2015年07月25日(土)

ヴァルプルギスの後悔〈Fire4.〉 



著者:上遠野 浩平
発売日: 2011/12/10

評価〔B〕 魔女の影響は・・・・・・。
キーワード:ブギーポップ外伝、シリアス、超能力、現代、

「どう思うも何もあるまいよ――統和機構がひっくり返りつつある、それだけが確かなことだ」(本文より抜粋)


続けてヴァルプルギスの後悔、最終巻です。口絵を見て、〈Fire2.〉の感想でも書いたと思いますが、登場人物たちがどんどん幼くなっていると感じました。挿絵がなかなか安定しないですね・・・・・・。

魔女がその力を発揮し、統和機構も大きく変わろうとしています。そのあたりは本編でより詳しく語られることでしょう。それにしても、凪のがすごかったです。なんかまだ秘密が隠されていたと言われても驚かないくらい、人間離れした活躍でした。そして、話が壮大です。魔女はたちは統和機構ですら相手にならず、人知を超えた存在なので、当然といえば当然なのですが壮大過ぎてうまく想像できません。

また、凪の少女時代、性格を決めるエピソードが読めたのは良かったです。懐かしいあの人も登場します。あの人、あんな性格だったっけ? その本は何回も読んだのですが、結構忘れてしまうものですね。

結末は予想していたよりは変化があって良かったと思います。でも、もう少し分かりやすい説明が欲しかったです。凄そうなんだけど、いまいちピンとこない、というのが正直なところです。著者が意図してあのような表現にした可能性が高そう。



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[ 2015/07/25 21:30 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)

2015年07月25日(土)

ヴァルプルギスの後悔〈Fire3.〉 



著者:上遠野 浩平
発売日: 2010/8/10

評価〔B-〕 魔女が力を発揮し始めます。
キーワード:シリアス、超能力、現代、

「敵はアルケスティスの手先か? それとも統和機構の方か?」(P67より抜粋)


長い間続きを読まずに放置していたのですが、ブギーポップが読みたくなったので、まだ途中だった本シリーズから再開することにしました。本当に久しぶりです。〈Fire2〉を読んだのが3年以上前ですので、当然ほとんど覚えいていなくて、1冊目から順に再読しました。

アルケスティスが優勢となり、ようやく動き出した感じです。二人の魔女、魔女と凪、統和機構の有力者たち同士、など様々な関係が今までとは変わり始めています。本編だと末端の最前線ばかりですが、統和機構の幹部たちの動きが見られるのが興味深いですね。凪の出番は少なく、魔女たちの力の大きさが目立ちました。

初登場の某は、著者の他のシリーズと重なる「奇蹟使い」が深く関係していて、あたらめてブギーポップ本編ではないことを実感しました。著者の作品はずっと繋がっているんだよね。他のシリーズも読み返してみようかな。

しかしこれ、大暴れしたけれど最終的に何も変わらず元通り、となりそうだけど・・・・・・大丈夫でしょうか。次の巻で何らかの変化がある結末になるのを期待しています。




[ 2015/07/25 21:11 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)

2015年03月05日(木)

密室殺人ゲーム・マニアックス (講談社文庫) 

密室殺人ゲーム・マニアックス (講談社文庫)密室殺人ゲーム・マニアックス (講談社文庫)
著者:歌野 晶午
出版社:講談社
出版日:2015/01/15

評価〔A-〕 今回も前回とは少し違います。
キーワード:推理、ミステリ、アリバイ、密室

斬新なトリックで人を殺したい。そして人を驚かせたい。密室殺人ゲーマーはさらに一線を踏み越える。(本文より抜粋)


推理合戦を頭の中だけでなく、現実に実行して出題するという非情な密室殺人ゲーム。シリーズ3冊目です。著者によると外伝的位置づけだとか。そろそろノベルスで買おうかなーと思ってたら、いつの間にか文庫化していました。ファンなので嬉しいです。

前の2冊と同じく5人でゲームをするのですが、今回も少しだけ捻った感じです。あまり変わらないなと思いつつ読んでいたので、結末になかなか驚きました。1冊目の終わり方よりも好みです。しかし、ゲームの出題数が少なくあっさりした感じなので、物足りないと感じる方も多かったのではないでしょうか。過去の2冊は個々の出題だけ見ても唸るような事件があったので、今回もそのような問題がもう1題くらい欲しかったですね。ネットで本書の感想を調べてみたら、前の2冊に比べたら落ちると感じた方が多いように感じました。そう思うのも分かります。

個人的には2.0が一番面白く、次は1冊目、ただし構成と結末は本書のほうが上でしょうか。

著者が「現実が小説を追い越してしまった」ようなことをどこかで書かれていましたが、昨今のニュースを見ているとなんか納得してしまいます。うーん、3冊の中では本書が一番現実味があるんじゃないのかな。未だに4冊目の3(?)は出ていませんが、本シリーズが大好きなので何年後でも良いから書いてほしいものです。気長に待ちます。




[ 2015/03/05 19:16 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

2015年02月01日(日)

センゴク外伝 桶狭間戦記 5 完 

センゴク外伝 桶狭間戦記(5) <完> (KCデラックス ヤングマガジン)センゴク外伝 桶狭間戦記(5) <完> (KCデラックス ヤングマガジン)
著者:宮下 英樹
出版社:講談社
出版日:2010/12/29

評価〔B+〕 これも歴史の流れなのか。
キーワード:戦国時代、桶狭間、織田信長、今川義元、

決戦の地に“奇跡の雨”が降り出していた。(本文より抜粋)


冒頭の商人たちの思惑とは裏腹に、戦いは激戦となります。

それぞれの軍勢がどのように動いたかが分かるのも良いですが、それ以上に信長や義元の気概や考えが伝わってきたのが良かったです。前にも書きましたが、義元は今まであまり良い評価をされていないだけに、本シリーズでは才気ある人物として描かれています。決戦に挑む姿が堂々としていて格好良い。雪斎とともに非常に魅力的でした。もし雪斎がいたとしたら、戦いの成り行きもだいぶ違ったのでしょうか。

一方、信長も決死の覚悟で挑む姿は迫力があり、義元とは違う感じで目を引きます。完成された今川家と対比するように、銭の申し子で弱さを持つ者。義元は時代の流れを感じていたように見えましたが、信長はどうだったんだろう。「人間の限り業を尽くすのみ」の台詞の後の行動が、本シリーズの信長らしく、そして格好良く感慨深かったです。

戦国時代に興味がない人も読んでもらいたい漫画です。桶狭間の結果を知っていても十分楽しめると思います。




[ 2015/02/01 22:08 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2015年01月28日(水)

センゴク外伝 桶狭間戦記 4 

センゴク外伝 桶狭間戦記(4) (KCデラックス ヤングマガジン)センゴク外伝 桶狭間戦記(4) (KCデラックス ヤングマガジン)
著者:宮下 英樹
出版社:講談社
出版日:2010/10/06

評価〔B+〕 桶狭間へ向けて。
キーワード:戦国時代、桶狭間、織田信長、今川義元、

「その飢饉の先に、なにが起こるのか」(本文より抜粋)


両雄がともに力をつけ、決戦の時が近づきます。

義元が尾張へ侵攻するのは上洛するためと何かで見たのですが、本書では侵攻の理由は違います。時代の流れから、唐鏡の申し子として動いたから、どちらにせよ興味深い内容です。一方、信長は巨大な勢力を前にして苦悩するわけですが、熱田や津島などの勢力とのやり取りもしっかり描かれていて良かったと思います。どのような流れで信長が戦いに挑むかが分かるので。

今川と織田の戦いは最終巻で全て語られるのかと思っていたら、本書で前哨戦というべきものが描かれています。こうした戦いもあったんですね。緊迫した雰囲気を保ちつつ、次の最終巻へと続きます。5巻も期待しています。



[ 2015/01/28 21:17 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)