2009年01月25日(日)

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かすさあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
著者:マーカス バッキンガムドナルド・O. クリフトン
出版:日本経済新聞出版社
発行:2001/12/01

評価〔A+〕 思考や意識の癖を活かそう
キーワード:才能、仕事、心理学

才能というものはあまりにも身近にありすぎるので、あたかもそれが常識であるかのように思ってしまうのである。(第2章より抜粋)


どことなく気恥ずかしい題名です。企業向けに書かれた自己啓発書なので少し迷いましたけれど、結局読んでみることに。自分の強みが分かる心理テストがあると知り、無性に試してみたくなったからです。そういうの今までだいぶやったにもかかわらず。性格診断大好き。

本書の主張は、『弱点を補うよりも強みを有効に活用しよう』です。弱点を補強しても並になるだけだしエネルギーも多大に浪費してしまうけれど、それよりも長所を活かして上を目指しより良い人生を送ろう的な姿勢です。良くも悪くも実にアメリカンな考え方だと思います。活かすべき強みは才能と知識と技術からなると述べています。ここでいう才能は、その人独自の考え方や感情の癖のようなものことです。価値観や欲求といってもいいかもしれません。誰にでもあるその傾向こそが成功の鍵であると強調しています。

数多くの人からアンケートを取り研究した結果、才能は34の資質として分類されています。本の手順に従ってネットでストレングス・ファインダーなる心理テストを受けると、自分の才能が5つ分かります。「共感性」「戦略性」などよく耳にする言葉から、「原点思考」「包含」などあまり聞いたことのない単語まで様々な資質があります。性格診断を受けた時、自分に関係ないところはあまり読まないのですが、これは長所が事細かに分かれていて新鮮だったので熟読しました。ネットの書評を読んでみると、「社交性」と「内省」など矛盾してそうだけど成り立っている方もいるようで、興味深かったです。

純粋な心理学の本ではなくいわゆるビジネス書なので、後半は企業はどのようにこの資質を活かすべきかに重点を置いていました。人事や管理職の人向けです。分かってはいたのですが、ちょっと残念。また、資質の組み合わせによって、どのような違いがあるのかについて、具体例が少な過ぎるのも不満といえば不満かな。

とはいえ、ストレングス・ファインダーの結果は納得できたものだったし、それぞれの資質を持つ人との接し方も分かりやすかったことも確かです。誰しも強みを持っていて、強みの組み合わせによって独自性が発揮されるという主張は説得力があります。他人の活かし方が分からなかったり、自分の長所が分からない方に特にお勧めです。


ちなみに、私トナクの5つの資質は「慎重さ」「内省」「学習欲」「目標志向」「責任感」です。自分の資質についての感想は追記にて。↓



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[ 2009/01/25 19:07 ] 心理・哲学 | TB(0) | CM(1)