FC2ブログ







2018年07月14日(土)

恥知らずのパープルヘイズ -ジョジョの奇妙な冒険より- 



著者:上遠野 浩平、 荒木 飛呂彦
発売日: 2014/3/24

評価〔B+〕 能力バトルが合っています。
キーワード:ジョジョの奇妙な冒険、第5部、外伝、超能力、小説化、改装版、

獰猛。それは爆発するかのように襲い、そして消え去るときは嵐のように立ち去る。(4章より抜粋)


人気漫画、ジョジョ奇妙な冒険の小説です。舞台は第5部終了後、主役は主人公チームと袂を分かったパンナコッタ・フーゴと、気になっていた人も多いと思われる題材です。ジョジョ25周年の小説企画第一弾だそうで、私が読んだのは2011年の初版を追加修正し改装したものです。

原作での出番が少なかったフーゴの過去や考えが丁寧に描写されていて、そのうえで矛盾しないのが巧みだし良かったです。雰囲気を損ねることなく辻褄が合うようにするのは難しかったと思いますが、流石というほかないですね。

数人の新たなスタンド使いも登場し、第5部のギャングたちの戦闘も迫力があります。他の書評で文章のみでスタンドバトルが描けるのか?と疑問におもう方もいそうですが、その点に関しては心配ないと思います。ブギーポップシリーズを初め、能力バトルはたくさん書いていますし。

ただ、戦闘のテンポは良いのですが、意外とあっさり決着がついてしまったものもあり、物足りないと感じたときもありました。期待していた某スタンドの戦闘がすぐ終わってしまったのは残念です。

原作の荒木飛呂彦が挿絵を書いていて、スタンド紹介あり豪華です。各所に他の登場人物やエピソードと繋がるシーンがちりばめられているので、ジョジョを深く読んでいるいる人ほど楽しめる作品でした。




スポンサーサイト
[ 2018/07/14 21:43 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

2017年11月23日(木)

The Book jojo’s bizarre adventure 4th another day 



著者:乙一 、 ‎荒木 飛呂彦
発売日: 2012/11/20

評価〔B〕 ジョジョだけど乙一らしい物語でした。
キーワード:スタンド、超能力、第4部、小説化、文庫化、

何者もその文章を拒否することはできない。(第三章より抜粋)


人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」を小説化したものです。ただし原作ではなく第4部の外伝として、杜王町に新たなスタンド使いが登場します。文章担当は乙一。挿絵は本人が描いています。

不可解な事件が発生し、スタンド使い同士は引かれあい対峙する。原作を踏襲した展開で、違和感はあまり感じませんでした。現在起きている出来事と、全ての発端となった事件が交互に語られ、徐々に繋がりが見えてくるのが良かったです。新登場のスタンドは、個人的にはあまり強くないと思うけれど、使用者が使い方を熟知していて戦闘も盛り上がりました。

しかし、全て原作通りかと言えばそうでもなく、良くも悪くも別の人が書いたものだと感じました。特に、物語の締め方に乙一らしさが強く出ています。物悲しいというか切ないというか。著者の他の小説を読んだことのある方なら分かるかと思います。

できれば終業式の夜、家での出来事を全部書いてほしかったかな。見方によっては一番肝心な場面だったので。




[ 2017/11/23 21:38 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

2015年01月28日(水)

ひぐらしのなく頃に礼 賽殺し編 (講談社BOX) 

ひぐらしのなく頃に礼 ~賽殺し編~ (講談社BOX)ひぐらしのなく頃に礼 ~賽殺し編~ (講談社BOX)
著者:竜騎士07
出版社:講談社
出版日:2009/03/07

評価〔B+〕 エピローグ後のお話。
キーワード:サスペンス、田舎、昭和、

時にサイコロの目が狂い、小さな変化があることはたまにあった。でも、…こんなにも強い違和感を感じさせる世界は初めてだ。

(本文より抜粋)


ひぐらし解が完結し、昭和58年の夏に起きた出来事が語られます。

読む前は、きちんと終わったのだから余計な話は付け加えないほうが……と多少危惧していたのですが、この賽殺し編が付け加えられたことにより、より本作品が深まったように感じました。今までのように不運の運命と戦うのではなく、もっと別の重要なものと向き合います。ネタばれになるから詳しく書きませんが、予期せぬ興味深い展開で良かったです。

部活のほのぼのとした光景や銃撃戦などの派手なシーンはないので、分かりやすい面白さを求めている人には向かないかもしれません。娯楽性はありませんが、物語性はあると思います。前の巻に続いて再度の幕引きになりましたが、祭囃し編まで読んで本書を未読の方は是非読んでみてください。



ちょっとだけネタばれ話↓
[ 2015/01/28 20:52 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)

2014年11月16日(日)

ひぐらしのなく頃に解 第四話 祭囃し編 下 (講談社BOX) 

ひぐらしのなく頃に解 第四話~祭囃し編~(下) (講談社BOX)ひぐらしのなく頃に解 第四話~祭囃し編~(下) (講談社BOX)
著者:竜騎士07
出版社:講談社
出版日:2009/01/06

評価〔B+〕 長い物語もようやく終わりです。
キーワード:サスペンス、田舎、昭和、

あぁ、これだけのたくさんの思いが集まったなら、私たちはどんな世界を見るのか。どんなカケラが許されるのか。

(本文より抜粋)


祭囃し編の下、解の最終巻です。この巻だけBOX裏のあらすじ紹介がありません。巻末におまけのカケラが2つあります。

助力を頼み満を持して6月19日をむかえます。惨劇の運命から身を守るだけでなく、積極的に動く作戦が新鮮です。どの人物にも見せ場があります。今まで主役だった部活メンバーはやや少なめかも。最後らしく山あり谷ありで楽しませてくれます。なにはともあれ、どの問題も収まるところに収まったと思います。でも、やはりインパクトは皆殺し編のほうが上かな。

助けに来たあの人物がやたら強いのと、部活メンバーが某たちを翻弄するシーンが現実的ではないように感じましたが、ライトノベルですのでありと言えばありです。ただ公務員の解説などと比べると、違いが際立つかな。それと、地の文章と台詞で「!」が多いです。気迫を表現しようとしてでのことでしょうが、連発し過ぎて効果が薄いですね。使いすぎ注意。

解のその後を描いたエピローグ、「ひぐらしのなく頃に礼 賽殺し編」が出版されているので、そちらも読む予定です。こちらのアニメは観ていないので、新鮮な気持ちで楽しめることでしょう。



[ 2014/11/16 11:26 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)

2014年11月12日(水)

ひぐらしのなく頃に解 第四話 祭囃し編 中 (講談社BOX) 

ひぐらしのなく頃に解 第四話~祭囃し編~(中) (講談社BOX)ひぐらしのなく頃に解 第四話~祭囃し編~(中) (講談社BOX)
著者:竜騎士07
出版社:講談社
出版日:2008/12/09

評価〔B+〕 最後の一人が加わります。
キーワード:サスペンス、田舎、昭和、

勝てないゲームだからと参加しようとしない。コインを賭けようとしない。……そう。それは間違っているのだ。(本文より抜粋)


祭囃し編の中です。オヤシロ様2年目の祟りから圭一の転入、そして3つのルールの打破に挑戦します。

引き続き過去の種明かしなのですが、どんどん明かされていく祟りの真実が面白いです。筋道だっていて理解しやすいです。順風満帆に思えたあの人の例の研究も、ある出来事をきっかけに転機をむかえます。これが皆殺し編での最後とどう繋がってくるかは、本書の終盤で分かるのでご心配なく。

傍観者の参加と、他者へ協力を仰ぐのが見どころでしょうか。部活メンバーへの協力の頼み方が結構良い感じ。前回とは似ていますが違う展開になりつつあるので、読者も飽きることなく読めると思います。

上の感想でも書きましたが、頻繁に視点が変わって物語に入り込みづらいのが残念でした。うーん、でも、今まで読んできた人なら、多少の読みづらさよりも最後まで読みたい気持ちのほうが強いかもしれないので、あまり気にならないかもしれませんね。次で解も最後です。



[ 2014/11/12 19:07 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)