2014年10月15日(水)

大東京トイボックス 10 

大東京トイボックス (10) (バーズコミックス)大東京トイボックス (10) (バーズコミックス)
著者:うめ
出版社:幻冬舎
出版日:2013/09/24

評価〔B+〕 ゲームに対する感情は人それぞれ。
キーワード:ゲーム業界、社会人、新入社員

「ちょうどよかった。オレァ、アンタを探してたんだよ」(本文より抜粋)


アデナウワーの思い描くシナリオが明らかに。シリーズ最終巻です。

ゲーム製作の悲喜こもごもからゲームの社会的影響に話がうつったためか、序盤の熱さと勢いが薄れてしまったのは残念でしたが、アデナウワーの件も仙水との確執もきちんと決着をつけて終わったので良かったです。太陽のアデナウワーに言った台詞、そして子供の頃仙水と約束した言葉が、実に彼らしくて印象的でした。読後感も良いです。

ただ、もう少しゲーム作りの苦労や面白さも見てみたかったです。話が大きくなるにつれて、会社内外の駆け引きが目立ったので、ゲーム業界ならではの逸話ももっと読みたかったかな。

カバー裏の劇中ソフト紹介も、今回は特別。見るのは読後にしましょう。シリーズ全体としてはB+……BかAか迷います。番外編のSPも刊行されているようなので、そちらも読むつもりです。



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[ 2014/10/15 21:37 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2014年10月04日(土)

大東京トイボックス 9 

大東京トイボックス (9) (バーズコミックス)大東京トイボックス (9) (バーズコミックス)
著者:うめ
出版社:幻冬舎
出版日:2012/12/24

評価〔B〕 卜部がついに表舞台へ
キーワード:ゲーム業界、社会人、新入社員

「今なら、ようやく答えられる気がする。あのときのアンタの問いに」(本文より抜粋)


ひそかに進んでいた卜部の計画がついに表舞台へ。

余裕の卜部の前に、再び太陽が姿を現します。一方、裏で動く仙水はある重要な真相に気づきます。最後のクライマックスに向けての助走のようで、正直8巻や9巻と比べて盛り上がりに欠けたと思います。ゲームや仕事の話よりも、社会的な問題に内容が傾いてきたから、そう感じたのかもしれません。

太陽のあの回答は彼らしくて良かったと思います。クリエイターとしては力強い発言ですが、立場や場所を選ばないと問題がおきそうですよね。

卜部は太陽に何を望むのか。どのような結末を迎えるのか。次の最終巻、期待しています。




[ 2014/10/04 21:08 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2014年09月27日(土)

大東京トイボックス 8 

大東京トイボックス (8) (バーズコミックス)大東京トイボックス (8) (バーズコミックス)
著者:うめ
出版社:幻冬舎
出版日:2012/03/24

評価〔B+〕 またしても燃える展開。
キーワード:ゲーム業界、社会人、新入社員

お膳立ては、私にお任せを。(本文より抜粋)


予期せぬ出来事を乗り越え、新作ゲームを完成させることができるのでしょうか。ゲーム製作漫画の8巻です。

視点を変えてソリダスワークス内の勢力争いが始まります。会社に限らず大きな組織だと、よくありそうな話だよね。社内の有力者たちは、それぞれの目的のため行動を起こします。卜部の用意周到さに鬼気迫るものを感じます。また、若き日の御堂代表が語られていますが、予想以上に熱血漢で驚きました。実際にアーケードから家庭用ゲーム機に移る時期は、あのような感じだったんじゃないのかな。

この勢力争いでG3のゲーム製作にも影響がでます。終盤の展開が7巻に劣らず燃えます。太陽の提案に反対するあの人の言葉が良かったです。この漫画らしくて。


[ 2014/09/27 21:23 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2014年09月22日(月)

大東京トイボックス 7 

大東京トイボックス (7) (バーズコミックス)大東京トイボックス (7) (バーズコミックス)
著者:うめ
出版社:幻冬舎
出版日:2011/08/24

評価〔B+〕 依田の過去編からラストが熱いです。
キーワード:ゲーム業界、社会人、新入社員

「こんな気持ちでゲームを作るのは、はじめてだ」(本文より抜粋)


ゲーム製作が進むにつれ、仙水の、卜部の思惑が明らかになってきました。余裕のない状態で新作の開発が続く中、新たな問題が発生します。

太陽にも事の成り行きが分かってきて、自分たちのゲームにどのような想いをぶつけるべきなのか思案します。おそらくこの漫画の大きなテーマの一つである難題に、彼はどう答えるのか。下記の依田の話もあってか、読んでいくうちにだんだんとプレイしてみたくなってきます。

後半ではG3のプログラマー・依田にスポットを当てています。太陽が妥協を許さない魅力的なクリエイターならば、依田は変更も妥協も必要とあらば受け入れる、現実的な有能な社会人といった感じでしょうか。こう表現すると冷たく感じますがそうではありません。クリエイターとしての自尊心を捨てず、劣悪な環境でもできる範囲で仕事をこなしていく姿は立派だと思います。僕がまだ学生でしたら、某の言うように、ただの妥協する人としか見えなかったかもしれませんね。大人という言葉が似合う人物です。最後の再会のシーンがかっこいい。

ついに発売日間近まで来ましたが、まだ何か事件が起きそうな気配です。新作・デスパレートが周囲に、当人たちにどのような影響を与えていくのか楽しみですね。




[ 2014/09/22 21:40 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2014年04月08日(火)

大東京トイボックス 6 

大東京トイボックス(6) (バーズコミックス)大東京トイボックス(6) (バーズコミックス)
著者:うめ
出版社:幻冬舎
出版日:2010/08/24

評価〔B+〕 役者がそろい、何が起きるのか
キーワード:ゲーム業界、社会人、新入社員

「…貴様の仕事、これからが本番だ」(本文より抜粋)


「デスパレート・ハイスクール」の大幅な仕様変更を決め、再び動き出したG3でしたが、はたしてソリダス倫理審査を通過させ、コンベンションでの発表で成功を収めることができるのでしょうか?といった内容です。

品子はドイツに渡り卜部・ジークフリート・アデナウアーの過去を調べ、彼の真意を探ります。徐々に見えてきた卜部の行動原理と目的に、周囲の人間はどのような反応を見せ、行動するのかが今後の鍵となりそうです。

6巻は元気を取り戻した太陽の言葉が熱いです。劇中、ある人物が評しているように、彼の言葉はモノづくりの人にとっては甘美なのでしょう。予算や納期を物ともせず言い切るその姿は格好良いです。皆が皆こうでは組織がなりたちませんが、夢を作る夢を魅せる側の人として、こうした気概は忘れないで欲しいなあ。

また、花子の葛藤や苦悩にも焦点が当てられて、仕事の難しさを別の面から見せています。会社のトップは思い通りにできるところもありますが、その分責任もあって大変ですよね。デスパレのブースに登場した傷でサングラスのあの人には、なんか感動しました。ああいうの、良いよね。

最後に仙水が打った一手がどのように影響していくのか。また、一波乱ありそうです。



(後で推敲あり)


[ 2014/04/08 21:02 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)