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2019年08月17日(土)

ふしぎの国のバード 6 



著者:佐々 大河
発売日: 2019/7/13

評価〔B+〕 なぜか異国情緒があります。
キーワード:旅行記、明治、日本、

「バードさんの旅は自分が思うよりずっと、永く広い意味をもつのかもしれない」(本文より抜粋)


山形県から秋田県へ羽州街道を進みます。

バードとイトのそれぞれの問題は一度棚上げにして、明治の日本をめぐる旅に戻ります。地方の独自の習慣も魅力的ですが、ここでは日本全国ほとんど同じだったであろう文化や生活習慣が紹介されています。

現在と大きく印象に残ったのは、火事に対する庶民の考え方です。バードに共感する人のほうが多そう。当時の人はたくましいなあ。一方、紙漉き職人たちの一番の楽しみは、おそらく今の職人でも同じではないでしょうか。分かる気がします。これからもそうあって欲しいものです。

時代が大きく変化する時期に注目してみると、道中出会ったある医師の価値観は格好良かったです。彼が史実の人物かどうかは知りませんけど、あの時代にあのような志を持っていた人はやはりいたのだと思います。古いメスと彼の師の逸話もなかなか良いです。

終盤に明かされたある事実は、二人の旅にどう影響するのでしょうか。次も面白そうです。


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[ 2019/08/17 22:06 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2019年08月07日(水)

ふしぎの国のバード 5 



著者:佐々 大河
発売日: 2018/10/15

評価〔A-〕 良い昔話でした。
キーワード:旅行記、明治、日本、

「運命はいつも自分自身の意志のの中にあるのよ!!」(本文より抜粋)


探検続行を阻む大きな障害を前に、バードと伊藤はどのような決断をくだすのか。

旅自体は進まず主にバードの過去が語られます。彼女はどのような経験をしてきたのか、現在のような生き方はいつ始まったのかが明かされ非常に興味深いし面白いです。現在ではネットで検索すれば簡単に得られるような情報も、当時は誰に聞いてもわからず現地に行ってもそれでも分からないことが多かったと想像できます。

印象深かったのはある冒険家の旅をする理由と、現地ガイドの生き方です。それが終盤の彼女の使命の話に繋がっていて心打たれました。日本の旅が進まなかったのは残念ですが、この過去編が読めて十分満足です。過去編の冒頭を漫画の初めにしても面白かったかもね。

困難に対してどのような解決策があるのか。次の巻に注目です。



[ 2019/08/07 06:55 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2019年07月03日(水)

忍者はすごかった 忍術書81の謎を解く 



著者:山田 雄司
発売日: 2017/7/28

評価〔B-〕 仕事が多くて大変そうです。
キーワード:忍者、忍術書、日本史、

忍術の三病とは、一に恐れ、二に侮り、三に考えすぎである。(第四章より抜粋)


超人的な身体能力を持ち闇に生きる印象の強い忍者ですが、忍術書からは表社会で人ごみに紛れて地味に活動する姿が読みとれます。やはり戦闘員というよりは諜報員で、いかに人の信用を得るか、いかに人の心を見抜くかに重点が置かれているのかが分かりました。

前半はなんだか自己啓発書のようであまり新鮮さは感じませんでした。昔から同じようなことを教えて、または教えられているのですね。後半のほうが興味を持つ項目が多く、相手の本性・本心を知る方法や忍びの適性とは何かは面白かったです。

また、とりあげている項目は良いのですが、原文の次に訳文があり最後に解説文と古典の参考書のような構成が、やや単調で退屈に感じました。

それにしてもこうした忍術書が残っていたとは意外でした。ただ本文にも、忍術書は概要を書いたもので大事なのは自分の目で見て感じ考えること、とあるので、実践できてこその忍者なのでしょう。主人や評論家ではないのですから。


[ 2019/07/03 22:36 ] 社会・歴史 | TB(0) | CM(0)

2019年04月23日(火)

最後のレストラン 10 



著者:藤栄道彦
発売日: 2017/11/9

評価〔B+〕 同じパターンですが面白いです。
キーワード:料理、偉人、歴史、グルメ、

「多分、ひと口で勝負つくわ」(本文より抜粋)


店の状況が変化し登場人物も増えて、少しずつではありますが変化が見られます。しかし、劇中で某が言っているように、園場はあまり変わっていないように見えます。彼は変わらないけれど、周囲の人々が彼によって変わったのでしょう。

難しい注文をうまくこなす姿は相変わらず格好良いです。漫画としては教訓はほどほどで説教くさくないのが丁度いいと思います。著者の主張が強過ぎると娯楽としては面白くなくなってしまいますので。

残念ながらお見合い相手の好美の出番は少なく、恋愛事情の変化はありません。10巻を超えたので次はそろそろ大きく動くのかな。


[ 2019/04/23 22:39 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2018年06月02日(土)

最後のレストラン 9 



著者:藤栄道彦
発売日: 2017/1/7

評価〔B+〕 久しぶりに読んだけど面白いです。
キーワード:料理、偉人、歴史、グルメ、

「あの、あなた毎日シャワーは浴びますよね?」(本文より抜粋)


あ、実写ドラマ化したのにまだ見てません。

原点回帰なのか、登場人物たちの個人的な話より偉人達に重点が置かれています。ヨーロッパの人が登場するとあまり驚きませんが、それ以外の地域の人は新鮮に感じられます。私の中で偉人と言えばヨーロッパなのだろうか。

ご存知のとおり、どの話も偉人たちが帰った後に、最期の場面が少しだけ描かれて終わるのですが、本書の最初の人の最期はかなり良かったと思います。どうなるのか知っていても迫力がありました。園場の感想もうなずけます。見習いたい。・・・・・・園場は次の話の終わりでもいいことを言っているのですが、堅苦しく感じないのは良いですよね。ほどよく力の抜けた漫画だ。

今回は巻末おまけの小料理屋はなしです。作者には悪いのですがあれより本編のほうが面白いので、次もおまけは4コマのみにしてほしいかなーと思います。




[ 2018/06/02 18:40 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)