2015年01月24日(土)

人の印象は3メートルと30秒で決まる―自己演出で作るパーソナルブランド 

人の印象は3メートルと30秒で決まる―自己演出で作るパーソナルブランド (祥伝社新書 105)人の印象は3メートルと30秒で決まる―自己演出で作るパーソナルブランド (祥伝社新書 105)
著者:江木 園貴
出版社:祥伝社
出版日:2008/03/26

評価〔C-〕 自己演出のための本です。
キーワード:第一印象、ファッション、エグゼクティブ、イメージ、

ほとんどの人が「相手にいかによい第一印象を与えるか」に関心があり、その重要性を感じていながら、実際の行動はあまりに無頓着です。(まえがきより抜粋)


知らない人と初めて会う時、特に仕事の場合は第一印象が大切です。第一印象は結構後まで影響し、なかなか覆らないものです。どうすれば相手に良いイメージを与えられるかを考え、上手く自分を演出する方法について紹介しています。

イメージ戦略と聞くと、ファッションや髪形など分かりやすい外見にばかり思い浮かびますが、ファッションのみならず話題、話すスピード、果ては笑い方まで細かく解説しています。トータルコーディネイトのコンサルタントをしているだけあって、豊富な知識と経験で説得力があります。目新しい項目は少なかったかな。礼儀正しく見える挨拶やお辞儀の仕方は、直ぐにでもできて効果がありそうですね。

しかし、なにかとエグゼクティブや出世、できる人、成功と書かれていると疲れてしまいます。著者の経歴を見ると、テレビのプロデューサー、アメリカ、メディア論、とあり、なんだか納得してしまいました。社会的成功を切望している人にはお薦めですが、今のところ立身出世には興味がないので、なんだか社会は厳しいと主張する就職説明会にきてしまったような心境になりました。本書を全部活用する必要のある人は、どのくらいいるのでしょうか。

本の副題と主題が逆だと思います。自分をよりよく見せる方法が主体であり、知的好奇心のほうはあくまで二の次。後者を期待して読むとなんか違うなと感じると思うので、ご注意を。



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[ 2015/01/24 11:09 ] 心理・哲学 | TB(0) | CM(0)

2013年02月13日(水)

どこまでやったらクビになるか―サラリーマンのための労働法入門 

どこまでやったらクビになるか―サラリーマンのための労働法入門 (新潮新書)どこまでやったらクビになるか―サラリーマンのための労働法入門 (新潮新書)
著者:大内 伸哉
出版:新潮社
発行:2008/08

評価〔A-〕 分かりやすい労働法入門
キーワード:社会人、労働者、労働法、懲戒、解雇

ただ、実際に転勤命令が発せられたときに社員がそれに従わなくてもよいという場合があります。それは転勤命令が「濫用」といえる場合です。では、どうような場合に、転勤命令が濫用と判断されるのでしょうか。(5講より抜粋)


なかなか過激な題名です。読む前は、著者が実際にあれこれ問題行動を起こして、クビになるかどうか試した体験記かと思っていました。もちろん一人で数々の問題を全部実行できる訳ではないので、どこの職場でも起こりそうで問題になりそうなことを、裁判の実例と架空の例を挙げて解説しています。労働法入門です。

どの例も本当に自分の身に起こりそうな事例なのが有用です。上記の転勤をはじめ、残業手当、セクハラ、副業、内部告発など数多くのケースが書かれていて興味深いです。労働法入門と難しそうなわりには分かりやすい文章です。自分の不注意で怪我をした場合は、労災認定されるのか? 酔ったうえでの痴漢行為は懲戒解雇になるの? 産休はボーナスに影響するの?と身近な話が多くのが良いです。

何が問題となるのか何が争点となるのかを、法の観点から解説しているので理解しやすいです。また、一見クビとは関係なさそうな、私的な行動である社内不倫や喫煙問題も扱っていて、単に読み物としても面白いです。

サラリーマンのための、とありますが、雇用する側・雇用される側に関係なく読んでおいて損のない一冊です。これから就職する学生さんたちにも、役に立つと思いますよ。



[ 2013/02/13 21:59 ] 社会・歴史 | TB(0) | CM(0)

2012年07月29日(日)

「分かりやすい説明」の技術 最強のプレゼンテーション15のルール 

「分かりやすい説明」の技術 最強のプレゼンテーション15のルール (ブルーバックス)「分かりやすい説明」の技術 最強のプレゼンテーション15のルール (ブルーバックス)
著者:藤沢 晃治
出版:講談社
発行:2002/10/23

評価〔B〕 より良き意思疎通のために
キーワード:説明、話し方、プレゼンテーション

あなたが説明するときは、聞き手を「お客様」と考えてください。それが分かりやすい説明の第一歩です。(第1章より抜粋)


何回説明してもらっても要領を得ず、理解するのに苦労する人もいれば、一回の説明で完結に分かりやすく伝えてくれる人もいます。両者の違いは一体何なのでしょうか。意思疎通のためのポイントをおさえて、話し上手または説明上手になるための実用書です。

ひとつひとつのポイントは短く、身近な例も使っているので、どれも難しいことはありません。「要点を先に言え」「説明もれを防げ」などのコツを教えてくれます。中でも、長くあいまいな文章を使わず、重複や無駄を省いた説明にする「情報構造を浮かび上がらせろ」が勉強になりました。こうした技術は、話し方のみならず文章を書く時にも役立つものです。また、次のポイントにいく直前には、まとめとしてルールが箇条書きとなっていて、読者の立場にたつ姿勢が見られて良いです。

しかし、普段から注意している当たり前のことも書かれていて、全て効果的で有用な技術とは言い切れません。このあたりは、その人の現時点での話す技術のレベルによるので、なんともいえませんが。そして、15個あるポイントの解説の順序は、あまり考えていないように思います。基礎と応用に区別していますが、ややバラバラ、あっちこっち飛ぶ感じです。

話し方・他者との意思疎通は公的な場でも私生活でも非常に重要です。誤解を避け、明確に考えや思いを伝えるため、こうした本を読むのもよいかもしれません。



[ 2012/07/29 21:07 ] 実用 | TB(0) | CM(0)