2017年11月05日(日)

エンバンメイズ 2 



著者:田中一行
発売日: 2015/3/6

評価〔B+〕 裏社会って感じの対決でした。
キーワード:ダーツ、賭け事、心理戦、

「この二つの矢こそが己の命を守り、そして敵を死へと導く鍵となるのです!!」(本文より抜粋)


1巻終盤から続く徨の過去編は、現在悪魔と称される彼がいかにして作られたかが明らかになります。どれほど鍛錬すれば、どのくらい才能があればあのレベルに達するのかが分かります。実際あったら相当怖いよね、あの施設。

今回も、お互いに対戦相手を出し抜こうとする心理戦が見物です。ダーツプレイヤーたちがどのような作戦を使ってくるのか、徨のびびびびに注目しながら読んでみましたが、うまく騙されてしまいました。やはりダーツが上手いだけでは、勝つのは難しそうです。あの腕だけでも尋常ではないですけど・・・・・・実際のトップレベルのプレイヤーは180点連発できるのでしょうか?

ゲームは少々複雑なルールでしたけど、簡単なほうが小細工できなさそうなので、騙された時の衝撃が強いですね。複雑ですと何か勘違いしていそうな感覚が残ります。次の対決は簡単なルールだと分かり易くて良いですね。



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[ 2017/11/05 21:32 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2017年10月31日(火)

エンバンメイズ 1 



著者:田中一行
発売日: 2014/11/7

評価〔A-〕 競技が上手いだけじゃダメなんです。
キーワード:ダーツ、賭け事、心理戦、

「・・・・・・お前が噂の“悪魔くん”か。実在する人間だったとは驚いたよ」(本文より抜粋)


裏世界の賭けダーツで迷路の悪魔と呼ばれる烏丸徨が、凄腕ダーツプレイヤーたちと勝負する漫画です。

こうしたゲームでダーツが題材のものは珍しいと思いますが、珍しいのはそこではありません。どのプレイヤーも狙ったところに当たるのが当たり前の凄腕ばかりなので、本来問われるはずのダーツ技術は勝負に影響しません。心理戦がメインになるので、どのような結末になるのか分からないのところが良いです。最初の対決で彼が見せた迷路が強烈で良かったです。

ホラーっぽい表現を使うので、少しでも怖いのがダメな人にはおすすめできません。実は絵柄がそれほど好みではなかったのですが、それを差し引いても面白かったですね。ダーツのルールも細かく覚えてなくてよいのも楽です。テンポも良いし。

読み終わってからすぐ読み返しました。自分が思っていたよりも気に入っていたようです。



[ 2017/10/31 19:05 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2015年08月02日(日)

Fake (幻冬舎文庫) 



著者:五十嵐 貴久
発売日: 2007/07

評価〔B+〕 イカサマ勝負。
キーワード:コンゲーム、騙し合い、受験、ギャンブル、イカサマ、

だが俺には確信があった。それでも俺たちは勝てる。俺が考えているとおりに事が進めば、逆転の手はある。(Sting 2より抜粋)


コンゲームという言葉があります。意味は詐欺や騙し合いで、それらを主題とした映画や小説のことです。人が死なないミステリのような感じで、推理とは違った味があって結構好きです。

探偵の宮本は、受験合格を依頼され不正を計画します。紆余曲折を経て、人生をかけた大勝負へと発展していきます。主人公たちがイカサマをする側なので、トリックを見破るのではなく、見破られてしまわないかという緊張感があります。最後に明かされたあのイカサマの真実が良かったです。こういうのは映像化したら映えそう。

欠点は長かったことです。メインのイベントまで数百ページかかり、全体で五百ページを大幅に超えます。物語や人物にリアリティを求めるのは良いことですが、テンポが損なわれダレてしまったのは残念でした。また、結末はあれで良かったのでしょうか。彼らのその後が気になります。



[ 2015/08/02 21:11 ] 小説 | TB(0) | CM(0)