2018年05月26日(土)

無能なナナ 2 



著者:るーすぼーい、古屋庵
発売日: 2017/5/22

評価〔A-〕 表紙の隠そうとしない感じも好き。
キーワード:能力者、学園、サスペンス、アクション

「これ、どーいうこと?」(本文より抜粋)


任務を果たしていくナナですが、今回も強力な人類の敵に悪戦苦闘します。

彼女の強さは、どんな窮地に陥っても諦めない精神力です。もうこれダメだろうという状況になっても、冷静さと頭の回転の早さで乗り越えていくさまは、見ていて感心してしまいます。あの柔軟性や適応力は羨ましい。

他の書評で、頭脳戦にしては突っ込みどころが多いとの記述がありました。確かに緻密な設定とは言えませんし、いくつか都合の良い展開があります。しかし、それを上回る緊張感や面白さがあったと思います。敵も自分の強さを過信して油断していると考えれば、ある程度は目をつぶっても良いのではないでしょうか。・・・・・・甘い?

テンポよく進んでいるので、今のところストーリの穴はあまり気になりません。この勢いで突き進んでもらいたいです。



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[ 2018/05/26 21:22 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2018年05月09日(水)

青の数学 



著者:王城 夕紀
発売日: 2016/7/28

評価〔B〕 一問も解けなさそうです。
キーワード:数学、数学オリンピック、証明、高校生、

「数学は、数字だけでできているわけじゃない」(本文より抜粋)


数学オリンピックをご存知でしょうか。その名の通り、数学の問題を解くことを競い合う大会なのです。十代のころ少し興味を持ち、どのような問題を解いているのか調べてみたのですが、どのくらい難しいのかも判断できないほどさっぱり分からなかったのを覚えています。本書はそんな学校の数学レベルを遥かに超えた証明問題を解きあう、高校生たちの物語です。

主人公の高校生・栢山(かやま)は、数学で決闘するサイト『E2』を知り、数学にのめり込んでいくわけですが、この相手と競い合うシステムは既にネットにありそうですよね。ただ解くだけでなくルールに基づいて競い合うのは、まるでスポーツのようです。題材が数学と言う珍しいものではあるものの、高校生が部活に熱中している青春ものとみればよくあるお話なのかもしれません。登場人物たちの決闘に対する姿勢の違いが表れていて興味深いです。

ただ、序盤は誰がどの台詞を喋っているのか分かりづらいし、難読名字が登場したりと読みづらさを感じました。読んでいるうちに慣れますが、戸惑いました。また、登場人物が多いので、誰が記憶すべき人物なのか混乱してしまいました。

過激さはなく雰囲気は穏やかですが、主題が主題だけに読む前から拒絶する人もいそうですし、読んでからも好みの分かれそうな青春小説です。数学はある程度知っていたほうが読みやすいです。数学が好きな人の気持ちが分からないと思っている人こそ、読んでみたら面白いのかもしれませんね。



[ 2018/05/09 21:50 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

2018年05月09日(水)

湯神くんには友達がいない 3 



著者:佐倉準
発売日:

評価〔B〕 あくまでコミカルなのが良いです。
キーワード:友達、高校生、学園、

「あなた、俺と向かい合った先に、一体何を得られると思ってるんだ!?」(本文より抜粋)


夏休み編が始まります。

湯神くんはやっぱり一人で楽しく過ごすのかと思いきや、意外と他人と接触しています。予定外の事態となっても、前向きに処理し状況を良くしようとするのは、彼の良いところです。他人の気持ちを考えずに行動してしまうのは、いつもどおりで面白いです。藤沢さんが謝りに来た時の、人間性うんぬんの件は笑った。

登場しないと思っていた彼のご家族が登場したのは、少々驚きました。どんな家族かは読んでのお楽しみということで。

他の生徒たちもそれぞれの夏休みを過ごすのですが、彼以上に心配なのは綿貫さんです。1巻からあまり充実した学生生活を送れていない気がします。報われて欲しい・・・・・・けど、そうなったら面白くなくなるような気もするので複雑な心境です。




[ 2018/05/09 21:48 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2018年05月03日(木)

無能なナナ 1 



著者:るーすぼーい、古屋庵
発売日: 2017/2/22

評価〔A-〕 表紙の不穏な雰囲気が良い感じ。
キーワード:能力者、学園、サスペンス、アクション

「ちょっと空気は読めません。よろしくお願いします」(本文より抜粋)


能力者と呼ばれる不思議な力を持つ若者たちが集う学校で、ある日二人の転入生がやってきます。二人はクラスメイトと共に人類の敵と戦うために訓練することとなります。超能力者が人類の敵と戦うと聞くと、少年漫画にありがちなバトルものを想像しがちですが、そう単純ではありません。

今回読むずっと前に1話だけ読んだことがあるのですが、その時の衝撃がなかなか忘れられず、こうしてしっかり読むことになりました。自分で意識している以上に好みだったのかもしれません。

凄く完成度が高い訳ではありません。緻密な設定とは言い難いですし、都合がいいなと感じることもありました。それでもこのジャンルの漫画は好きですし、テンポの良さもあってか楽しめました。

1巻なのに早くも人類の敵に苦戦しています。大丈夫でしょうか。このままの調子でどんどん面白い戦いを見せてほしいです。



[ 2018/05/03 18:42 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2018年04月07日(土)

湯神くんには友達がいない 2 



著者:佐倉準
発売日: 2013/4/18

評価〔B〕 意外と鉄壁の精神ではないのが良い。
キーワード:友達、高校生、学園、

「もらった事も出した事もない奴の言葉なんて重みがないな」(本文より抜粋)


友情のみを語るのかと思っていたら、恋愛関係も絡めてきて驚きましたけど、そこはやはり湯神くんです。一筋縄ではいきません。また、彼が所属している野球部の地区予選が始まります。2巻は恋愛編と野球編です。

予想通りと言いますかやっぱりと言いますか、相変わらず彼は自分の信念どおりに行動します。まったく恋愛に興味がないのかと思いきや、悩む場面もあって単に我が侭な人でないことを再認識させてくれます。かといって思いやりの人でもないですけど。

彼の意見は協調性がないけれど一理あるのが分かるので、周囲の人たちも協力したいようなしたくないような態度になってしまいます。傍目には面白いけれど、実際にいたらなかなか扱いに困る人です。

スポーツ編なのに清々しさを感じなかったのが素晴らしいです。この調子で突き進んで欲しいです。



[ 2018/04/07 21:47 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)