2016年12月05日(月)

恋愛しませんか? 1 



著者:タチバナ ロク
発売日: 2012/10/1

評価〔C+〕 まだ序盤なのでなんとも。
キーワード:恋愛、オタク、現代、

「一ヶ月の間だけ・・・私を信じてみてくれませんか?」(本文より抜粋)


過去に嫌な思い出のせいで異性が苦手な青年と、彼の後輩と、彼にある提案をするメイドさんの3人の恋愛ものです。分かりやすい三角関係のお話。

登場人物たちの趣味で、ギャルゲーやメイド喫茶、コスプレなどオタク系のものが多く出てきます。現代ではあまり目新しくありませんが、純粋な恋愛ものではまだ珍しいのかな? 絵柄も見やすく、二人の女の子も魅力的に描かれています。初単行本なのにうまいですよねぇ。

ただオタクであること以外は結構普通の恋愛なので、いまいち印象が弱い気がします。もっと個性的でも・・・・・・いや変人だとそれはそれでギャグになってしまうから難しいですよね。それと、彼のほうの魅力があまり描かれていないので、どうもしっくりきません。次の巻では理由が明らかになるのでしょうか。大きなイベントが発生しそうなので、彼らの関係も変化しそうです。



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[ 2016/12/05 21:40 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2016年12月05日(月)

極黒のブリュンヒルデ 18 



著者:岡本 倫
発売日: 2016/5/19

評価〔C+〕 かなり強引でしたけど完結です。
キーワード:SF、現代、魔法、宇宙人

「お選びください。人を残すか残さないか」(本文より抜粋)


はたして誰の筋書きどおりになるのか。最終巻です。

前の巻から引き続き駆け足ではありましたが、大まかなところではきちんと方が付きました。強引に終わらせた感じがしますが、予想していたよりも中途半端ではありませんでした。しかし、終盤はもう少しじっくり見せてほしかったです。細かい謎がいくつか未解明のままですし、個性豊かな登場人物たちをもっと見ていたかったのもあります。

最終巻にして意外な人物が活躍したのが良かったです。逆に重要そうなのに出番がほとんどなかった人もいて、先が読めませんでした。意外と言えば、所長の「世界を総べても・・・」の場面で見せた意外な一面に驚きました。

終盤はバタバタしてちょっと不満ですが、この漫画全体としての評価はA-くらいです。笑いとシリアスの配分が絶妙でした。著者独特の個性ですね。楽しませてもらいました。次の作品が楽しみです。



ネタばれ話↓
[ 2016/12/05 21:32 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2016年11月26日(土)

俺の棒銀と女王の穴熊 6 



著者:アライコウ
出版社:アライクリエイト事務所
出版日:2016/8/10

評価〔B〕 そろそろ終わりが見えてきた?
キーワード:将棋、高校、部活、

そう、棒銀こそが自分の将棋の原点ではなかったか。(本文より抜粋)


来是たちは進級し、彩分学園将棋部は増々活発になっていきます。

ほとんどゼロから将棋を始めた来是が、とうとうここまで強くなったかと感慨深いです。それにつれて戦法の紹介が減っていくのは寂しいですが、まぁ仕方がないのかもしれませんね。強い人の棋譜をあげて、一手一手解説するとライトノベルではなくなってしまいますし。

3人とも成長したところで、長らく停滞していた恋愛問題が再浮上します。まだしばらく決着はつかなそうだなと思っていたのですが、そろそろこの三角関係にも決着がつきそうな気配がしてきました。もう結果が見えている気もしますが・・・・・・読者も登場人物たちも納得のいく結末だと良いですね。

将棋よりも恋愛のほうが主になりつつあります。もう少し将棋が見たいので、少々残念かな。次の巻で最終巻となるのか、来是と紗津姫の勝負はいつどのように行われるのか注目です。



[ 2016/11/26 21:12 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)

2016年11月26日(土)

葬式は、要らない 



著者:島田 裕巳
発売日: 2010/1/28

評価〔B+〕 見栄と世間体と贅沢。
評価〔A-〕 見栄と世間体と贅沢。
キーワード:葬式、仏教、戒名、家族葬、直葬、

どうせ授かるなら平凡なものではなく院号のついた立派なものが欲しい。本人もそれを望むが、喪主となった遺族も世間に対する見栄から立派な戒名を望む。都会における院号のインフレ化の背景には、そうした都会人の欲望がからんでいる。(第6章より抜粋)


家族葬という言葉を数年前に初めて見ました。その時に、家族だけで行われる質素な葬式だと知ったのですが、あまり気にしていませんでした。しかし、それから目にしたり耳にしたりする機会が増え、今ではすっかり社会に定着しつつあります。この家族葬をはじめ、葬式のあり方がどんどん変化しているのを実感しています。高すぎる費用もよく話題にあがります。どうしてこんなにかかるのか、そもそも葬式と戒名とはどのようなものなのか。根本的なところから、日本の葬式のあり方について述べています。

あまり知られていない葬式仏教の成り立ちや戒名の意味、戦後の家族のあり方と葬式の変化が分かりやすく書かれています。最新の葬式にも触れていて、樹木葬なるものは初めて知りましたし、宇宙葬が普通の葬式よりずっと安いのには驚きました。また、戒名は見栄や名誉が強く関係していると指摘している点は、同意します。そうした例を見たことがありますので。現代社会が葬式無用論に近づいているという見解が印象に残りました。

過激な題名ですが、批判や否定だけしているわけではありません。「法的には葬式をあげなくても良い」「本来仏教には戒名という慣習はない」「家を単位とした葬式は現代と合っていない」と説明していますが、上層階級でしかなれなかった檀家になれる贅沢という葬式仏教の良い点もきちんと説明しています。寺の経済事情と戒名料の話も興味深かったです。

出版された当時に読もうと思っていて読まなかった本ですが、数年遅れたとはいえ読んで良かったです。楽しい話題ではありませんが、葬式について家族と話す機会をもうけるのが良さそうですね。本書のすぐ後に、反論するかのように 「葬式は必要!」という題名の新書が出ています。そちらも興味がありますので、近いうちに読むつもりです。



[ 2016/11/26 21:06 ] 社会・歴史 | TB(0) | CM(0)

2016年11月19日(土)

ギリギリアウト 4 



著者:ソウマトウ
発売日: 2016/8/26

評価〔B+〕 アウトが多すぎませんかね・・・・・・。
キーワード:尿意、トイレ、ギャグ、学園、恋愛、ラブコメ、

「私のようなおもらしの犠牲者は増やしたくない」(本文より抜粋)


表紙を見ると予想がつきますが、新しい登場人物が現れます。最初はハナとソラの二人だけのやり取りだけでしたが、徐々に人が増え、笑いや恋愛に幅が出てきて読者を飽きさせません。

今回はソラの出番は少なめです。代わりにクラスメイトたちにスポットが当たり、ハナの交友関係にも変化が出てきます。色々問題が起きて、それを乗り越え良い雰囲気になるのですが、そこはこの漫画、しっかり笑わせてくれます。本書では、ハナは諦めが良くなっている気がします。羞恥心がなくなってきている? どちらにしても問題だ・・・・・・。

終盤、ある人物が重大発言をします。次の巻で物語が大きく動くかもしれません。展開としては笑うところではないのですが、あの演出は、いや、あの人らしくて良かったと思います。



[ 2016/11/19 21:28 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2016年11月19日(土)

世論調査とは何だろうか 



著者:岩本 裕
発売日: 2015/5/21

評価〔B〕 調査するほうも苦労します。
キーワード:世論調査、統計、選挙、RDD調査、アンケート

世論調査は世論操作ではありません。そう思われかねないような質問は厳に避けるべきなのです。(本文より抜粋)


テレビや新聞でしばしば世論調査の結果が発表されているように感じます。質問は政党の支持率、仕事や結婚などの考え方など多岐にわたって行われ、国民の意見・意識を知ることができます。結果によっては政策を変えることもあります。大きな影響力を持つ世論調査はどのようにして始まったのか、なぜ少人数に尋ねるだけで全体の意思を知ることができるのかを、なるべく数式を排して説明しています。

調査の歴史を紐解くと、選挙や政治と密接に結びついていることが分かります。民主主義は民意に基づくものなので、当然と言えば当然かもしれません。また、調査方法は時代によって変遷していて、従来の固定電話に掛ける方法は回答率が落ちてきているのだそうです。主な理由は固定電話を持たない世帯の増加やプライバシーの意識の変化で、調査する人の苦労が分かる気がします。どの調査方法も長所短所があり興味深いです。

調査側の主張に騙されない世論調査の読み解き方も紹介しています。質問の仕方や選択肢の選び方、質問の順番によっても答えが変わる可能性があることを指摘しています。統計による誤差や有意差も解説があり、統計の嘘に丸めこまれないよう注意することが大切です。こうした調査の読解力を高めたい方には、「社会調査のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ (著、谷岡 一郎)」がおススメです。

著者は、世論調査は民主主義社会に与えられた武器だと説いています。世論操作のために利用される危険もありますが、自分に調査が来た時は、なるべく協力しようという気持ちになりました。




[ 2016/11/19 21:26 ] 社会・歴史 | TB(0) | CM(0)

2016年11月14日(月)

極黒のブリュンヒルデ 17 



著者:岡本 倫
発売日: 2016/5/19

評価〔B+〕 どんどん明かされていく事実。
キーワード:SF、現代、魔法、宇宙人

「既にリザーブを用意してある」(本文より抜粋)


16巻に引き続き、良太や魔女たちが知らなかった事実が次々と発覚し、物語がどんどん進行します。

ヴィンガルフの深部で起きた一連の事件で、最後まで秘密にしておきそうな謎まで解明されます。急展開が続くので、慌ただしさを感じました。あの神祇官の正体はなんとなく予想がついていましたが、あの人がついでのように口にした、マキナに関する重要事項のほうが驚きました。また、核心に迫る場面が多いためか、ギャグが少なかったのが残念といえば残念でした。

某と良太の会話で出てきた『神の存在について』は興味深いです。結論はともかく、かなり説得力があり納得してしまいました。あのまま宗教についての見解も語ってほしかったです。

ついに次で最後です。終盤のあの復活は、最終巻できちんと説明されるのでしょうか・・・・・・気になる。全部すっきり解決とはいかなさそうですが、できるだけ納得のいく形で完結してほしいです。




[ 2016/11/14 22:55 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)