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2019年12月07日(土)

コンシェルジュ インペリアル 3 (再読) 



著者:藤栄道彦、いしぜきひでゆき
発売日: 2016/3/19

評価〔B+〕 社長かっこいいな。
キーワード:介護、介護士、福祉、ケア・マネージャー、

「ケア・マネージャーってよく聞くけど、何をする人なの?」(本文より抜粋)


老後は人によって様々ですが、本シリーズに出てくる人物だけ見てもそれぞれ悩みを抱えているのだなと改めて思います。どの人の人生も現実味があって良いです。また、インペリアル以外の介護事業も出てきて興味深いです。

少し前から出ていた幸福度を測定する計画が進展します。劇中の描写を見ていると未来を感じました。もしかしたら近い将来、現実の世界でも導入されるかもしれません。

また、優菜たち介護士だけでなくケア・マネージャーにも新たに触れています。名称だけは知っていたこの職業、その職務を知るとこちらも大変な仕事だと思います。外から見るだけでは分からない面を描いてくれるのはためになって良いですね。

プラチナムの登場人物たちもゲストとして出てきます。こうした著者の他の作品の人物を登場させるのは、スター・システムっていうんでしたっけ? コンシェルジュシリーズのファン向けのサービスなんでしょうか。小技も効いています。



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[ 2019/12/07 20:46 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2019年12月07日(土)

サラリーマンの悩みのほとんどにはすでに学問的な「答え」が出ている 



著者:西内 啓
発売日: 2012/3/23

評価〔B+〕 簡単にできることから試してみたいです。
キーワード:悩み、サラリーマン、学問、

そろそろこの何度も繰り返した議論に終止符を打っても良いとは思いませんか?(はじめにより抜粋)


給料が上がらない、出世するには何が必要か、上司や部下と良い人間関係を築くには、とサラリーマンのよくある悩みについて、一個人ではなく学問の専門知識によって解決策を提示してく一風変わった実用書です。ビジネス書と言えなくもないです。

数々の問題に具体的な対策が用意されていますが、学問的な見地からはこうしたほうが良くなるという一案に過ぎないと感じました。これらが唯一無二の真実ではないと思うので、哲学や数学のような真実を求めている方々はがっかりしてしまうかもしれません。分野によっては既知のものがあったので、物足りなかった章もありました。

興味を引いたのは2章の行動経済学を駆使したお金の貯め方です。人の金銭に対する感覚は穴だらけと説き、お金の貯め方と使い方を細かく書かれています。一番効率が良いのは自分の能力を高めることに使うのが経済学っぽくなくて面白いです。

3章の出世する方法では天職を見つけるためにVIAテストという才能を見つけるためのテストが紹介されています。以前読んだ「さあ、才能に目覚めよう」のストレングスファインダーと同じ考え方なのですぐ理解できました。性格診断や性格分類は好きなのでさっそく試してみましたところ、一番の才能は忍耐力と出ました。詳細はつづきに書いておきます。

また、6章の家庭がうまくいく方法のポジティブサイコロジーの知見は、サラリーマンでなくても有益なので読んでほしい内容です。口論になりそうになったら話す順番を決めるのは良い意見だと思います。怒った時に実践できれば良いのですがなかなか難しそうです。

最後のほうに幸福感を得られる3つの考え方に触れています。どの悩みも最終的には本人がどう感じるのかに尽きるのかもしれません。



VIAテストの詳細はつづきにて↓
[ 2019/12/07 20:44 ] 実用 | TB(0) | CM(0)

2019年11月29日(金)

コンシェルジュ インペリアル 2 (再読) 



著者:藤栄道彦、いしぜきひでゆき
発売日: 2015/10/20

評価〔B+〕 本当に大変そう。
キーワード:介護、介護士、福祉

「もしも『幸福』を数字として表すことができるなら・・・」(本文より抜粋)


優菜たちが粉骨砕身する介護現場がメインなのですが、ボスを通して経営や業界全体のことも描写されていて興味深いです。どちらか一方だけ描写すると経営者と部下たちの対立になってしまいそうなので、そうならずに協力してなんとかしようとしているのは良いですね。

この物語の目玉である介護ロボットのニックが何でも解決してくれる訳ではありません。新しい介護の形を見せてくれますが、問題解決するのは主に優菜たちです。お仕事漫画よりも優菜の成長物語の面のほうが強いのかもしれません。

暗くなりがちな介護の物語をバランスを上手く保って魅せる漫画にしてあるのはさすがです。個人的に眼鏡の介護士・杉村さんが主役の話が印象深かったです。次も楽しみ。



[ 2019/11/29 21:22 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2019年11月29日(金)

コンシェルジュ インペリアル 1 (再読) 



著者:藤栄道彦、いしぜきひでゆき
発売日: 2015/4/20

評価〔B+〕 重くなり過ぎない雰囲気が良いです。
キーワード:介護、介護士、福祉

「あなたのために、私に何かできることはありませんか?」(第1話より抜粋)


コンシェルジュが活躍するシリーズの第3弾、テーマは介護です。

高齢化社会によって身近になった介護施設や認知症ですが、介護士の人たちがどのような苦労をしているのか正確なところは分かりませんでした。まだまだ新人の最上優菜の視点から、介護の実情を描くヒューマンドラマです。一昔前ならこのテーマだけでも新鮮ですが、今となってはそれほどではありません。しかし、優菜の職場に現れた新しい協力者が斬新かつ現代風で、期待でワクワクしてきます。暗い面ばかりでは滅入ってしまうのでありがたいです。

顧客の要望や我が侭に対して主人公たちがどう対応し解決するのかはコンシェルジュシリーズを通して同じなのですが、前の2シリーズと違って経験も特殊能力もない優菜が一生懸命に取り組むのは新鮮ですし応援したくなります。いかにもありそうな問題が発生するのが現実味があり考えさせられます。

登場人物は女性ばかりですが、実際の介護現場はどうなんでしょうか。人を抱えたりするから力のある男性のほうが良いと思うのですがそうでもないのかな。劇中でも描かれた女性介護士に対するセクハラも離職の理由の一つとなっていそう。そういう面も読者に見せたかったのもあるかもしれません。

全シリーズとして繋がっている点もありますが、インペリアルからでも十分楽しめますし面白いです。全7巻なのでじっくり読んでいきたいです。



[ 2019/11/29 21:21 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2019年11月23日(土)

コーチングのプロが教える 「ほめる」技術 



著者:鈴木義幸
発売日: 2009/10/8

評価〔A-〕 相手の望みを見抜くのが難しい。
キーワード:ほめる、アクノリッジメント、管理職、コミュニケーション、家族、

相手をよく見て、相手が日々どんなことを思っているのかを洞察して、どんな言葉を投げかけられたいのかを熟慮して、初めて「ほめ言葉」は発せられるべきものです。(第二章より抜粋)


会話する相手にエネルギーを与えることをアクノレッジメントと呼ぶそうです。アクノレッジメントの中の一つである褒めることを中心に他者との意思疎通の技術とそのメリットを紹介しています。

部下に怒るのは簡単ですが、ほめるのは彼らをきちんと観察していないと難しいものです。単に褒めても喜んでくれないこともありますし、見当違いのことを褒めても効果は少ないこともあります。著者は褒めることも技術だと主張し、上記の引用のようによく考えて練習あるのみと説いていて、やはり近道はないのだなと納得しました。まったく褒め方が分からないという方は、人を4つのタイプに分類してそれぞれ効果的な褒め方と具体例が書かれていますので、参考にしてみたらどうでしょうか。

ほめること以外にもアクノレッジメントの手法がいくつか解説されていて参考になります。相槌の打ち方から信頼して見守ることまで、他人のやる気を引き出す方法はいくつもあると考えさせられました。別れ際の一言が印象に残るのはよく分かります。また、初対面の相手を調べて欲しいものを贈り物をするのは、評判が良いそうです。調べてと言う点がポイントですね。部下に対してでなくでも色々と使えそうです。

相手に少しずつでも頻繁に存在を認めるようなことをすることが重要だと知りました。会話は得意ではないので少しでもアクノレッジメントが上手くなるようになりたいです。



[ 2019/11/23 20:21 ] 実用 | TB(0) | CM(0)

2019年11月17日(日)

ストーカーズ 2 



著者:ハナツカシオリ
発売日: 2019/9/26

評価〔B〕 12話の人の観察力は凄いです。
キーワード:ストーカー、恋愛、連作短編風、

今日は先生いきつけの喫茶店でこのお手紙を書いています。(第16話より抜粋)


主人公たちがストーカーという驚きのラブコメ・オムニバス漫画です。

恋愛を執着に焦点を当てて色々な角度から見せていて面白いです。共感できる恋愛感情と違法な行為のあやういところを軽く描くのが上手いです。明るい絵柄も怖くならずにすんでいる要因の一つなのでしょう。また、よーく見ると相手側の人生に影響を与えているケースがほとんどありません。著者の拘りなのかもしれません。

一度登場した主人公の続編もあります。続くのは好きなのでどんどん追ってほしいです。基本的には見られているほうが気づかずに終わりますが、ときには例外があるのが良いです。追う側の技術と追われる側の対策のどちらが上回るのか。ハラハラしますね。最後はどのような形で終わるのかも注目です。



[ 2019/11/17 21:50 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2019年11月17日(日)

閻魔堂沙羅の推理奇譚 落ちる天使の謎 



著者:木元 哉多
発売日: 2019/4/19

評価〔B〕 第2話は分かりやすかったかな。
キーワード:ミステリ、死後、連作短編集、

のどの渇きを感じた。しかしここには水も食料もない。(第3話より抜粋)


時々いつもの流れとは異なる事件の被害者が登場しますけど、この5冊目にも捻ったタイプが含まれています。

特に賛否両論ありそうなのが第3話のある社長の休暇中のエピソードです。犯行可能な人物が多過ぎて推理が難しいのは毎度のことですが、あの真相を正確に言い当てられた人はどのくらいいるのでしょうか。沙羅の言うとおりヒントは出ているし伏線もありまいした。予想を裏切る展開なのは良いのですが、でも、うーん、私はやや腑に落ちないかな。

テンポよく刊行されているので長く続いて欲しいシリーズです。



[ 2019/11/17 21:48 ] 小説 | TB(0) | CM(0)