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2018年08月11日(土)

うわばみ彼女 4 



著者:後藤羽矢子
発売日: 2017/6/29

評価〔B〕 酒のつまみ漫画。
キーワード:アルコール、恋愛、同棲、

「な・・・何故、この店でそんな選択が・・・」(本文より抜粋)


今までは日本酒が多い印象でしたけど、本書では違う種類のアルコールも話題になります。また、場所を変えてみたりアルコールにひと手間加えてみたりと、趣向を変えているのが良いです。とはいえ、二人らしく楽しく呑んだり食べたりするのは変わりませんので、期待は裏切りません。

アルコールが好きな割に知識を披露することが少なく、どちらかというとつまみのほうが多いです。もしかしたら、お酒が呑めない読者への配慮かもしれません。いや、呑めない人は読まないかな? 料理についてはあとがきにも『男性読者が真似できそうなもの』と書かれていますので、後で作ってみるのも面白そうです。ざつまみですよ、ざつまみ。



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[ 2018/08/11 23:53 ] 4コマ漫画 | TB(0) | CM(0)

2018年08月11日(土)

シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感 



著者:中野 信子
発売日: 2018/1/18

評価〔B+〕 協調性の欠点のお話。
キーワード:シャーデンフロイデ、オキシトシン、向社会性、集団、正義感、

攻撃に伴うメリットをなんとしても捻出する必要がありました。それが、社会的排除を執行する際に脳で生み出される「快楽」です。(第2章より抜粋)


題名の単語はドイツ語で、他人の失敗を喜ぶ感情という意味だそうです。誰もが持っている心の動きだけれども、恥ずかしさも覚えます。なぜこのような感情を抱くのかを、脳内物質や心理実験によって分析しています。

この心の働きにはオキシトシンなる物質が関係しているようです。幸せホルモンとも呼ばれるこの物質の働きが、人にどのような影響を与えるのか、欠点はあるのか、そしてシャーデンフロイデとはどのように繋がっていくのかを分かりやすく説明しています。また、動物実験によるとこれの分泌量が多いと、他の個体を認識できる能力が高まるとあったのが興味深いです。私は人の顔を覚えるのが大変苦手なので、分泌量がが少ないのかもしれませんね。

多くの実験や研究が挙げられていてためになります。稲作と稲作以外の地域の集団意識の違いは視点が面白いです。また、本筋から少しそれますが、数種類のジャムを選ぶ実験やある歴史の先生が試みたサード・ウェーブ実験なども良かったです。

本書では危険性と対策の難しさが指摘されていますが、協調性と寛容さのバランスが大切なのではと考えています。昨今のネットでは当事者でもないのに激しく批判する出来事をときどき目にしますので、もう少し寛容になれば息苦しさも緩和されるのではないでしょうか。承認欲求と上手く付き合っていかねば。




[ 2018/08/11 23:52 ] 心理・哲学 | TB(0) | CM(0)

2018年08月04日(土)

バビロン 1 ―女― 



著者:野崎まど
発売日: 2015/10/20

評価〔B-〕 検察の職業ものとしても読めます。
キーワード:検察、サスペンス、

「正崎さんっ、なんなんですかその紙・・・・・・ッ!」(P36より抜粋)


検察官の正崎善はある事件の証拠物件の中から、異様な品を発見します。捜査を続けていくうちに、予期しない事態へと発展していく検察ものです。続きもの。現在3冊目まで出ていて、まだ終わらない模様。

個人的に著者はSF作家のイメージが強いので、こうした専門職の人にスポットを当てた物語を書くとは意外でしたけど、検察組織の様子や捜査の現実が細かく書かれていてそれだけでも興味深いです。一見よくある推理小説のようですが、次第にその雰囲気は変化し終盤では違う印象で終わります。

普通でない何かを書くのが上手いのですが、これまでのSF作品以上に現実味を重視しています。そのせいか、より不可解さや不気味さが増しているのではないでしょうか。

まだというか、ようやく事件が始まったばかりなので評価しづらいですが、今のところテンポ良くも意外性もあり面白いです。ただ、これだけ大きな話なので、それに見合った結末でないとがっかりしそう。他の作品と同じように驚きとともに終わるといいなあ。



[ 2018/08/04 22:37 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

2018年08月04日(土)

死人の声をきくがよい 11 



著者:ひよどり祥子
発売日: 2018/7/20

評価〔B-〕 少しだけ進展したかな?
キーワード:ホラー、霊感、オカルト、

「もしかして思い出してらっしゃいました? 10年前の・・・・・・」(本文より抜粋)


新刊見るたびに副題って意味あるのかなと思っていましたけど、今回は分かるような気がします。

ホラーシーンの激しさは健在ですが、同時に登場人物たちの恋愛も語られていてます。なんだか不釣り合いな感じもしますが、この漫画だとすんなり受け入れられるので不思議です。この手のエピソードが出ると終わりは近いのかなとも思います。

終盤では思わぬ人物の登場で、次の巻ではさらに波乱を呼ぶ展開が起きそうです。二人によって良い方向に進むのか否か。



[ 2018/08/04 22:36 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

2018年08月04日(土)

2018年7月の読書メモ 

ギリギリアウト 5〔B〕
ギリギリアウト 6 〔完〕〔B+〕
恥知らずのパープルヘイズ -ジョジョの奇妙な冒険より-〔B+〕
うわばみ彼女 3〔B〕
ヒトの本性 なぜ殺し、なぜ助け合うのか〔A-〕

生徒会役員共 16〔B〕
満願 (新潮文庫)〔A-〕


以上、7冊でした。先月書いたように漫画が多めの一ヶ月となりました。もう少し新書を読んでみようかなと思っていたのですが、読みたい本が特に見当たらなかったので1冊のみとなってしまったのが残念です。しかし、全体的には満足のいく読書でした。

生徒会役員共は発売しているのを知らなくて、今月になってようやく気がつきました。うっかりしていました。見逃さないよう気をつけよう。



[ 2018/08/04 22:34 ] 月別まとめ | TB(0) | CM(0)

2018年07月29日(日)

満願 (新潮文庫) 



著者:米澤 穂信
発売日: 2017/7/28

評価〔A-〕 推理の感心とホラーの恐怖を。
キーワード:暗黒ミステリ、短編集、ホラー、文庫化

『全宇宙の生命を脅かすモノ―― 災いの渦』(本文より抜粋)


温泉宿、交番、遠い異国の村と、実に多種多様な舞台と職業の人たちを描いた不穏な雰囲気が漂うミステリ短編集です。このミステリーがすごい2015年1位、週刊文春ミステリ2014年1位、ミステリが読みたい2015年1位、そして第27回山本周五郎賞受賞。

スパッと明るく解決ではなく、最後に明かされる恐ろしい事実で幕を引く短編ばかりなのが特徴です。暗黒小説と言うのでしょうか、それともサスペンスホラーのほうが近いかもしれません。ただ悪意や恐怖のみではなく、推理小説作家らしくまず謎があり終盤に真実が明かされる構造となっています。どの短編もさりげなく伏線がはられていて巧みです。「万灯」はやや長く感じましたけど、見事な終わり方だと思います。

また、美しい女性とその娘たちが主役の「柘榴」は非常に印象に残る短編でした。一人称で淡々と進むので一見本書には不釣り合いに思えますが、ある人物の真意が分かると全てが違って見えてきて驚きました。実写ドラマ化が見たい気もしますが、実際の映像にすると陳腐なものになりそうなので、読み手の想像に任せるのが良さそうです。それぞれが最適な人物像を想像できるのは、小説の利点ですね。

語り手から見て、知るすべのない他の登場人物たちの心情をあれこれ推理するのが興味深い短編集でした。殺人事件を扱うよくある推理小説でもなく、日常の謎でもないものを探している人は試しに読んでみてはいかがでしょうか。ちなみに同著者の「儚い羊たちの祝宴」と同じタイプなので、「儚い羊」が気に入っている人はきっと楽しめるでしょう。




[ 2018/07/29 23:10 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

2018年07月29日(日)

生徒会役員共 16 



著者:氏家 ト全
発売日: 2018/3/16

評価〔B〕 森さんはこの漫画の人じゃないみたいだ。
キーワード:4コマ漫画、学校、ギャグ、下ネタ

「スタート地点そこでいいの?」(本文より抜粋)


柔道部と英稜生徒会の出番が多めです。

内容はもはや語ることの必要がないくらい同じです。そしてこれも同じですが、タカトシたちのつっこみが少しだけ違うので新鮮さはありませんが笑えます。変化があったのは絵柄で目がやや大きく描かれている・・・・・・ような気がします。今までの絵が気に入っているので、極端に大きくならないでほしいです。

参考までに、DVD付き限定版の表紙は横島先生です。出島さん並みに表紙に適さない人だと思います。



[ 2018/07/29 23:08 ] 4コマ漫画 | TB(0) | CM(0)