかなり違うために、友好的な者、冷静な者、非情な者など行動がはっきり分かれて、それぞれの個性が出ていて興味深いです。誰がどの役職か推理しながら読むと面白いと思います。

土橋真二郎の「殺戮ゲームの館」を思い出しました。似ているのですが、あちらのほうが心理描写が多く現実的ですね。こちらはそれよりも誰と誰が密談でどうなったという人物の駆け引きが凝っている感じがします。

この巻だけでもかなり面白く、また一つの区切りまで話は進みますが、真の山場は次の巻へ持ち越しです。終盤の一輝の決意が、どのような結末を迎えるのか楽しみです。





[ 2011/10/20 21:46 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)

2011年06月26日(日)

月見月理解の探偵殺人2 

月見月理解の探偵殺人 2 (GA文庫)月見月理解の探偵殺人 2 (GA文庫)
著者:明月 千里
出版:ソフトバンククリエイティブ
出版:2010/04/15

評価〔B+〕 エピローグが良い感じ
キーワード:殺人ゲーム、サスペンス風

「誰にも見抜けない変装で他人に成り代わり、仮度捕まえても殺しても現れる不可解な存在、故に《ドッペルゲンガー》という通り名がついている」(Phase2より抜粋)


初の所属する放送部に星霧交喙(いすか)が入部してきます。時を同じくして理解も初の前に現れ、交喙の姉・花鶏(あとり)を調べていると伝えます。彼女を追ううちに、初たちはノアズ・アークと呼ばれる場所に閉じ込められる、といったお話です。1巻と同じように、傍若無人に振る舞う理解と彼女に付き合わされる初が、再び殺人ゲームに挑みます。

今回の監禁脱出ゲームは、探偵殺人ゲームより複雑で分かりにくいですが、探偵殺人ゲームの時よりはきちんと展開の軸となっていると思います。でも、もう少しじっくりやって欲しかったかも。緊張感あるゲームもしくはコンゲーム(騙し合い)は面白いです。こういうのが好みなのかもしれません。理解に勝るとも劣らない能力を持つ交喙の動向がポイントです。

1巻でも言われていたのですが、どことなく西尾維新を連想させる文章です。本書を読んでいてその印象が強くなりました。初の突っ込みは、戯言シリーズのいーちゃんのそれと似ています。だからかな。

個人的には二つのエピローグが良い終わり方でした。全体的にサスペンスっぽくて良いです。推理小説風ではなくサスペンス風。展開の完成度が高い訳ではないのですが、気に入っています。次も楽しみです。




[ 2011/06/26 12:13 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)