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2018年08月04日(土)

死人の声をきくがよい 11 



著者:ひよどり祥子
発売日: 2018/7/20

評価〔B-〕 少しだけ進展したかな?
キーワード:ホラー、霊感、オカルト、

「もしかして思い出してらっしゃいました? 10年前の・・・・・・」(本文より抜粋)


新刊見るたびに副題って意味あるのかなと思っていましたけど、今回は分かるような気がします。

ホラーシーンの激しさは健在ですが、同時に登場人物たちの恋愛も語られていてます。なんだか不釣り合いな感じもしますが、この漫画だとすんなり受け入れられるので不思議です。この手のエピソードが出ると終わりは近いのかなとも思います。

終盤では思わぬ人物の登場で、次の巻ではさらに波乱を呼ぶ展開が起きそうです。二人によって良い方向に進むのか否か。



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[ 2018/08/04 22:36 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2018年06月29日(金)

ハラサキ 



著者:野城 亮
発売日: 2017/10/25

評価〔B-〕 不可解な不気味さが良いけれど。
キーワード:ホラー、温泉街、現代、

「あたしたちの罪を掘り起こして、償わせようとしているんだ」(第二章より抜粋)


幼いころの記憶をなくした百﨑日向が、帰郷中に不思議な世界に迷い込むホラー小説です。第24回日本ホラー小説大賞読者賞受賞作。

特殊な環境ではなくよくありそうな舞台だけに、想像するのが容易で、しかしどこか訳のわからない怖さもあって物語に引き込まれます。怖いシーンと対になるように、主人公・日向の恋人の様子も描かれていますが、そのバランスもちょうどよく、お互いに引き立てあっていると感じました。

結末はおぉっと少し驚きました。この一連の出来事で一番可愛そうなのは誰なのか、意見が分かれそうですね。

怖いことは怖いのですが、圧倒的というほどでもなく、また全て説明されている訳ではないので、その点が不満が残りました。ホラーだから論理よりも雰囲気重視なのは分かりますが。個人的にはもう少し派手なほうが良かったかな。





[ 2018/06/29 23:03 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

2017年09月28日(木)

死人の声をきくがよい 10 



著者:ひよどり祥子
発売日: 2017/9/20

評価〔B+〕 週末はアポカリプスだ!
キーワード:ホラー、霊感、オカルト、

「500年振りに出てくる。うふふふふふふふ」(本文より抜粋)


相変わらず岸田純は良く生きているな、と思わずにはいられません。

このホラー漫画の怖いところは、怪奇現象なのか、未知の生物の仕業なのか、はたまた宇宙人なのか、パッと見て分からないところです。それらのどれでもなく、常軌を逸した人間の行動のときもあります。真相が明らかになるまでどこか落ち着きません。

曾祖母の話は前後編で長いこともあり印象に残りました。「時と場所をわきまえろ」や「こんな時のために」なんて台詞、どうやったら思いつくのか。凄いセンス。

最後の岸田の旧友の話で、ある事実が発覚します。アハハと笑われていますけど大事です。これからどうなってしまうのか。



[ 2017/09/28 21:40 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2017年09月14日(木)

儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫) 



著者:米澤 穂信
発売日: 2011/6/26

評価〔B+〕 人の持つ残酷さが強烈。
キーワード:連作短編集、暗黒ミステリ、ホラー、文庫化

わたしは初めて、疑問を持ちました。変わった買い物には、どんな意味があるのだろうか、と。(北の館の罪人より抜粋)


時代は昭和初期あたり、旧家や本家という呼び方が似合う裕福な家々で起きる事件を綴った連作短編集です。裏表紙には暗黒ミステリとありますが、サスペンスホラーと呼んだほうがしっくりくる内容です。

どの逸話もバベルの会という読書会が登場し、これによって5つの短編が繋がっていることがわかります。前から順に読んだほうがよいと思いますが、各々独立していますので読む順番はそれほど気にすることはありません。もう少し強い繋がりのほうが、連作短編らしくて良かったかな。

途中で結末が読めてしまったものもありましたが、「身内に不幸がありまして」や「北の館の罪人」は、意外なオチで面白かったし怖かったです。推理小説とはまた違った面白さですね。使用人や料理人が当たり前のようにいる昔の上流階級の様子や、彼らの価値観も描かれていて、もしかしたらこういう人々や事件があったのかもしれないなと思ってしまいました。

著者の作品は、古典部シリーズや小市民シリーズでおなじみの、日常の謎の印象が強いので、本書のようなホラーも書けるとは驚きました。この作風の短編でこれなら、長編はどうなるのだろうかと思ってしまいます。



[ 2017/09/14 22:38 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

2017年03月29日(水)

死人の声をきくがよい 9 



著者:ひよどり祥子
発売日: 2017/2/20

評価〔B+〕 ゴーストはやっぱり個性的で面白いです。
キーワード:ホラー、霊感、オカルト、

『岸田さま、お久しぶりです』(本文より抜粋)


相変わらずの怪奇事件が目白押しです。質は下がっていないのですが、9巻にもなると多かれ少なかれ慣れてしまい、読み始めた当初のように楽しめないのが残念です。

しかし、ゴーストが登場する連作は面白かったです。ゴーストの個性の強さも面白さの一つですが、裏表紙に完結!?と書かれていてどうなるか分からなかったのも、いつもと違って緊張感がありました。クライマックスで岸田が目を覚ました時に言った、ゴーストの台詞が意外で、でもゴーストらしくて良かったです。

今後、話を進めて完結に向かうかどうかは分かりませんが、次も今回のゴースト編くらい面白いと良いなあ。



[ 2017/03/29 22:00 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)