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2018年10月27日(土)

ブギーポップ・ウィズイン さびまみれのバビロン 



著者:上遠野 浩平 (著), 緒方 剛志 (イラスト)
発売日: 2013/9/10

評価〔C〕 フォークなのに挿絵はお箸。
キーワード:シリアス、SF、超能力

知っていることと知らないことがあるのは何故だろう?(blank/1より抜粋)


少女は目を覚ますと何も思い出せないことに気がつきます。部屋には奇妙な黒帽子とマントが置いてあり、記憶はないけれど身体は習慣からか支度を整え学校へ向かいます。この欠落は何が原因なのか、彼女は情報を得るため動き出します。本シリーズでは少年少女が出会ってグループで不可思議な現象に首を突っ込むのが定番ですが、今回は女の子3人組です。

過去の大きな事件が原因で起きる事件です。こうした寄り道が多い気がします。それはそれで悪くないのですし、あまり危機感もなく巻き込まれていく様子はまさに本シリーズなのですが、今回は話の規模が大きくなく結末が好みではなかったのが残念でした。もっと得体の知れない感じや危機感を期待していたので。当初は存在するだけで緊張感があった合成人間も、今となっては弱く見えてしまうせいもあるのかもしれません。慣れてしまったのか。

既に登場している者たちが再登場し、複雑に絡み合っているのはさすがだと思います。なぜかお亡くなりになってから出番が多い人もいますが、意外と重要人物だったということなのでしょう。




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[ 2018/10/27 10:16 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)

2017年12月22日(金)

白蝶記 3 ―どうやって獄を破り、どうすれば君が笑うのか― (完) 



著者:るーすぼーい、 白身魚
発売日: 2016/9/21

評価〔C+〕 クライマックスがいまひとつ。
キーワード:児童養護施設、サスペンス、教団、子供、

陽咲に会えるのならば、なんでもやってやろうという覚悟だったのに、その一言でおれはとたんに青ざめた。(章一より抜粋)


復習、逃亡と続いて、最終巻は救出劇です。

旭は危険を顧みず陽咲を助けるために動き出しますが、彼女よりも今回手を組んだ相手のほうがよっぽどヒロインっぽくて良かったです。陽咲は捕らわれているだけで、どのような人物なのか、どこが魅力的なのかがあまりはっきり分からず残念でした。これは最後の敵にも言えるかもしれませんね。

中盤までは少年たちの冒険といった感じで盛り上がりましたが、決着をつけるあの場所についてからは今一つ盛り上がりに欠けました。道中に比べるとあっさり終わってしまった気がします。もう少し何かあると面白かったと思うのですが。

このシリーズは1巻から3巻までだいたい同じ質と雰囲気ですので、最初で気に入ればかなりおすすめですし、逆に物足りないなと思った人には最後まで同じ感想で終わりそうです。



[ 2017/12/22 22:02 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)

2017年12月12日(火)

白蝶記 2 



著者:るーすぼーい、 白身魚
発売日: 2016/3/25

評価〔C+〕 ミステリ要素は薄れアクション多め。
キーワード:児童養護施設、サスペンス、教団、子供、

「教えてくれよ。あんたたちは、何者で、一体どこに向かってるんだ?」(一章より抜粋)


ひとまず難を逃れた旭は、逃亡中に出会った二人と行動を共にすることになります。前回が復讐劇なら今回は逃亡劇です。

旭や樹など子供たちからすれば大きな力を持つ教団に、彼らがどう立ち向かうのかは1巻と同じですが、今度は個人ではなく人数が揃っている組織が相手なので手強いです。子供対大人、子供の冒険という軸は共通しています。

時任や新しい登場人物である金城の考えや発言から、教団がどのような組織であるか徐々に見えてきます。それぞれの立場や思惑があり、単純ではないのが良かったです。全体像が見えてきたせいか、1巻より面白かったと思います。

次の最終巻では幕間に登場した謎の男の目的が明らかになりそうです。あっと驚くような真相が隠されているのか否か。



[ 2017/12/12 21:47 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)

2017年12月07日(木)

白蝶記 ―どうやって獄を破り、どうすれば君が笑うのか― 



著者:るーすぼーい、 白身魚
発売日: 2015/11/25

評価〔C〕 予想よりも重く暗かったです・・・。
キーワード:児童養護施設、サスペンス、子供、

どうすれば一日も早く小倉から樹を取り返せるのか。そして、今後、ヤツを陽咲を近づけさせないためには?(本文より抜粋)


人里離れた児童養護施設で暮らす旭、樹そしての陽咲の物語です。副題からも想像できるように、明るく楽しい世界ではなく、閉ざされた施設で平穏無事を望むという重くシリアスな内容です。しかし、痛々しくて読むこともできないというほどではないと思います。

サスペンスの手法で書かれ推理の要素も含んでいますが、どちらかと言えば青春もののような気がします。主人公である旭の正義感や行動力が強く印象に残りました。未成年のせいか、全体的に健気な3人というイメージ。もちろん、推理ものとして読んで楽しむこともできます。私は深く考えずに読んでいましたが。

予想外の展開や隠された真相があるのだろうかと期待しながら読んでいたのですが、そういうことはありませんでした。何か期待し過ぎていたのかもしれません。でも、もう少し何かインパクトが欲しかったかなとも思います。

一応、事件は区切りのよいところまで進みますが、完全には終わりません。2巻へ続きます。それを知らずに読んで、最後で驚いてしまいました。これから読む人は注意してください。



ちょっとネタばれ↓
[ 2017/12/07 21:54 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)

2017年02月09日(木)

NKJK : 2 (完) 



著者:吉沢緑時
発売日: 2016/12/12

評価〔B+〕 病気と病院生活について考えてしまう。
キーワード:病気、笑い、免疫、ギャグ、シリアス、

「私・・・何キャラ・・・でしょうか?」(本文より抜粋)


笑いに疎い西宝夏紀は、病が進む友人・富士矢舞のために笑いを披露します。失敗しても諦めない健気な姿に、彼女の友人に対する友情の厚さを感じます。この点に関しては舞は幸せ者です。それにしても不治の病だからふじやまいって凄いネーミングだ。

見舞う側の描写だけでなく、見舞いに来てくれた病人の気持ちも表現されていて良かったです。これによって、本書の重みや説得力が増しているのではないでしょうか。私は入院したことはありませんが、舞やりんの心境は分かるような気がします。

他の書評でも触れられていますが、ENDの後の一文で、著者がどのような想いで本書を描いたのかがよく分かります。読んでよかったです。



[ 2017/02/09 21:27 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)