2017年07月21日(金)

ねじの人々 3 (完) (再読) 



著者:若木 民喜
発売日: 2017/2/17

評価〔B+〕 最終回がきれい。
キーワード:哲学、人生、

考えるって何だろう。答えって一体何だ?(本文より抜粋)


劇中で物語について語っているのが興味深いです。その延長線上として、創作物のヒロイン問題へと展開していくのですが、分かりやすい簡単な出発点から、きちんと哲学の抽象概念に繋がっていくのは面白いですね。

難しい主題ですが、著者なりの結論を示していて良かったです。本書の帯では、めちゃくちゃ難しいと正直に述べ、ごめんなさいと謝罪していますけど、こうした漫画が読めて面白く興味深かったです。めんどくさいけれど考えてしまう。読み終わっても何度も読み返しています。

何年か経って著者の価値観に変化があったら、また哲学漫画を描いてほしいと思います。



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[ 2017/07/21 23:20 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2017年06月03日(土)

真夜中のX儀典 4 (完) 



著者:馬鈴薯、 山口ミコト
発売日: 2017/1/27

評価〔B+〕 なるほど。でも推理難しくない?
キーワード:サスペンス、オカルト、ホラー、

「はい・・・はい、準備できました。はい・・・覚悟もできてます」(本文より抜粋)


大詰めを迎えた2つの事件。ついに全てが明らかになります。

解決すべき事件はしっかり解決したので安心しています。「死神様」の時は、大量のヒントのみ残して終わってしまったので、急に打ち切った終わり方にならないかどうか不安だったからです。

Xの正体と霧島家殺人事件の真相は、え、それありなの?と少々戸惑ったのですが、肉体交換やX能力がありなのだから、それも可能なのでしょう。私が3巻読了時に疑問だった点も、確かに説明がつきます。まあ、祥は可愛そうだけど。

物語の発端である姉・由衣の事件も、ついに真相が暴かれます。あー、なるほど。伏線もきちんと回収しているし、こちらのほうは腑に落ちました。でも、こちらのほうは推理するのは難しいですね。♯26冒頭で浩樹が気がついたヒントが、、もう少し早くでていればピンと来た可能性も・・・・・・いえ、それでも分からなかったかも。

この原作者さんの物語は、なんか推理しようという気になります。ちょうど良い難しさなのでしょうか。面白かったです。シリーズ全体としての評価は、サスペンスが好きなのもあってA-くらいかな。もう少し長めの話でも良かったです。次回作に期待しています。


ネタばれ話は続きにて↓
[ 2017/06/03 18:12 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2017年04月25日(火)

盤上の詰みと罰 2 (完) 



著者:松本渚
発売日: 2015/11/12

評価〔B〕 記憶障害の真相とは。
キーワード:将棋、記憶、

「また私と対局してくれますか?」(本文より抜粋)


記憶障害の原因となった対局相手を探すため、都は旅を続けます。

劇中で某が、将棋の一手には感情や人生観が込められていると言っています。実際将棋を指していると、確かに相手の意図や気性が出ているなと感じることがあります。それが本書のテーマなのだと強く感じました。

都が追い求めていた相手はいったいどのような人物だったのか。ぼんやり予想していた人物像とは大きくかけ離れていましたけど、この漫画らしい、彼女らしい結末だったと思います。

もうちょっと将棋旅を続けて欲しかったかなとも思いますが、だらだら引き伸ばさずスパッと終わるのも潔くて良かったです。



[ 2017/04/25 21:58 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2017年02月09日(木)

NKJK : 2 (完) 



著者:吉沢緑時
発売日: 2016/12/12

評価〔B+〕 病気と病院生活について考えてしまう。
キーワード:病気、笑い、免疫、ギャグ、シリアス、

「私・・・何キャラ・・・でしょうか?」(本文より抜粋)


笑いに疎い西宝夏紀は、病が進む友人・富士矢舞のために笑いを披露します。失敗しても諦めない健気な姿に、彼女の友人に対する友情の厚さを感じます。この点に関しては舞は幸せ者です。それにしても不治の病だからふじやまいって凄いネーミングだ。

見舞う側の描写だけでなく、見舞いに来てくれた病人の気持ちも表現されていて良かったです。これによって、本書の重みや説得力が増しているのではないでしょうか。私は入院したことはありませんが、舞やりんの心境は分かるような気がします。

他の書評でも触れられていますが、ENDの後の一文で、著者がどのような想いで本書を描いたのかがよく分かります。読んでよかったです。



[ 2017/02/09 21:27 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2017年01月28日(土)

アイドルのあかほん (完) 



著者:氏家 ト全
発売日: 2007/1/17

評価〔B〕 1巻完結とは短いなぁ。
キーワード:アイドル、ギャグ、

「あなた達にはユニット組んでもらうから」(本文より抜粋)


3人の個性豊かな女の子たちが、人気アイドルを目指すギャグ漫画です。

表紙からは想像しにくいですが、卑猥なギャグ、下ネタが多いです。著者の他の漫画を読んだことがある人なら分かっていると思いますが、概ねいつもどおりです。ただし、学校が舞台でないためか大人が多く、少々新鮮です。ギャグの傾向も少し違っていてかつ面白かったです。カルナのあの顔には笑ってしまいました。何度見てもインパクトがあります。

この1巻で完結してしまうのが惜しいですね。もう少し彼女たちの暴走、いや活躍を見てみたかったです。著者の別作品、生徒会役員共14巻にも登場しているので、気になった方は読んでみてください。少しだけ未来の彼女たちが見られますよ。



[ 2017/01/28 21:44 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)