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2019年12月07日(土)

コンシェルジュ インペリアル 3 (再読) 



著者:藤栄道彦、いしぜきひでゆき
発売日: 2016/3/19

評価〔B+〕 社長かっこいいな。
キーワード:介護、介護士、福祉、ケア・マネージャー、

「ケア・マネージャーってよく聞くけど、何をする人なの?」(本文より抜粋)


老後は人によって様々ですが、本シリーズに出てくる人物だけ見てもそれぞれ悩みを抱えているのだなと改めて思います。どの人の人生も現実味があって良いです。また、インペリアル以外の介護事業も出てきて興味深いです。

少し前から出ていた幸福度を測定する計画が進展します。劇中の描写を見ていると未来を感じました。もしかしたら近い将来、現実の世界でも導入されるかもしれません。

また、優菜たち介護士だけでなくケア・マネージャーにも新たに触れています。名称だけは知っていたこの職業、その職務を知るとこちらも大変な仕事だと思います。外から見るだけでは分からない面を描いてくれるのはためになって良いですね。

プラチナムの登場人物たちもゲストとして出てきます。こうした著者の他の作品の人物を登場させるのは、スター・システムっていうんでしたっけ? コンシェルジュシリーズのファン向けのサービスなんでしょうか。小技も効いています。



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[ 2019/12/07 20:46 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2019年11月29日(金)

コンシェルジュ インペリアル 2 (再読) 



著者:藤栄道彦、いしぜきひでゆき
発売日: 2015/10/20

評価〔B+〕 本当に大変そう。
キーワード:介護、介護士、福祉

「もしも『幸福』を数字として表すことができるなら・・・」(本文より抜粋)


優菜たちが粉骨砕身する介護現場がメインなのですが、ボスを通して経営や業界全体のことも描写されていて興味深いです。どちらか一方だけ描写すると経営者と部下たちの対立になってしまいそうなので、そうならずに協力してなんとかしようとしているのは良いですね。

この物語の目玉である介護ロボットのニックが何でも解決してくれる訳ではありません。新しい介護の形を見せてくれますが、問題解決するのは主に優菜たちです。お仕事漫画よりも優菜の成長物語の面のほうが強いのかもしれません。

暗くなりがちな介護の物語をバランスを上手く保って魅せる漫画にしてあるのはさすがです。個人的に眼鏡の介護士・杉村さんが主役の話が印象深かったです。次も楽しみ。



[ 2019/11/29 21:22 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2019年11月29日(金)

コンシェルジュ インペリアル 1 (再読) 



著者:藤栄道彦、いしぜきひでゆき
発売日: 2015/4/20

評価〔B+〕 重くなり過ぎない雰囲気が良いです。
キーワード:介護、介護士、福祉

「あなたのために、私に何かできることはありませんか?」(第1話より抜粋)


コンシェルジュが活躍するシリーズの第3弾、テーマは介護です。

高齢化社会によって身近になった介護施設や認知症ですが、介護士の人たちがどのような苦労をしているのか正確なところは分かりませんでした。まだまだ新人の最上優菜の視点から、介護の実情を描くヒューマンドラマです。一昔前ならこのテーマだけでも新鮮ですが、今となってはそれほどではありません。しかし、優菜の職場に現れた新しい協力者が斬新かつ現代風で、期待でワクワクしてきます。暗い面ばかりでは滅入ってしまうのでありがたいです。

顧客の要望や我が侭に対して主人公たちがどう対応し解決するのかはコンシェルジュシリーズを通して同じなのですが、前の2シリーズと違って経験も特殊能力もない優菜が一生懸命に取り組むのは新鮮ですし応援したくなります。いかにもありそうな問題が発生するのが現実味があり考えさせられます。

登場人物は女性ばかりですが、実際の介護現場はどうなんでしょうか。人を抱えたりするから力のある男性のほうが良いと思うのですがそうでもないのかな。劇中でも描かれた女性介護士に対するセクハラも離職の理由の一つとなっていそう。そういう面も読者に見せたかったのもあるかもしれません。

全シリーズとして繋がっている点もありますが、インペリアルからでも十分楽しめますし面白いです。全7巻なのでじっくり読んでいきたいです。



[ 2019/11/29 21:21 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2017年07月21日(金)

ねじの人々 3 (完) (再読) 



著者:若木 民喜
発売日: 2017/2/17

評価〔B+〕 最終回がきれい。
キーワード:哲学、人生、

考えるって何だろう。答えって一体何だ?(本文より抜粋)


劇中で物語について語っているのが興味深いです。その延長線上として、創作物のヒロイン問題へと展開していくのですが、分かりやすい簡単な出発点から、きちんと哲学の抽象概念に繋がっていくのは面白いですね。

難しい主題ですが、著者なりの結論を示していて良かったです。本書の帯では、めちゃくちゃ難しいと正直に述べ、ごめんなさいと謝罪していますけど、こうした漫画が読めて面白く興味深かったです。めんどくさいけれど考えてしまう。読み終わっても何度も読み返しています。

何年か経って著者の価値観に変化があったら、また哲学漫画を描いてほしいと思います。



[ 2017/07/21 23:20 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2017年07月21日(金)

ねじの人々 2 (再読) 



著者:若木 民喜
発売日: 2016/7/15

評価〔A-〕 話題が身近になったかな。
キーワード:哲学、人生、

「これぞ純粋理性恋愛というものね」(本文より抜粋)


裏表紙の「時にゆるゆる、時にキレキレ」が的を射た表現だと思います。けれども、これだけだとよく分からないよね。

多数決や奴隷道徳は、分かりやすい例を使って説明していて見せ方が上手いです。つまらなくなりそうな硬い題材を、娯楽として面白く見せるのはさすがです。このあたりが教育漫画とは違うところです。

万子の言動を見ていると、自分も似たような返事をしそうだなと共感を覚えます。しかし、客観的に見たら、やはり面倒くさい相手と思われているのかもしれませんね。簡単には納得できないのです。

あまり硬くなく身近な話題を上手く取り入れていて、1巻より受け入れられやすい内容でした。



[ 2017/07/21 23:19 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)