FC2ブログ







2019年11月10日(日)

孤独の価値 



著者:森 博嗣
発売日: 2014/11/27

評価〔B〕 程度の問題かと。
キーワード:孤独、人生観、人生論、

言葉ではっきり書くと、孤独を怖れている人は、孤独がどれほど楽しいものか知らないのだ。(本文より抜粋)


メディアでは人と人の繋がり、絆が何かと取りあげられ連呼されています。それでは反対の孤独はどうなのでしょうか。最近では孤独死が問題になっていると聞きますが、寂しいから悪いものなのか、そもそも良いものなのか悪いものなのか。あまり深く追求されない孤独について小説家の著者があれこれ語ります。ひとり入門書。

小説家だけあって集団行動を好む人たちよりも一人でいる状態を好意的にとらえています。発想や創作は1人で行うものだと説き、孤独も悪くないと主張しています。欠点に見える寂しさとは何かも考え、受け入れる手段も考慮しています。エッセイにしては体系的ですがどこかふらふらしているところが、やはりエッセイなのかもしれません。

私は他人から一人でいるのが好きな人だと思われているので、孤独の良さについては概ね同意です。しかし、これでワイワイ騒ぐのが好きな人たちが孤独を愛するようになるかは疑問です。ふと不安や寂しさを感じた時に助けにはなるかもしれませんね。



スポンサーサイト



[ 2019/11/10 17:38 ] 随筆 | TB(0) | CM(0)

2015年05月21日(木)

続ける力―仕事・勉強で成功する王道 


続ける力―仕事・勉強で成功する王道 (幻冬舎新書)

評価〔B〕 やる気を維持するのが大切です。
キーワード:継続、目標達成、人生論・教訓

スランプに陥りそうなときには、「部分的な問題を全体視しない」「短期的な問題を永続化しない」という二つのポイントを、ぜひ自分に言い聞かせてほしいと思います。(本文より抜粋)


当サイトも2008年1月に開始して7年半経ちました。自分の読書はどのような傾向があるのか確認したり、また既読なのに忘れていた本を思い出させてくれたりするのに、意外と役立っています。少々違うかもしれませんが、継続は力なりという言葉が合うと思います。

この続ける力は、人によってまちまちです。飽きっぽい人もいれば、何年も何十年も物事を続けられる人もいます。両者は何がちがうのでしょうか。司法試験の講師である著者が受験指導の経験を踏まえて、どうすれば続けることができるのか、そのコツを教えてくれます。

やる気を上げるよりも極端に下がらないように注意することや、スランプの時はゆったりかまえることは、努力を続けるのに役立つと思います。漠然と続けよう続けようと思っていても長続きしません。目を引いたのは、「計画が遅れたらどこかでその計画を一度リセットする」です。一度計画を立てると固執しがちなので、こういう技術も重要だと再確認しました。

斬新なことはあまり書いていないように感じました。基本だ大事だということでしょう。また、終盤は著者の半生や主義・主張についてなので、好みが分かれると思います。

自分で決めたことを続けることは比較的得意なので、何か苦手なことをするときこそ活かそうと思います。努力が苦手な方は試しに読んでみてはどうでしょうか。



[ 2015/05/21 21:11 ] 実用 | TB(0) | CM(0)

2015年02月22日(日)

青い象のことだけは考えないで! 

青い象のことだけは考えないで!青い象のことだけは考えないで!
著者:トルステン・ハーフェナー、ミヒャエル・シュピッツバート 他
出版社:サンマーク出版
出版日:2013/01/25

評価〔B+〕 考え方を根本から変えよう。
キーワード:自己啓発、思考、医学、

たとえば、あなたは自分にとって役に立つように、いつでも見方を変えられるようになる。つまり、あなたは自由になる。(第3章より抜粋)


ドイツで著名なマインドリーダー(読心術者)が、自由に思考し、人生をより良いほうへ変える秘訣を説いています。自己啓発・人生論の本なのですが、読者を科学的な事実からも納得させるために、医学博士との共著となっています。

前半は人間がいかに先入観や間違った直感にとらわれているかを解説しているのですが、モンティ・ホール問題など結構知っていることが多く、面白くはあるのですが冗長に感じました。後半は、本書の中核であるそれらを克服するのに役立つ3つの手法を紹介しています。単なるポジティブシンキングではなく、中立的な姿勢で現実を受け止めることが大切だという意見は、落ち着いた腑に落ちたような感じで良かったです。また、偽薬でも効き目が出るプラシーボ効果の反対、調子が悪くなるノーシーボなる現象があることは、、思考の影響力を知る良い例なのではないでしょうか。

話が少々あっちこっちに飛び、説明が弱いと感じる箇所もありましたが、概ね良かったと思います。潜在意識から、根本から良いイメージを作ることが大切。「はじめに」にも書いてありますが、肝心な時にこういうことを思い出せないものなので、何かに行き詰ったら本書を読み返すことを頭の片隅に置いておきます。



[ 2015/02/22 11:48 ] 心理・哲学 | TB(0) | CM(0)