2010年11月06日(土)

空の下屋根の中2 

空の下屋根の中 (2) (まんがタイムKRコミックス)空の下屋根の中 (2) (まんがタイムKRコミックス)
著者:双見 酔
出版:芳文社
発行:2010/05/27

評価〔B+〕 日常系ではなくて現実系4コマ
キーワード:4コマ、ニート、無職、現代

よく考えたら、バイトと就職の違いって、あんまりよく知らない(本文より抜粋)


ニートというか就職というかお仕事探求4コマの2巻です。なんと、この巻で最終巻です。早いですね。しかし、内容を考えると、あまり延ばしても良くないのかな。でも冗長になるよりはずっと良いです。

その主人公の香奈絵ですが、前の巻で無事ニートを脱出し働き始めたのですが、また自分の立場に悩み始めます。そして働きながら、再び仕事を探し始めることになります。周りの意見も十分理解できますが、香奈絵の本音もかなり共感できるんだよなー。やりたい事はないけれど、やりたくない事はたくさん、とかね。結構、働くことについて考えさせられます。終盤の面接での彼女の答えに感心してしまいました。ラストも綺麗にまとまり、読後感も良かったです。

さて、幕間にあるもう1つの漫画、ニート男性のほうも巻末で一応終わります。が、あの終わり方なら別に載せなくても良かったのでは……。個人的には、1巻の時点ではあまり悪いとは思っていなかったんですが。なにか味のある幕切れになるのかな、と思っていたのに。せめて本編終了後の直後に持ってこないで欲しかったです。

自分にとっての働くこととは何か?を探す、緩くて共感できる4コマでした。良くある言い方ですが、働くことに少し意欲と勇気をもえらる良い漫画です。





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[ 2010/11/06 22:24 ] 4コマ漫画 | TB(0) | CM(0)

2010年06月26日(土)

神様のメモ帳 

神様のメモ帳 (電撃文庫)神様のメモ帳 (電撃文庫)
著者:杉井 光
出版:メディアワークス
発行:2007/01/06

評価〔B〕 萌え系ではないと思います
キーワード:ニート、学園、

「ニートというのはね。なにかが『できない』人間や、なにかを『しようとしない』人間のことじゃないんだ」(本文より抜粋)


ニート探偵なるものが活躍するらしいと知り、関心を持ちました。ニート探偵。ニートなのか探偵なのか。探偵だったら収入がありそうだから、既にニートではないんじゃないのだろうか?と疑問に思ったのを覚えています。その謎は読み進めていけば、ニート探偵自身が説明してくれます。

主人公は転入してきたばかりの高校生・藤島鳴海。ひょんなことからクラスメイトの篠崎彩香と話をするようになり、彼女を通じて様々なニートたちと出会います。その中の一人がニート探偵のアリス、という訳です。アリスは理屈っぽい……というか口が達者なので、ともするとすぐ他人と言い争いになってしまいそうですが、そうならないのは彼女の魅力なんでしょうか。詭弁を弄してもユーモアを言っても、そして持論を述べても、なんか印象深いんだよなあ。余談ではありますが、神様のパズルのヒロインを思い出してしまいました。

そんなニートたちがある出来事に関わり活躍するのですが、話の展開自体は一般の小説とあまり変わりません。登場人物や設定がライトノベルのそれなので、どこかしら変わった、不思議な印象を受けました。また、事件の真実は、アリスの推理と同じでだいたい予想したとおりでした。めずらしく。うーん、悪くはないけれど、すごくインパクトのあるわけでもないかな。

出てくる人たちはだいたいが暇そうな感じで、ラーメン屋の裏手でダラダラしている様はまさにニートといった心証です。その雰囲気が嫌いでなければ、気に入ってもらえるかと思います。萌え系と思って読むと、良い意味で裏切ってくれますよ。




[ 2010/06/26 19:05 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)

2010年05月07日(金)

空の下屋根の中1 

空の下屋根の中 (1) (まんがタイムKRコミックス)空の下屋根の中 (1) (まんがタイムKRコミックス)
著者:双見 酔
出版:芳文社
発行:2009/07/27

評価〔B〕 厳密にはニート漫画ではありません
キーワード:4コマ、ニート、無職、現代

本当にヒマなのが悔しい……。(本文より抜粋)


高校卒業後、なりゆきでニートになってしまった無職少女・笹川香奈絵の物語です。ニートが主役だと知って興味を持ちました。僕の買ったものには帯がついていませんでしたが、それには『今日もやることがない。』『職ナシ、資格ナシ、やる気は…あったりなかったり』とあるらしいです。RPG風に言うと無職レベル1からスタートです。

序盤は予想通りと言いますか期待通りと言いますか、なかなかの暇人っぷりを披露してくれますが、友人の働いている姿や周囲の声に刺激され、就職活動を始めます。主役の香奈絵は、情熱的ではありませんがそれなりに向上心のある少女です。ニートを知らない人が想像しているような人物像とは違って、だらけたり前向きになったりと、かなり現実味があると思います。

巻頭と幕間にもう1つメタな漫画がありますが、こちらは本当に働きたくないニート男性のお話。本編に比べると、うーん、なんと表現したものか……こちらのほうがギャグっぽいです。

全体的に表紙の雰囲気そのままの、穏やかでゆったりとした無職の若者の日常と言った感じです。笑いに偏りすぎず、でもシリアスになり過ぎずと、上手くバランスが取れた漫画です。




[ 2010/05/07 22:21 ] 4コマ漫画 | TB(0) | CM(0)